株で儲ける2つの方法(キャピタルゲインとインカムゲイン)

株で儲けるには2つの方法があります。1つは株を買ったときより高く売って差額の利益を出すキャピタルゲイン(売買益)、もう1つは配当金など「株を持っていることで得られる利益」のインカムゲインをもらうことです。

株の利益1 キャピタルゲイン(売買益)

キャピタルゲインとは、株を買ったときよりも高い値段で売ったときの利益のことで、売買益とも言います。

「株で儲かった」と言うときは、通常はこのキャピタルゲインのことを言っていることが多いです。このキャピタルゲインは、株の値段が短期間のうちに上がれば、短い期間でも大きな利益を出すことができます。このキャピタルゲインを得るための方法はいくつかあります。

デイトレード(短期売買)

株の値段は1日のうちでも変動するので、1日で大きな利益をあげることも可能です。今流行のデイトレーダーは、この株の1日の値動きの中で、買ったり売ったりを繰り返し、小さな利益をたくさんあげることで、コツコツと利益を稼いでいます。

この1日の値動きで株を売買することをデイトレードと言い、デイトレードをする人のことをデイトレーダーと言います。デイトレーダーは、1日の値動きで売買を繰り返し、通常その日の終わりには手持ちの株をすべて手放して翌日に持ち越さないという方法で株の売買をします。

中期投資・長期投資

デイトレードは、超短期の株の売買ですが、ほかにもキャピタルゲインを得るには中期投資長期投資という投資のスタンスもあります。

この中期投資・長期投資は、デイトレードのように1日の値動きで株を売買するのではなく、長い目で見て将来値上がりしそうな株(割安株や成長しそうな企業の株)を買い、長期間持ち続けて、値上がりするのを待つという投資方法です。

デイトレードと中長期の違い

デイトレードの場合、株価が1日に動く値段の幅というのは決まっているので、株価が何倍にもなるということはないかわりに、細かい利益を何度も何度も積み重ねていきます。「1%の利益を100回やれば2倍」というイメージ、もしくは巨額の資金で0.1%の利益を出すというイメージですね。

中期投資や長期投資の場合、株価が買ったときの何倍もの値段になるということもありえます。手持ちの株がどんどん値上がりしていって、買ったときの何倍もの値段になって、いつ売ろうかと考えているときは、ものすごく気分がいいものです♪

買ったときと売ったときの株価の差での利益なので、キャピタルゲインは「株を売ったときに得られる利益」とも言えますね。

株の利益2 インカムゲイン(配当金など)

買ったときより高く売って儲けるキャピタルゲインに対して、インカムゲインは「株を持っていることで得られる利益」です。いわゆる不労所得になるのはこちらのインカムゲインのほうです。

インカムゲインには配当金と株主優待があります。お金でもらえるのが配当金で、企業の商品やサービスや割引券などモノでもらえるのが株主優待です。

配当金や株主優待は何もしなくても株を持ち続けていれば定期的に入ってきますから不労所得だと言えますね。

次のページではインカムゲインのうち、まずはお金でもらえる配当金について解説していきます。

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