クレカ積立ができる証券会社の比較(使えるカードやポイント還元率を比較)
積立の投資信託をクレジットカードで購入できる「クレカ積立」ができる証券会社を、積立で使えるカードやポイント還元率で比較しました。
クレカ積立ができる証券会社は限られていて、対応するカードやポイント還元率などが違います。
どこでクレカ積立をするかでポイント還元が2倍から10倍以上の差になる場合もあるので、あとで「あっちでクレカ積立しておけばよかった!」とならないように比較を参考に証券会社を選んでください。
つみたてNISAとの相性も良いし、つみたてNISA以外の商品でもクレカ積立はできます。
クレカ積立の比較表
ポイント還元率や対応カード、投資信託の取扱本数などで比較しました。
証券会社 | ポイント 還元率 (最大) |
対応カード/ 対象ポイント |
投資信託 取扱本数 |
つみたて NISA対象 |
積立 上限 |
---|---|---|---|---|---|
マネックス証券 | 1.1% | マネックスカード マネックスポイント dカード dポイント |
1280 | 157 | 10万円 |
auカブコム証券 | 1% | auPAYカード Pontaポイント |
1623 | 180 | 10万円 |
楽天証券 | 1%(※) or 0.5% |
楽天カード 楽天ポイント |
2633 | 183 | 10万円 |
SBI証券 | 0.5%(※) 〜5% |
三井住友カード Vポイント |
2666 | 185 | 10万円 |
tsumiki証券 | 0.1%(※) 〜0.5% |
エポスカード エポスポイント |
5 | 5 | 10万円 |
※楽天証券は代行手数料が年率0.4%以上のファンドは1%、0.4%未満のファンドは0.5%(対象ファンドはこちら)
※SBI証券は基本は0.5%、年会費がかかる一部のゴールドカードやプラチナカードなど種類によって1%(ゴールド)・2%(プラチナ)・5%(プラチナプリファード)のカードあり(対象カード)
※tsumiki証券は1年目は0.1%、2年目0.2%、3年目0.3%、4年目0.4%、5年目0.5%(上限)
クレカ積立ができる証券会社と対応カード
クレカ積立ができる主要な証券会社は、マネックス証券・SBI証券・楽天証券・auカブコム証券・tsumiki証券の5社です。
対応するカードは以下のとおりです。
- SBI証券・三井住友カード
- 楽天証券・楽天カード
- マネックス証券・マネックスカード/dカード
- auカブコム証券・auPAYカード
- tsumiki証券・エポスカード
松井証券や大手証券会社(野村證券・大和証券・みずほ証券・SMBC日興証券・三菱UFJモルガンスタンレー証券)はクレカ積立を取扱いしていません(2023年8月20日時点)。
通常カードの還元率が一番高いのはマネックス証券
上記の比較表を見てわかるとおり、通常カード(ゴールドやプラチナ以外)のクレカ積立での還元率が一番高いのは最大1.1%還元のマネックス証券です。
次いで1%還元のauカブコム証券、一部の商品が1%還元の楽天証券と続きます。
※SBI証券は最大5%ですが、年会費無料の通常カードでは0.5%なので、プラチナプリファード(通常年会費税込33,000円)や一部のゴールドカード(1%)・プラチナカード(2%)など年会費のかかる対象カードをすでに持っている人にはおすすめです。
すでに対象のクレジットカードを持っている人は持っているカードで選んでもいいかもしれませんが、長期の資産運用で考えると、クレカ積立のためにカードを作るメリットはあると思います。
還元率の一番高いマネックスカードのマネックスポイントは、マネックス証券での再投資に使えるのはもちろん、amazonギフト券やTポイントやdポイントなどの他社ポイントに1ポイント1円で等価交換ができます。
マネックスカードは作り方が特殊なので、マネックスカードの作り方を解説します。
マネックスカードの作り方
マネックスカードは、マネックス証券のホームページから申し込みができます。
※マネックスカードを作るには先にマネックス証券の口座を作る必要があります。
マネックス証券の口座を作ったら、ログイン後に、「マネックスカードを申込む」ボタンより申込みができます。
マネックス証券の公式サイトを見てみる
マネックスカードの年会費や買い物の還元率
マネックスカードは初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になります。
マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となるので、クレカ積立で使う場合は年会費は気にしなくてよいと思います。
ショッピング等での還元率は1%、一般的なクレジットカードの還元率0.5%と比べると倍の還元率です(基本還元率の高い楽天カード・auPayカードと同じ還元率です)。
マネックスポイントは他社ポイント等に交換可能
マネックスポイントは、マネックス証券で投資信託の購入や株式投資の手数料に使えるのはもちろん、Tポイントやdポイントなどの他社ポイントや航空会社のマイルに交換可能です。
以下の他社ポイントは1マネックスポイント=1他社ポイント(1ポイント1円相当)で等価交換が可能です。
- dポイント(1ポイント単位) 即時交換
- Tポイント(50ポイント単位)
- nanacoポイント(50ポイント単位)
- Pontaポイント(1ポイント単位) 即時交換
- waonポイント(100ポイント単位) 即時交換
- amazonギフト券(1ポイント単位) 即時交換
航空会社のマイルは1000マネックスポイント=250マイルと交換が可能です。
- ANAマイル(1000ポイント→250ANAマイル)
- JALマイル(1000ポイント→250JALマイル)
コインチェックを通してビットコインなどの暗号資産に交換することもできます(200マネックスポイント以上1マネックスポイント単位)。1マネックスポイント = 1円の等価交換です。
- ビットコイン
- リップル
- イーサリアム
どこのクレカ積立とカードがおすすめ?
基本的には還元率の高さで選ぶのがおすすめなので、還元率1.1%のマネックス証券が候補です。
マネックス証券の公式サイトを見てみる
もちろん、三井住友カードのプラチナプリファード(通常年会費税込33,000円)やプラチナカードなどSBI証券のクレカ積立の還元率が2%を超える対象カードをすでに持っている場合はSBI証券がおすすめですが、これらは年会費がかかるカードなので年会費無料の通常カード(還元率0.5%)の場合はマネックス証券のほうが還元率が倍以上になります。
またすでに楽天カードやauPayカードを持っていてポイントも貯まっている場合は、マネックス証券と0.1%しか差がないのでカードに対応した証券会社を選んでよいと思います。
auユーザーでauの支払いで使っている(au携帯電話の支払いはポイント還元率高い)、楽天カードで楽天ポイントが貯まっているなどですね。(ただし、楽天カードはクレカ積立の還元率1%の商品は一部だけなので注意してください)
そうでなければ還元率が一番高いマネックス証券がおすすめです。
また、クレカ積立は月の投資金額の上限が10万円なので、月10万円を超えてクレカ積立を行いたい場合は、複数のカードと複数の証券会社を使うとよいです。
マネックス証券のクレカ積立の最大1.1%は月の投資金額5万円まで、それ以降は還元率が下がるので、マネックス証券で月5万円を超えてクレカ積立を行いたい場合は、auカブコム証券(月10万円まで1%還元)など他の証券会社と組み合わせて使うとよいです。
※このページの情報は2022年12月20日時点の情報をもとにしております。※2024年7月、一部情報を修正しました(各社のクレカ積立の上限が5万円→10万円に)
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