つみたてNISAを今から始めるのは遅い?2024年以降どうなる?
※この記事は2023年9月に書いています。
つみたてNISAは2023年までの制度で、2024年からは新NISAが始まります。
あと3ヶ月しかないけど、つみたてNISAを今から始めるのは遅い?
積立NISAは2024年以降どうなるの?
といった疑問が多いので、2023年も後半の今からつみたてNISAを始めるメリットと、2024年以降にどうなるのかを解説しようと思います。
2023年のうちからつみたてNISAを始めておくことにはメリットとデメリットがありますが、それを知っておけばどうするかを自分で選択することができます。
2024年になったらもうつみたてNISAはできなくなってしまうので、早めに読んでおいてください。
2023年のうちにつみたてNISAを始めようという駆け込み口座開設も多いくらいなので、「新NISAが始まる前に知っておいてよかった!」と思うかもしれませんよ。
■このページの内容
結論から言うと、今から始めるのは遅くないどころか、非課税で投資できる枠が増えるメリットがあります。ただ、口座開設が間に合わないとできないので急ぎましょう。
つみたてNISAを今から始めるのは遅くない
2023年のうちにつみたてNISAを始めるのは遅くありません。12月の引き落としに間に合えば、新NISAとは別枠で非課税で投資できる枠が増えます。
つみたてNISAを今から(2023年のうちに)始めるメリットを解説します。
NISAで非課税で投資できる枠が増える
最大のメリットは非課税で投資できる枠が増えることです。
新NISAの投資枠の限度は最大で1800万円ですが、2023年までに投資した分はそれとは別に投資ができます。
つみたてNISAなら最大40万円で20年間、一般NISAなら最大120万円で5年間、利益も配当金も非課税で運用できる枠が増えます。
今からだとNISAの2023年のつみたてNISA枠は満額使い切れない?
多くの金融機関ではつみたてNISAで毎月積立できる金額の上限が33,333円以下(年間40万円を12か月割り)となっています。
これだと、今からつみたてNISAを始めてもあまり投資ができませんね。
でも大丈夫、マネックス証券や楽天証券などの大手ネット証券なら、ボーナス月設定などの増額設定を使えば「この月だけ増額」という設定ができるので、この設定を使えば12月に一気に2023年のつみたてNISA枠を使うこともできます。
マネックス証券(公式サイト)
積立NISAは2024年以降どうなる?
つみたてNISAを作ると、2024年以降は新NISAと別枠で運用を続けることができます。
つみたてNISAは最大20年間運用できるので、2023年に投資した分は最大で2043年まで非課税で運用を続けられます。
2024年になれば新NISAが始まりますが、それとは別枠で2023年までにつみたてNISAで投資をした分は運用を続けられます。
新NISAもすぐに始められる
2023年のうちに積立NISAの口座を作っておけば、2024年に新NISAが始まったら自動的に同じところで新NISAの口座が作られます。
新NISAは新しい制度なので、メリットがあるから早く作ろうという需要もあるようなので、金融機関や役所の手続きに時間がかかってなかなか口座が作れなかったりする可能性もあります。投資のチャンスを逃さないためにも早めに口座を作っておくと安心です。
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