NISAで個別株が買えないケースと対処方法

NISAで個別株が買えないときの確認と対処方法

NISAでは投資信託だけでなく株(個別株)やETFなどいろいろな商品を買うことができますが、NISAで株を買えない場合は、銀行のNISA口座やつみたてNISAなど、株が買えないNISA口座を使っている場合があります。

このページではNISAで個別株が買えないときの確認方法、そしてNISAで株(個別株)が買えるNISA口座に変更するための方法を解説します。

銀行のNISAでは株が買えない

NISAで株が買えないケースとして、銀行や郵便局や農協などの証券会社ではない金融機関でNISA口座を持っていることが考えられます。

NISA口座を作れるところは銀行や証券会社やネット証券、信託銀行や信用金庫、郵便局(ゆうちょ銀行)や農協やろうきん、投信会社や生命保険会社までいろいろあります。

その中で株が買えるのは証券会社(ネット証券含む)だけです。

株が買えるのは証券会社だけ

株を買うことができるのは証券会社だけなので、これからNISA口座を作る場合は、株を買いたいなら証券会社かネット証券の中から選びましょう。

もしすでに銀行や郵便局などの証券会社ではない金融機関でNISA口座を作っている場合は、2024年の新NISAに向けてネット証券などで口座を作って証券会社への金融機関変更の手続きをしておけば、新NISAで株を買えるようになります。

男性

NISAではなく普通に株を買うなら、ネット証券の口座を作ればすぐに買えますよ。

NISAでないと利益や配当は非課税になりませんが、金融機関変更より手続きが簡単で、早ければ翌日には買えるようになります。

口座を作っておけば後から金融機関変更するのも手続きが楽ですよ。
> ネット証券の口座開設のやり方

つみたてNISAでも株は買えません

証券会社でNISA口座を持っている場合でも、2023年の時点では「NISA(一般NISA)」と「つみたてNISA」の2つの種類があります。

このうち「つみたてNISA」の場合は株を買うことはできません。

ただ、証券会社のNISA口座なら2024年からは新NISAに自動的に移行された後は新NISAの成長投資枠で株を買うことができるようになります。

2023年のつみたてNISA枠での投資を行っていない場合は、同じ証券会社内でつみたてNISAから一般NISAへの切り替え(勘定変更)、または別の証券会社への金融機関変更と同時に一般NISAに変更すれば2023年のNISA枠で株を買うことができるようになります。

ただし、2023年度の変更は9月までが変更期限なので、早めに手続きをしましょう。またすでに2023年のNISA枠で投資を行っている場合は2023年分のNISAは変更できないため、2024年の新NISAから変更しましょう。

2024年の新NISAの変更は、10月以降に手続きができます。(NISA枠を使った場合の翌年の金融機関変更は10月から手続きができます)

どこの証券会社がいいか迷ったら大手ネット証券がオススメ

NISAの口座はいろんなところで作れるので「どこがいいか迷う」という人も多いと思います。

そんな場合はマネックス証券楽天証券SBI証券などの大手ネット証券がオススメです。

大手のネット証券はNISAもつみたてNISAでも取扱商品がかなり豊富で、人気のeMAXIS Slimなどをはじめ、たいていの人気商品は取扱していて、無い商品でも同じような(より良い)商品がだいたいあります。

NISAで外国株を買うこともできるし、NISAでIPOに投資することもできます。

NISAの口座は一人一口座しか持てません。また変更は1年に1度しかできず、その年に非課税枠を使った場合は翌年まで変更できません。

NISAは口座開設した金融機関によって取引できる商品に大きな違いがあります。

そのため、取扱商品が少ないところだと後から「あれも買いたかったけど買えない」と後悔することも。

大手証券会社でNISA口座を作ったけど、つみたてNISAで買える商品が少ないからネット証券に変えたいとか、銀行でNISA口座を作ったけど株が買えないから証券会社にNISAを変更したいというのはよくあるケースです。

大手ネット証券は商品が豊富なので基本的にそういったことは無く、口座開設も無料でスマホやパソコンから申込ができ、NISAの口座ではない通常の口座(証券総合口座)なら複数の証券会社で口座を作ることもできるので、いろいろなネット証券で口座開設ができるので使い勝手を試してみて下さい。

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