NISA口座の解約(廃止)や証券会社変更(金融機関変更)のやり方

NISAやつみたてNISAは、口座開設した金融機関によって取引できる商品に大きな違いがあります。

NISAは1人1口座しか持てないので、投資やNISAを始める初心者のかたは「NISAの証券会社を変更したい」「銀行は株が買えないから証券会社に変更したい」というような、NISAの証券会社を変更したい(証券会社に変えたい)と後から思う人も多いようです。

などの理由から「今のNISAを解約して他のところに変更したい」という人も多いです。

大手証券会社でNISA口座を作ったけど、つみたてNISAの商品が少ないからネット証券に変えたいとか、銀行でNISA口座を作ったけど株が買えないから証券会社にNISAを変更したいというのはよくあるケースです。

新NISAに向けてNISAの金融機関を変更しておきたいという方も多いので、NISA口座の解約や金融機関を変更する手続きのやり方をわかりやすく解説します。

NISAの解約(廃止)と金融機関変更の違い

NISAを他の証券会社などに移す場合の手続きは、NISAの解約(廃止)と金融機関変更の2種類があります。

解約(廃止)はこれまでNISAで投資した分をすべて売却してNISA口座を無くし、またゼロからスタート。

金融機関変更は、これまでNISAで投資した分は今までの金融機関でNISAの満期まで保有を続けることができつつ、新しく投資する分は新しい金融機関で始められます。

「今年まではここ、来年からはここ」というように、年度ごとに金融機関を変えることができるのが金融機関変更です。(その年度の非課税枠は一般NISAで5年間、つみたてNISAで20年間有効です)

他の証券会社に変えたいだけの場合は解約せず金融機関変更で充分です。

男性

手続きの流れはどちらを選んでもほとんど変わらず、もらう書類の名前が違うくらいなので、「これまでNISAで投資してきた分をどうするか」で選べばいいですよ。

証券会社やネット証券へのNISA口座の金融機関変更のやり方

※金融機関変更の方法は↑SBI証券 の動画がわかりやすいです。

NISAの金融機関変更の手続き

NISAの変更(金融機関変更)の手続きのやり方は、以下のように行います。

  1. 今の証券会社にNISA口座を変更したいと伝える
  2. 新しく作る証券会社にNISA口座の申込書類を請求する
  3. 必要書類を新しく作る証券会社へ返送する

※1と2は順番はどちらが先でもかまいません

順番に解説していきます。

1.今の証券会社にNISA口座を変更したいと伝える

NISAの金融機関変更の手続きをする際は、現在NISA口座を持っている金融機関で「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」という書類をもらう必要があります。

そのために、まずは今の金融機関にNISA口座を変更したいと伝えます。

こちらも金融機関によって、WEB上で申し込みができるところや窓口に行く必要があるところなどがあります。ネット証券でもネット上での手続きではなくコールセンターへの連絡が必要な場合があるので、現在NISA口座を利用中の金融機関に手続き方法を確認してください。

これらの書類は届くまで時間がかかるケースが多いです。

2.新しく作る証券会社にNISA口座の申込書類を請求する

1の書類が届くまで時間がかかるので、新しくNISA口座を作る金融機関に口座開設の申し込み(すでに口座を持っている場合はNISA口座開設の申込)をします。

NISAの口座開設は書類が必要で、ネット申込でも手続きは郵送になるため、1の書類が届く前に申し込みをしておきましょう。

3.必要書類を新しく作る証券会社へ返送する

書類が届いたら、新しくNISA口座を作る金融機関に郵送します。

NISA口座変更時の必要書類

  1. 「勘定廃止通知書(※1)」または「非課税口座廃止通知書(※2)」(変更前の銀行からもらう)
  2. NISA口座開設の届出書(変更先の証券会社からもらう)
  3. 本人確認書類のコピー
  4. マイナンバーカードまたは通知カードのコピー

※1 年単位でNISA口座の金融機関を変更する場合は、「勘定廃止通知書」(銀行のNISA買ったものは引き続き銀行NISAで運用を続けられる)
※2 NISA口座を廃止した後、NISA口座を再開設する場合は、「非課税口座廃止通知書」(銀行のNISAで買ったものは解約)

1と2は必ず必要で、3と4は金融機関や現在の状況によって必要ない場合もあります。

NISAの口座変更のタイミング

すでにその年のNISAの非課税枠を利用している場合はその年の分は変更できません。翌年から新しい金融機関でということになります。

金融機関変更は変更したい年の前年10月1日から当年の9月30日までに手続きをする必要があるなどいろいろな制限があるので、利用中の金融機関、新たにNISA口座を作りたい金融機関の両方に確認をすることをおすすめします。

NISAの口座変更にデメリットはないの?

