日足・週足・月足チャート

ローソク足チャートには、期間によっていくつかの種類があり、投資戦略にあったチャートを見ることが大事です。1日の株価で1本のローソクを書く日足のほかに、週の株価で1本のローソクを書く週足、一ヶ月の株価で1本のローソクを書く月足などがあります。

基本は日足チャート

ローソク足チャートの基本は日足チャートで、1日の始値・終値・高値・安値で1本のローソクを作ります。通常チャートを見るときはこの日足を見ます。ローソク足の基本形なので、日足で値動きを読めるようになれば、月足や週足のチャートも読むことができるようになります。

この日足チャートは株価チャートでも一番良く見る基本のチャートですので覚えておいて下さい。

これを基本に、例えばもっと長期で見る場合(1年間のチャートなど)は、毎日の値動きだと細かすぎるため月足チャートや週足チャートで表示されたり、またデイトレードなど1日の中での動きをチャートで見たい場合はより細かく値動きが見れる日中足チャート(5分足・1分足など)もあります。順番に見ていきましょう。

月足チャートで大きな流れを見る

月足チャートでは株価の大きな流れを見ます。月の最初の日の始値・月の終わりの日の終値・月内の高値・安値で1本のローソクを作り、株価の長期的にみた大きな流れを見るのに使います。

長期投資をする際などは、年単位で過去の値動きをチェックすることがあります。その際に日足チャートでは細かすぎて逆に見にくくなってしまうので、月足チャートを使います。会社四季報に載っているチャートもこの月足チャートです。

通常は長期の株価チャートは10年くらい前のものまで見ることができますが、中には30年前からの株価チャートを見ることができるものもあります。

週足チャート

週足チャートは日足・月足の中間の中期的な流れを見るのに使います。月曜の始値・金曜の終値・週の高値・安値で1本のローソクを作ります。株価の長期的な流れを見たいけれど、月足では流れが大きすぎてもう少し細かく見たい場合などに使います。

また、1日の中での株価の推移を見るためには日中足チャートを使います。デイトレードなどで使用するチャートで、日足よりももっと細かい、分単位で1つのローソクを作るチャートもあります。

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