株の買い方・新NISAで始める初心者向け・株はどこでどうやって買う?

株の買い方

新NISAで投資を始める初心者向けに株の買い方と売り方を初心者にわかりやすく。「株ってどこでどうやって買うの?」「いくらから買えるの?」という初心者の質問に回答します。

株を買ったり売ったりするのは、スマホやパソコンからでも簡単にできます。新NISAで株を買いたいという人も増えていますね。

株の取引は慣れてしまえば簡単なのですが、初心者のうちは買い方がわからなかったり、「指値」「成行」などの注文方法の意味もまだよくわからないかと思います。

最初は難しく感じる人も多いので、ここでは初心者の方にコツをつかんでもらうために、株の買い方(購入方法)や売り方についてわかりやすく解説していきます。

株はどこで買えるの?どうやって買うの?

まず「株はどこで買えるのか?」ですが、株を買うのは「証券会社」というところで購入できます。基本的に証券会社以外では株を買うことはできません。

銀行でNISAの口座を作って株を買おうと思っても、銀行の投資用口座では株は買えません。証券会社の口座(証券総合口座)が必要です。

証券会社といっても、今はどこにも行かずにスマホやパソコンで初心者でも簡単に株を買うことができるので、難しそうと思わなくても大丈夫ですよ。

銀行口座を作るように簡単で、証券会社の口座を作ったらすぐ買えるし、口座を作るのも株を買うのもスマホやパソコンから簡単にできます(口座開設のやり方はこちら)。

口座を作ってしまえばあとは好きな会社の株を買うことができますよ。

どこで買えるか(証券会社で、スマホで簡単)がわかりましたね。

では次は「株はどうやって買うの?」について、わかりやすく3つのステップで解説していきます。

株の買い方の3ステップ

株を買うには次のステップで行います。

株の買い方の3ステップ
  1. 証券会社で口座を作る
  2. どの会社の株を買うかを決める
  3. 何株買うかなど注文を出す

株は証券会社で買うものなので、最初に証券会社やネット証券で口座を作ります。(銀行口座のようなイメージです)

1.口座開設(株を買うための口座を作る)

一番最初に行う口座開設はネット証券に口座を作る方法(図解)のページで手順を詳しく解説しているのでそちらを参照してください。

スマホやパソコンから簡単に口座開設ができます。

大手の証券会社などの店舗窓口で口座を作ることもできますが、わざわざ店舗に行かなければいけなかったり、窓口は株を買う時の手数料がかなり高いので、初心者のかたは口座開設の申込みも取引も簡単にできて、手数料も安いネット証券がおすすめです

ネット証券には、初心者でも使いやすくユーザーも多いマネックス証券、スマホ取引がやりやすい岡三オンライン、楽天会員は簡単に口座開設ができて楽天ポイントも貯まる楽天証券、大手のSBI証券 などいろいろあります。

いずれのネット証券も口座開設は無料でできるので、まずは口座開設を申込みましょう。

口座開設は申し込みしてから数日かかることもあるので、口座開設完了のお知らせが届いたら株を買う資金を入金しましょう。

2.銘柄選び(どの会社の株を買うかを決める)

次に、銘柄選びは「どの会社の株を買うか」です。

株主優待が魅力的な「優待銘柄」を買うのか、株価が上がりそうな「割安銘柄」を買うのか、「好きな会社の株」「知ってる会社の株」を買うのかなどその人ごとの投資スタンスや戦略で買う銘柄を選んでいきます。

この銘柄選びは株の楽しいところの一つですね。ここに関しては銘柄の選び方のページも参考にして下さい。

3.何株買うかなど買い注文を出す(発注する)

口座開設が済み、買いたい銘柄も決まったらいよいよ発注です。

買う銘柄と何株買うかを決めて注文を出します。株取引の実際の画面をマネックス証券の画面で見てみましょう。

マネックス証券の株の注文画面への行き方

ログイン後の画面の上の部分に買いたい株の名前や証券コードを入力します。

マネックス証券の発注画面の買い注文の入力部分はこんな感じです。

マネックス証券の発注の画面の買い注文の入力部分

買う銘柄を選んだら「株数(何株買うか)」「価格(1株いくらで買うか)」を入力するだけ。簡単ですよね。

最低限入力しなければいけないのは買いたい「株数」と「価格」だけ。

最低限入力しなければいけないのは買いたい「株数」と「価格」

他にも入力や選択項目がありますが、それは細かい条件をつけたい場合(逆指値執行条件などいろいろできます)には設定を変えればできますが、それは慣れてからで大丈夫です。

