「つなぎ売り(クロス取引)や1日保有はイオンの株主優待でやる場合は注意が必要って聞いたけど、なぜなの?」

株主優待は、権利確定日の日に株主になっていれば1日だけ保有でも優待がもらえるので、この仕組みを使ってうまくタイミングを合わせて「権利付最終日に買って翌日に売ってしまう」という1日だけの保有で株主優待をもらうことができます。

これによって少ない資金を効率的に活用してたくさんの優待をもらったり、値下がりのリスクを抑えることができます。

さらに、値下がりリスクを抑えて株主優待をもらうために有効な「つなぎ売り(クロス取引)」があります。

つなぎ売りとは、株主優待の「権利確定日に株主なら優待がもらえる」という仕組みを使って、権利付最終日に現物買いと信用売りで買い、株価が下がっても損をしないで済む方法です。(ただし、逆に株価が上がっても儲けは出ず、売買のコストも通常よりかかります)

このつなぎ売りや1日保有を使ってたくさんの優待をもらっている人は多いですが、イオンの株でつなぎ売りや1日保有で株主優待のオーナーズカードをもらう場合は注意が必要です。

 

つなぎ売りや1日保有だと継続ができず、また2ヶ月待ち

まず、オーナーズカードをもらうまでの流れのページで解説しましたが、オーナーズカードをもらうには、権利確定日を迎えてから約2ヶ月かかります。

最初は2ヶ月待ちですが、一度オーナーズカードが届いてしまえば同じカードをそのまま継続して使い続けられるので、オーナーズカードは届くのを待つのは最初の1回だけでいいんです。

しかし、ツナギ売りや1日保有だと、株主番号が変わってしまうので、この継続保有ができず、期限が来たらオーナーズカードは使えなくなり、また新しいカードが届くまで2ヶ月待ちとなってしまいます。

継続保有か新しい株主かは、住所や電話番号などではなく株主番号で管理されているので、一度株を全部売ってしまうと継続保有扱いにならないんですね。

つまり、一度全株売ってしまうとまた2ヶ月以上待たないといけなくなってしまいます。

そのため、オーナーズカードを使い続ける限りはイオン株は最低100株は保有し続けたほうがいいでしょう。

 

権利確定日以外は100株だけでも大丈夫

500株以上買ってオーナーズカードの還元率を上4%以上に上げている人は、500株以上をずっと保有し続ける必要はありません。

株主番号さえ変わらなければいいので、権利落ち日になったら100株だけ残して残りは売ってしまい、また次の権利付最終日に買い増して翌日の権利落ち日に100株だけ残して売る、ということも可能です。

そうすれば資金が長く拘束されないで済むし、値下がりのリスクも抑えられます。

長期保有株主制度も同様で、毎年2月末の権利確定日以外は100株の保有でも大丈夫です。

ただし、権利付最終日までに買い増すのを忘れると、キャッシュバック率が3%になってしまったり、長期保有株主制度がまたイチからやり直しになってしまうので注意してください。(イオンラウンジは保有株数関係なく使えるので使えます)

 

単元未満株を使った裏技もある

オーナーズカードは使い続け、かつ値下がりリスクを抑えるという裏技的な方法もあります。

株主番号が変わらないように、権利確定日以外は単元未満株で1株だけ持つというやり方です。

100株持ち続けると、株価が100円下がったら1万円の損失ですが、1株なら100円下がっても損失は100円で済みます。

単元未満株は手数料率は高いですが、そうは言ってもネット証券ならマネックス証券やSBI証券のように0.5%というところもあり、最低手数料もマネックス証券の最低手数料は48円(税抜)、SBI証券も最低手数料50円(税抜)。1株の取引で株価が9900円未満なら最低手数料で済みます。

単元未満株を使った裏技

  • 単元未満株で1株だけ買ってずーっと保有。
  • 優待の権利付最終日には100株以上買って、翌日に売ってしまう。

これで最低限のリスクでオーナーズカードを使い続けることができます。

ただ、これは単元未満株が買える証券会社でなければできません。(参考:ミニ株や単元未満株が買える証券会社

基本的にミニ株は証券会社の名義になるため、ミニ株ではなく単元未満株で行ってください。

また、「単元未満株でも本人名義になるか」を証券会社に確認してから行ってください。

この記事を書いている2018年7月の時点ではマネックス証券SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券は単元未満株でも本人名義になるのを公式ホームページの記載で確認しておりますが、他の証券会社で行う場合はご自身で確認してください。

 

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