米国株が買える証券会社の比較

米国株(アメリカ株)が買える証券会社とネットで取引できる証券会社

Appleやamazonなどのアメリカの上場企業の株を買うことができて人気の米国株取引

このページでは米国株(アメリカ株)が買える証券会社と、ネットで米国株が取引できる証券会社をまとめ、手数料や取扱銘柄数など重要なポイントを比較してみました。

米国株(アメリカ株)が買える証券会社

米国株が買える証券会社は、主要ネット証券は5社(マネックス証券・SBI証券・楽天証券・松井証券・auカブコム証券)とも買えて、大手・準大手証券会社は全社取扱はしているけど、大手でネットで買えるのは3社だけ(SMBC日興証券・野村證券・三菱UFJモルガンスタンレー証券)です。

手数料に関してはネット証券が大手の半額以下です。

また、米国株の取引時間は日本では深夜になるので、注文の出し方が重要になりますが、今のところ米国株でOCO注文に対応した証券会社はマネックス証券とSBI証券の2社だけ、またトレールストップ注文もマネックス証券とauカブコム証券でしか使えません。(2022年10月時点)

■米国株が買えるネット証券

■米国株が買える証券会社(大手・準大手)

※いずれも取扱していますが、ネット取引可能なのはSMBC日興証券と野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみで、SMBC日興証券以外は手数料は高めです。

大手証券会社の5社(野村證券・大和証券・みずほ証券・SMBC日興証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)と、準大手の2社(岡三証券・東海東京証券)も米国株取引を取扱っています。

ただ、大手や準大手は、以下のように各社制限が多いです。

大手・準大手の証券会社の7社のうち、ネットで米国株取引ができるのは野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみで、取扱銘柄はいずれも800銘柄未満と少ないです。

窓口やコールセンター取引は手数料も高いため、ネットで取引ができる証券会社がおすすめです。

米国株の取引手数料の比較表

ネットで取引ができる証券会社の手数料の比較ができるように各証券会社の手数料を以下に記載します。

ネット取引ができない証券会社の手数料は計算が複雑なため各社のホームページを参照してください。(だいたい約定金額に応じて1.1%〜11%+現地委託手数料が多いです)

手数料の比較(税込)

ネット証券・
証券会社名
手数料(税込) 最低手数料
手数料上限
米ドル為替
スプレッド
外貨
決済
マネックス証券 約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:0※3
売り:25銭
SBI証券 約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:25銭
売り:25銭
楽天証券 約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:25銭
売り:25銭
auカブコム証券 約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:20銭
売り:20銭
×
松井証券 約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:25銭
売り:25銭
×
PayPay証券 約定代金の
0.5〜0.7%※2
- 買い:35銭
売り:35銭
×
SMBC日興証券
ダイレクトコース
約定代金の
0.495%
最低0ドル
上限22米ドル
買い:50銭
売り:50銭
SMBC日興証券
総合コース(店舗)※1
1.265%〜
(約定金額による段階制)
+現地委託手数料
- 買い:50銭
売り:50銭
野村證券※1
オンライン支店
2389円〜
(約定金額による段階制)
+現地委託手数料
最低2389円
上限251429円
買い:50銭
売り:50銭
野村證券※1
店舗
11%〜
(約定金額による段階制)
+現地委託手数料
- 買い:50銭
売り:50銭
三菱UFJ
MS証券※1
1.1%〜
(約定金額による段階制)
+現地委託手数料
- 買い:50銭
売り:50銭

※1は金額によって異なるため詳細は公式サイト参照
※2は現地時間で9:30〜16:00は0.5%、それ以外の時間は0.7%
※3は定期的な見直しありですが、2019年9月からずっと継続しています。次回の見直しは2023年12月の予定です
米ドルのレートはYahoo!ファイナンスの米ドルのレート等を参照してください。

2022年11月15日時点での手数料です。変更の可能性もあるため、現在の実際の手数料は各ネット証券の公式サイトのページを参考にして下さい。

見逃しがちなコストに注意

上記の表の外貨決済に対応していない証券会社の場合、買った銘柄を売るとその金額は日本円になるので為替スプレッドのコストが発生します。(外貨決済対応の場合は、売却代金が米ドルなので日本円に戻さなければ為替コストは発生しません)

一度売ってまた買いなおしたり別の銘柄に買い替えるとき、そのたびに日本円と米ドルの為替スプレッドの往復コストが発生します。

NISAやジュニアNISAで米国株は買える?

一般NISAはマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社と、大手の大和証券が対応しています。(ただし大和証券はネット取引不可)

ジュニアNISAはSBI証券と大和証券のみが対応しています。

←表は左右に動かせます← NISA ネット取引
マネックス証券
SBI証券
楽天証券
松井証券 ×
auカブコム証券 ×
大和証券 ×

※2022年11月15日時点の対応表です。

参考:NISA口座で外国株が買える証券会社

米国株取引の注文方法の比較表

←表は左右に動かせます← 指値
成行
逆指値 IFD OCO 連続注文 トレール
ストップ
マネックス証券
SBI証券 × ×
楽天証券 × × × ×
松井証券 × × × ×
auカブコム証券 × ×

※2022年11月15日時点の対応表です。
※マネックス証券のIFDは連続注文を使ってIFDと同じことが可能

各注文方法の説明は以下のページを参考にしてください。

米国株の取引時間は日本では深夜~早朝になります。23:30~翌6:00(サマータイム時は22:30~翌5:00)

そのため、画面の前で値動きを見て注文というのが難しく、利益確定や損切をうまくするには逆指値などの条件付き注文をうまく使った注文の出し方が重要になりますので、対応表を作りました。

取扱銘柄数の比較

※取扱銘柄数は2023年10月5日時点、当サイト調べ。

大手証券は800銘柄以下とネット証券と比べると少なかったです。

銘柄数は1000銘柄もあれば有名な銘柄はほぼ網羅しています。よほどマイナーな銘柄でなければあまり気にする必要はありません。

米国株取引のおすすめはマネックス証券

米国株取引ではマネックス証券がおすすめです。

その理由は、米国株取引は時差の関係で取引時間が日本では深夜になるのでOCO注文トレールストップ注文が使えるのは大きいですね。

また深夜でもサポートの電話がつながる、さらに手数料無料期間があったり、米国株の厳選銘柄レポートが無料で見れるなどとても便利です。

手数料は5社とも変わらないのですが、マネックス証券は為替(日本円→米ドル)の買いスプレッドが無料なので、その分コスト面でも有利です。

米国株個別銘柄の取扱銘柄数も多く、注文可能な時間が長い、注文の有効期間も90日と長い、夜間サポートもあるなど、米国株を取扱いしているネット証券の中でもかなり条件が良いマネックス証券はおすすめです。(参考:マネックス証券の米国株が人気の理由

これから米国株取引を始める場合は、他のネット証券を使っている人でも米国株の取引はマネックス証券で始めるとよいかもしれませんね。

詳しくは米国株取引はマネックス証券が人気の理由を見てください。

■米国株取引の関連ページ