難しい条件をつけようと思わなければ、「どの画面に行けばいいか」がわかれば買い注文や売り注文を発注するのはすごく簡単にできます。

証券会社によって画面は違いますが、参考としてマネックス証券で実際に株を買う流れを解説した動画を載せておきます。

※まだ株の口座開設をしていない方は、まず口座開設をして実際の画面を見ながら見るとわかりやすいですよ。ネット証券の口座開設は無料で、口座を作ればツール等も無料で使えるのでいろいろ試してみましょう。

株の買い方(楽天証券やSBI証券での買い方)

このページではマネックス証券の画面で株の買い方を説明しましたが、すでに楽天証券やSBI証券の口座を持っている人のために、楽天証券とSBI証券での株の買い方の解説ページも作りました。

新NISAで株を買うには?

新NISAでの株の買い方

一般NISAや2024年から始まる新NISAで株を買うには、まず証券会社でNISAの口座を作りましょう。銀行や郵便局など証券会社以外のNISA口座では株は買えません(作ってしまった場合はNISAの口座変更もできます)。

NISAでの株の買い方はこのページの株の買い方の手順どおりです。NISAで買う場合は注文を出すときの口座区分で「一般・特定・NISA」の選択の中からNISAを選びましょう(NISA口座を開設していないとNISAの選択は出てきません)。

NISAで株を買うには証券会社の発注画面の口座区分でNISAを選ぶ

より詳しくはNISAでの株の買い方のページを参照してください。

また、つみたてNISAの口座では株を買うことができません。今証券会社でつみたてNISAの口座を持っている人は、2024年の新NISAからは「成長投資枠」で株を買うことができるようになります。

※銀行など証券会社以外でNISA口座を持っている人は、新NISAで株を買いたい場合は証券会社にNISA口座を移す必要があります。

株はいくらから買える?資金は最低いくら必要?

「株はいくらから買えるの?」「株を買うには資金はいくら必要なの?」という質問をたまにされます。

買いたい銘柄(どの株を買いたいか)よって必要な資金は違ってきますが、何百万円も資金がないと株を買えないわけではないので安心してください。

10万円の資金があれば買える銘柄は1000社以上あります。(参考:10万円以下で買える株の銘柄はどのくらいある?

中には1万円以下で買える株もありますし、100株単位ではなく1株ずつ買うこともできるので、数百円で1株買える会社もたくさんあります。

株を始める資金に関しては少なくても心配する必要はありません。

参考:株を買うにはいくら必要?

買いたい株が決まっている場合

買いたい株の銘柄が決まっているときは「株価×単元」で計算します。

株を買う時には、株の銘柄ごとに決まっている「単元(最低売買単位)」というものがあります。これは、「この株は何株単位で買うことができる」という単位で、基本的に100株単位になります。

単元が100株の場合は株価が500円なら

500円 × 100株 = 5万円

が最低限必要な投資金額になります。

そこで、買いたい銘柄を見つけたら、まずは株価がいくらかを調べて、株価×100円の投資金額を用意しましょう

高い場合は、1株ずつ買うことができる単元未満株もありますよ。

単元は会社の株は100株、ETFやREITなどは1株や10株です。単元の調べ方は証券会社のホームページやYahoo!ファイナンスなどで検索窓に会社名や証券コードを入れて個別の企業の情報のページへ行くと見ることができます。

ネット証券の画面はこんな感じです

ネット証券で口座を作り、ホームページ上でログインすると、それぞれの銘柄ごとの以下のような情報を見ることができます。

マネックス証券の銘柄詳細画面
※こちらはマネックス証券の画面です

各情報の見かたについては後で解説しますが、今の株価や前日比いくらなのか、始値・高値・安値・終値はもちろん、チャートや板(気配値)、その企業に関する指標やニュース、会社四季報の情報や決算情報、株主優待情報や証券会社のレポートなどを、各企業ごとに見ることができます。

