このページでは、iDeCoの始め方や金融機関の選び方を解説します。

iDeCoの始め方

iDeCoの始め方の手順は以下のとおりです。

  1. 金融機関を決める(どこで始めるかを決める)
  2. 資料請求をして申込む
  3. 積み立て金額や運用商品を決める

順番に見ていきましょう。

1.金融機関を決める(どこで始めるかを決める)

iDeCoを始めるためにまずどうするかというと、各金融機関が確定拠出年金の商品を出しているので、その中から運用先を選ぶことになります。

金融機関には証券会社や銀行など、様々な金融機関があり、どの金融機関でiDeCoをするのかをまずは選びます。

参考:運営管理機関一覧(iDeCo公式サイト)

この時点ではまだ候補を絞り込むくらいでもかまいません。資料請求をして、資料を見て決めてもいいです。

金融機関の選び方はこのページの後半で解説します。

2.資料請求をして申込む

金融機関を決めたら、資料請求をすると詳しい資料と申込書を送ってくれます。

どこで運用するかを決定して、申込書を提出します。

金融機関の変更は可能ですが、手続きが大変で手数料もかかるので、しっかりと選びましょう。

3.積み立て金額や運用商品を決める

金融機関を決めたら、そのiDeCoの中にメニューがあるため、どこにどう配分するかを決めます。メニューは、だいたい定期預金が2個ぐらい、保険が2個ぐらい入っており、その他に投資信託も並びます。

一般的な傾向として、銀行の場合は投資信託のメニューが少なく、証券会社は投資信託も多い傾向があります。

特にネット証券は投資信託の種類が多いです。例えば銀行の場合は投資信託が多いスルガ銀行で約30商品、ネット証券のSBI証券は80以上の商品があります。(記事作成時)

配分は自由

SBI証券のiDeCoに毎月2万円積み立てるとすると、毎月2万円を積立て、年間24万円の配分を自分で自由に選ぶことができます。10%が預金、20%が保険、・・・等と自分で決められます。

iDeCoを利用すると、定期預金に入れておくだけでも税金が戻ってくる分お得ということになりますが、今の金利を考えるとほとんど増えることは期待できません。

そうなると、iDeCoは運用期間中に毎月の手数料もかかるため、定期預金は今の金利のままでは節税メリットがあっても長期では逆に減ってしまいます。

その点、投資信託で利回り5%でも運用できれば、かなり良いということになります。

老後支給される年金は年々減っているので、それに備えて老後資金をどう増やすか考えた場合、今(2018年12月)の大手銀行の定期預金の金利は0.01%(100万円で年100円)、保険でも0.02%ぐらいであり、利息で増えることはほとんど期待できません。

iDeCoの投資信託は、減るリスクもありますが、長期投資で長年運用すれば増える可能性も高く、税金の優遇分も合わせるとプラスになる確率も高くなります。

金融機関の選び方

iDeCoを始めてみようという人が金融機関を選ぶ際は、投資信託などのメニューが多いところを選ぶと良いかもしれません。

iDeCoは資料請求して申し込みの書類を送ってから2~3ヶ月ぐらい時間がかかることもあるので、申請は早めにしたほうが良いです。

また、iDeCoは毎月管理手数料がかかり、管理手数料は金融機関によって違うため、これについては確認したほうが良いです。

例えば、掛金を拠出する場合、ゆうちょ銀行は月額422円かかりますが、SBI証券は月額167円です。

掛金を拠出しない場合、ゆうちょ銀行は月額319円かかりますが、SBI証券は月額64円です。

iDeCoは管理手数料はかかりますが、投資信託の購入手数料はかかりません。

この金額の違いは、まず必ずかかるのが137円あり、この部分は国民年金基金連合会に払う103円と事務委託先金融機関に払う64円(合計137円)なので、どこの金融機関でも同じです。

そこに、iDeCoをする金融機関への手数料が加わります。(ゆうちょ銀行は255円、SBI証券は0円)

月255円の違いでも、年間にすると3000円以上の差になります。10年で3万円以上、iDeCoは60歳までするものなので、20歳から40年間やった場合は12万円以上の差が出てきます。

商品の選び方

iDeCoのメニューに入っている投資信託にはそれほどリスクの高いものは無いため、その分利回りも高くなく、どんなにがんばっても年の利回り10%はなかなか行かず、良くて3~5%ぐらいになると思います。

それほど商品の数は無いので、そもそも迷わないと思いますが、各ジャンルで1つずつ、例えば、日本株、外国株、債権、不動産、と分散して積み立てるのも良いと思います。

分散投資すると、1つはマイナスになるかもしれないし、1つは7%ぐらいの利回りになるかもしれず、全体で3~5%ぐらいになると良いと思います。

どれが伸びるかという予想は難しいですし、予想はプロでもなかなか当たらないものなので、素人予想はだいたい当たらないので、分散してやっていくとストレスも溜めずに運用できると思います。

あまり欲張らないことが資産を作ることにつながります。

iDeCoの中の配分はいつでも変えることができますが、長期的には結果はあまり変わらないと思うので、均等に配分しても良いと思います。

スイッチング(運用商品の変更)

iDeCoで積み立てて貯まったお金を、他のメニューに変えることをスイッチングと言います。

iDeCoには分配型の商品が入っていないので、利益を出すには値上がりで勝負するしかありません。

ですので、60歳近く、例えば55歳ぐらいで利益になった段階で少しずつ定期預金にスイッチングしてリスクを減らしていくとよいです。

価格変動が高いリスク商品を減らしていくということです。

株があがっているから全部株に移そう、ということをやりがちですが、大きく上がっているものは大きく下がるリスクもあるので、大きなリスクを取らないで安定的に運用すると良いです。