安いのはどこ?証券会社の手数料比較表【2023年版】

大手証券会社やネット証券の取引手数料の比較表を作りました。取引金額ごとに各社で比較しています。

※現物取引(普通に株を買うとき)の手数料です。単元未満株の手数料比較や、信用取引の手数料比較はこちら

定額プラン(1日の合計で計算)の手数料比較

1日の約定代金の合計金額で手数料を計算する定額プランがあるネット証券の手数料比較(税込)です。

※表は左右に動かせます

証券会社 10万円 30万円 50万円 100万円 200万円 300万円
楽天証券
ゼロコース
0円       
手数料コースを「ゼロコース」に設定で手数料無料
楽天証券
いちにち定額コース
0円 0円 0円 0円 2200円 3300円
SBIネオトレード証券 0円 0円 0円 0円 1100円 1540円
SBI証券 0円 0円 0円 0円 1238円 1691円
岡三オンライン 0円 0円 0円 0円 1430円 1980円
GMOクリック証券 0円 0円 0円 0円 1238円 1691円
auカブコム証券 0円 0円 0円 0円 2200円 3300円
松井証券 0円 0円 0円 1100円 2200円 3300円
マネックス証券 550円 550円 550円 550円 2750円 2750円
JTG証券
(旧エイチ・エス証券)
2750円 2750円 2750円 2750円 2750円 2750円
大和証券
ダイレクトコース
オンライントレード
3300円 3300円 3300円 3300円 3300円 3300円
2023年10月4日時点の税込み価格
※赤い字はその取引価格での最安値
※オンライン取引の場合の手数料です
※岡三オンラインは現物と信用を別で計算(合わせて最大200万円まで0円)
※SBI証券は現物・制度信用・一般信用を別で計算(合わせて最大300万円まで0円)、また条件を満たせば上限なく手数料無料

定額プランでは1日の約定金額100万円まで手数料無料の6社が安く、特に岡三オンラインとSBI証券は信用取引も現物と別枠で無料になるので、現物と信用の約定代金を合わせて最大1日200万円(SBI証券は300万円)まで手数料無料で取引できます。

詳しくは手数料無料で取引ができるネット証券のページを参考にしてください。

また、手数料無料に関しては、25歳以下は手数料無料の証券会社や、完全に無料のアプリなどもあります。

ネット証券の口座開設方法(口座開設の流れ)はこちら >

ネット証券の手数料比較 売買ごとの手数料

売買ごとの手数料プランで以下の約定金額の売買をした際にかかる手数料の比較表です。

※表は左右に動かせます

証券会社 5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円 300万円
楽天証券
ゼロコース
0円       
手数料コースを「ゼロコース」に設定で手数料無料
楽天証券
超割コース
55円 99円 115円 275円 275円 535円 1013円
SBIネオトレード証券 50円 88円 100円 198円 198円 374円 660円
GMOクリック証券 50円 90円 100円 260円 260円 460円 880円
マネックス証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円 1013円
SBI証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円 1013円
auカブコム証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円 3069円
岡三オンライン 108円 108円 220円 385円 385円 660円 1650円
SMBC日興証券 137円 137円 198円 275円 440円 880円 2200円
JTG証券
(旧エイチ・エス証券)
147円 147円 196円 372円 629円 1100円 1886円
野村證券
オンライン専用支店
152円 152円 330円 330円 524円 1048円 3143円
LINE証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円 1013円
※2023年10月4日時点の税込み手数料
※SBI証券は条件を満たせば手数料無料
※オンライン取引の場合の手数料です

※取引金額ごとの手数料が安いのは手数料ゼロの楽天証券(ゼロコース)ですね。
ただ、マネックス証券は最安値ではないですが逆指値やツイン指値など多彩な注文方法や取引ツールが使えてこの値段なのでおすすめです。

ネット証券の口座開設は無料なので複数のネット証券での口座開設もOKです。(口座開設の申し込み方法は口座開設の手順参照)

ネット証券の口座開設方法(口座開設の流れ)はこちら >

金額がいろいろあって見にくいかもしれないので、参考としてそれぞれの金額ごとに手数料を安い順に並べて比較したページも作ってみました。

1株ずつ買う単元未満株やミニ株の手数料比較

株は基本的には100株単位で売買(株価×100円必要)しますが、1株単位で株が買える(株価×1円で買える)単元未満株やミニ株の取扱のあるネット証券の手数料(税込)の比較です。

より詳しくは1株単位で株が買える単元未満株の手数料比較ページを参考にしてください。

※表は左右に動かせます

証券会社 最低手数料 手数料率
マネックス証券 (ワン株) 52円
※買いは無料
0.55%
実質0.275%
※買いは無料
auカブコム証券(プチ株) 52円 0.55%
SBI証券 (S株) 55円 0.55%
実質0.275%
※買いは無料
岡三オンライン(単元未満株) 220円 ※以下参照
※〜2万円:220円、〜3万円:330円、〜10万円:660円、以降10万円毎+660円
フォリオ(※テーマ投資 55円 0.55%
野村證券(まめ株) 550円 1.1%
SMBC日興証券(キンカブ)
※100円単位
0.5%
実質0.25%
※買いは無料
松井証券(単元未満株)
※買付不可、売却のみ可能
なし 0.55%
LINE証券(いちかぶ) なし 日中:0.35%
昼休み・夜間:0.7%
楽天証券(かぶミニ®) なし 購入:0.22%
売却:0.22%
2023年10月4日時点の税込手数料
※松井証券は単元未満株を買うことができません(売却のみ)
※SMBC日興証券のキンカブは1注文の約定代金が100万円以上になる場合は売りも買いも1%
※SMBC日興証券のキンカブとLINE証券のいちかぶと楽天証券のかぶミニ®は手数料ではなくスプレッド
※オンライン取引の場合の手数料です