全上場銘柄のこれらの情報が証券会社やネット証券の口座を持っているだけで無料で見ることができます

証券会社によって表示のレイアウトなどは違いますが、基本的な情報はどこの証券会社でも大体見ることができます。

大手の証券会社である野村證券や大和証券でも、ネット証券のマネックス証券やSBI証券や楽天証券などでも、基本的な情報は無料で見ることができますので、まずは自分に合いそうな証券会社を見つけ、その証券会社のホームページの見かたに慣れましょう。※大手の証券会社は売買の手数料が高いので初心者のうちは手数料の安いネット証券がおすすめです。

ここで知っておきたいのは、株を買うときのルールや手順です。

証券会社の口座開設後に「実際に株を買う方法」について解説していきます。まずはどうやって発注するか(買い注文を出すか)の「注文方法」から見ていきましょう。

注文方法(株の買い方のルール)を知っておこう

株の注文方法は、ゲームでいうとルールのようなものです。基本的なルール(注文の方法)を覚えたらあとは自分の投資センスが活かされてきますが、基本的なルールを知らないと戦略をたてることもできません。

基本的には「指値注文」「成行注文」という注文方法を使うのですが、逆指値という非常に便利な注文方法もあります。

それぞれの注文方法について詳しくは次のページ以降で解説していきますが、基本的にどこの証券会社でも使えるのは「指値」と「成行」の2つで、「逆指値」は使える証券会社と使えない証券会社があります。

ただ、逆指値という注文方法を知らないと、「そんなことができたならあそこで儲けることができたのに!」という後悔をすることになってしまいます。

さらに慣れてくるとツイン指値などの特殊注文が使えるネット証券もありますが、それは中級者以上の応用編として、まずは基本となる「指値」「成行」「逆指値」の注文方法の違いはしっかりとおさえておきましょう。

早く覚えるなら「習うより慣れろ」が一番

次のページからは注文方法の違いや、注文のしかたの具体的な部分を解説していきますが、これに関してはいくら解説を読むよりも実際にやってみるのが一番わかりやすいと思います。

スポーツなどもそうですが、入門書を読むなど知識だけインプットするより、実際にやりながら知識を入れることで覚えるのが早くなります。早く株の買い方を覚えたいのであれば、ここで売買のやりかたを見ながら、実際に安い株を買ってみると株の注文が経験・体験となります。

何ごともはじめの1回目を踏み出すことが大事、株の注文は慣れてしまえば当たり前で簡単ですからね。

1株数百円から買うことができる

株取引は単元未満株といって1株から株を買うこともできます。株価が高くないところなら数百円で1株買えます。

まだ実際の売買はしたくない場合は取引をしなくてもかまいません。ただ、証券会社の実際の株の取引画面を見ながら解説を見たり覚えたりしたほうがわかりやすいです。もしまだネット証券の口座を持っていなければ、まずはネット証券で口座を作ってみてください。

ただ、いきなり大金を突っ込んでしまうのではなく、最初は小さい金額で株を買ってみることをおすすめします。「儲かっても嬉しくないし損してもへこまない」くらいの金額で「まずは経験」という気持ちでやってみることをおすすめします。

ネット証券の画面を実際に見てみる株価やチャートを見てみたり、株主優待を検索してみたり、その企業に関する情報を見てみたりといったことは全て証券口座を持っていれば無料でできます。

口座開設はどこのネット証券も無料なので、まずはネット証券に口座を作る方法(図解)を参考にいろいろな証券会社の口座開設をして、自分にあった証券会社の口座を開設してみて下さい。

実際に株を買ったり売ったりといった株の売買をすることができるのは、証券会社の口座にお金を入金してからになりますので、「よくわからないうちに口座を作ったら間違って買ってしまった」なんてことはありませんので安心してください。

証券会社の口座に入金したお金の範囲内で株の売買ができるので、投資資金を入金するまでは買いの注文を出しても受け付けてもらえません。

次に、株の注文方法にはどのような注文方法があるのか見てみましょう

次のページ >> 今すぐ買う!指値注文

証券会社ごとの株の買い方の手順

オンライン取引で株を買うときの手順を証券会社ごとに紹介します。

株の買い方は、証券口座を作ることができたら「銘柄と株数を決めて発注」というのはどこの証券会社でも同じですが、証券会社ごとに画面が違います。

株取引の画面への行き方や、発注画面のデザインなども違います。

そこで、主要なネット証券や大手証券会社のオンライントレードで株を買う手順を画像つきで解説するページを作成しましたので参考にしてみてください。

■ネット証券

■大手証券会社のオンライントレード用コース