NISAの口座変更(金融機関変更)をするのにデメリットはないのかを心配する人もいます。変更するのは手続きが面倒などのデメリットはありますが、それ以上にメリットが大きいため、メリットデメリットを比較してみるとよいと思います。

関連記事:NISAの口座変更(金融機関変更)のメリットとデメリット

NISA口座の解約(廃止)の方法

NISA口座の解約(廃止)は、NISA口座を作った証券会社や銀行などの金融機関に非課税口座廃止届出書(※)などの書類を提出することで解約することができます。※名称は証券会社や銀行によって違う場合があります

解約後に別の金融機関でNISA口座を作るかどうかに関わらず、今の金融機関のNISA残高を全て売却したのちにNISA口座を解約します。

金融機関によって、WEB上で申し込みができるところや窓口に行く必要があるところなどがあります。ネット証券でもネット上での手続きではなくコールセンターへの連絡が必要な場合があるので、現在NISA口座を利用中の金融機関に手続き方法を確認してください。

※これは引き留めのためというよりは、制度上いろいろちゃんと説明をしないと知らずに不利益につながってしまうことを防ぐためです。

解約通知書(非課税口座廃止通知書)が送られてきたら解約完了です。

解約の際の注意として、NISA口座に株などが残っている状態で解約することはできませんので、解約する際はいったんNISA口座内の株などを全て売る必要があります。

頻繁にNISAの変更はできないのでよく考えて

NISAの口座は一人一口座しか持てません。また変更は1年に1度しかできず、その年に非課税枠を使った場合は翌年まで変更できません。

そして、どこで口座開設をするかによっていろいろな違いがあります。例えば・・・

など、いろいろな違いがあります。

普通の証券総合口座なら複数持てるのでいいのですが、NISAは1人1口座なので選ぶ金融機関を間違えると買いたい商品が買えないということにもなりかねません。

手数料の違いや使いやすさだけでなく、NISAでIPOに投資をしたかった、NISAで外国株を買いたかった、株を買いたかったのに銀行でNISA口座を作ってしまったなど、取引できる商品に制限がかかってしまうこともあります。

キャンペーンなどを行っているのでよく検討せずに申し込んでしまったという方もいるかもしれませんが、よく考えていろいろと比較(使い比べ)して口座開設をしましょう。

どこがいいか迷ったら大手ネット証券がオススメ

「これが買いたいから次のNISAは取扱がある〇〇証券にする」というようにすでに次の金融機関が決まっている場合はいいですが、そうでない場合は「どこがいいか迷う」という人も多いと思います。

そんな場合はマネックス証券SBI証券楽天証券などの大手ネット証券がオススメです。

NISAで買える選択肢が広い大手ネット証券

大手のネット証券はたいていNISAもつみたてNISAでも取扱商品がかなり豊富で、人気のeMAXIS Slimなどをはじめ、たいていの人気商品は取扱していて、無い商品でも同じような(より良い・コストの安い)商品がだいたいあります。

NISAで外国株(AppleやGoogleなど)を買うこともできるし、NISAでIPOに投資(当選すれば利益率が高い)することもできます。

NISA口座は選ぶ金融機関を間違えると「買いたい商品がない」「人気の投資信託が買えない」ということにもなりかねません。窓口などで勧められてよくわからないまま口座を作ってしまったり、キャンペーンなどにつられてよく検討せずに申し込んでしまったという方もいるかもしれませんね。

そんな場合でも解約したり金融機関を変更できるので安心してください。

ただし、変更は1年に1度しかできず、その年に非課税枠を使った場合は翌年まで変更できません。

あれが買えないこれが買えないと選択肢が狭まらない大手ネット証券で作っておくと安心ですよ。

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初めてのNISAでは「変更したい」があるある

店舗型の証券会社のNISAや銀行のNISAは初心者がまずスタートするきっかけや、窓口で相談したい場合などのメリットがありますが、ある程度わかってくるとネット証券とのあまりのメリットの差に「ネット証券にすればよかった」と思う人は多いです。

そんなに取扱商品が違うところがあるなんて初心者は知らないですからね。

でも安心してください。それはあなたに投資の知識がついて成長したということでもあります。

NISA口座は変更手続き(金融機関変更)をすればネット証券など他の金融機関に変更ができます。このページでNISAの金融機関の変更のやり方を解説しました。

2024年から始まる新NISAをきっかけに、メリットが大きいネット証券に変更する人も多いですよ。

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