単元未満株の手数料を比較すると、マネックス証券とSMBC日興証券が安いですね。手数料率も安く、買うときの手数料が無料なので他社と比べてかなり安くなります。

ちなみに単元未満株よりさらに小さい単位で買えるキンカブというサービスもあります。こちらはSMBC日興証券のサービスで100円単位で金額指定で買うことができ、スプレッド(手数料)は約定代金100万円以下の買いのスプレッドはゼロ、売りは0.5%です(約定代金100万円超は買いも売りも税込1%のスプレッド)。

買いのときは0円のマネックス証券、SBI証券、SMBC日興証券のキンカブが実質的に他社の半額以下で安いですね。

 

単元未満株とミニ株の違いはこちら >

大手証券会社の手数料比較 売買ごとの手数料

大手証券など店舗のある証券会社の場合は、担当者のつく「本支店での口座」と、担当者のつかない「オンライン専用支店での口座」で手数料が異なります。

参考までに、大手証券会社の対面取引やオンライントレードの手数料比較表です。「本支店の口座」での対面取引の場合とオンライントレードの場合の手数料、そして後に「オンライントレード口座」での手数料比較も載せています。

■本支店の口座での手数料比較(対面取引・オンライントレード)

証券会社 10万円 20万円 50万円 100万円 300万円
野村證券
本支店の口座
対面 2860円 2860円 7150円 12188円 29788円
オン
ライン
2288円 2288円 5720円 9750円 23830円
大和証券
コンサルティング
コース
対面 2750円 2750円 6325円 12650円 32010円
オン
ライン
2090円 2090円 4741円 9482円 24002円
SMBC日興証券
総合コース
対面 5500円 5500円 6325円 12650円 31350円
オン
ライン
1925円 1925円 4427円 8855円 21945円
みずほ証券
3サポートコース
対面 2750円 2750円 5775円 11550円 29150円
オン
ライン
2750円 2750円 2887円 5775円 14575円
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券

コンサルティング
取引コース
対面 2750円 2860円 7150円 12210円 29590円
オン
ライン
1650円 1650円 3575円 6105円 14795円
※2023年4月10日時点の税込み手数料
※手数料率からの計算なので1円単位の誤差が出る可能性があります

※赤い字はその取引価格での最安値

大手証券会社の本支店の口座では、最低手数料が低い分三菱UFJモルガン・スタンレー証券が安く見えますが、手数料率ではみずほ証券が安いですね。

それでもネット証券の手数料と比較すると、同じ金額の取引でネット証券の20倍以上の手数料がかかることも多いですね。比較の参考としてマネックス証券の手数料を載せておきます。

証券会社 10万円 20万円 50万円 100万円 300万円
マネックス証券 99円 115円 275円 535円 1013円

■大手証券会社オンライントレード口座での手数料比較

証券会社 10万円 20万円 50万円 100万円 300万円
SMBC日興証券
ダイレクトコース
137円 198円 440円 880円 2200円
野村證券
オンライン専用支店
152円 330円 524円 1048円 3143円
大和証券
ダイレクトコース
1100円 1100円 1897円 3795円 9603円
みずほ証券
ダイレクトコース
1045円 1045円 1732円 3465円 8745円
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券

ダイレクト取引コース
1650円 1650円 2145円 3663円 8877円
※2023年4月10日時点の税込み手数料
※手数料率からの計算なので1円単位の誤差が出る可能性があります

※赤い字はその取引価格での最安値
※オンライン取引の場合の手数料です

大手証券会社のオンライントレード用の口座では、SMBC日興証券がダントツで安いですね。大手なのにネット証券の手数料と比較しても同じくらいの安さの水準です。

ネット証券一覧に戻る >

 

手数料プランの違い

証券会社の手数料には1日の売買の合計金額で手数料が計算される「定額プラン」と「1回の売買ごとに手数料がかかるプラン」の2つがあります。

違いは手数料の計算を1回の取引ごとに行うか、1日の約定代金の合計でするかの違いですが、取引のしかたによって大きな手数料の差が出ます。

定額プランでは1日の約定代金の合計100万円まで手数料無料で取引ができる証券会社もあるので、小額で始める初心者のかたはそちらを選べば基本的に手数料無料で株を買ったり売ったりできます。

手数料プランの選び方のポイント

証券会社の手数料は、取引する金額で異なります。「自分がよく取引しそうな価格帯の手数料」を確認しましょう。

【注意】手数料はもちろん安いほうが良いですが、数十円・数百円の手数料の違いよりも使いやすさなど「実際に取引で利益を出すこと」のほうが大事です。手数料最安値のネット証券にこだわるのではなく、「手数料は高すぎなければOK」くらいに考えて、逆指値が使えるかスマホでも使いやすいかなど、使いやすさや便利さ・ツールなどで「自分に合うか」「利益が出しやすいか」を総合的に判断しましょう。