デイトレードには日中足

ローソク足の種類には、1日の間の株価の推移をチャートにした日中足チャートもあり、デイトレードではこの期間の短いローソク足を使用します。5分足チャート・10分足チャートなどいろいろあります。

デイトレードの基本は5分足チャート

日中足の基本は5分足というもので、5分間の間の始値・終値・高値・安値で1本のローソクを作ります。5分足では1日の中で株価がどう動いたかがわかるので、1日の株価の値動きで株を売買するデイトレードでは、この日中足のチャートを見て投資の判断をします。

ネット証券のサービスでは、リアルタイムで日中足チャートが作成されるサービスもあり、分単位、秒単位の値動きで株の売買を繰り返すデイトレードではこれらのリアルタイム株価チャートは絶対に欠かせません。

リアルタイムで更新されるチャートの動きを見ながら、株価がある値段を越えたら買い、どこまで値上がりしたら売り、予想が外れて値下がりした場合はどの値段で損切りの売り、ということをデイトレードでは株価の値動きを見て瞬時に判断していきます。デイトレードはチャートの見方に熟知し、素早い判断を求められますが、値動きだけで株を売買するので、経済指標の見方や企業分析などをしなくてもある程度は利益をあげることのできる方法になります。

日中足には5分足チャートのほかにも2分足・1分足など、ローソクを作る時間によって種類はいろいろあります。いろいろなチャートを見てみて自分の見やすいもので投資をするのが1番です。

1日の正確な動きを確認できる

デイトレ−ドをしなくても、日中足チャートは役に立ちます。日足チャートではわからない1日の正確な動きを見ることができます。日足チャートの場合、始値・終値・高値・安値はわかりますが、1日の中でどのような動きをしてその株価がついたのかまではわかりません。

長期投資の場合は1日の値動きはあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、株価が1日で大きく動いたときや、長いヒゲが出たときなどは、相場の転換となる可能性もあり、その日株価がどう動いたかは今後の株価の予想の参考になるので、日中足チャートも見ておいて損はありません。

次は、チャートを見てどんなことがわかるのか、どう投資の判断に活かせばよいのかを解説します。

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