LINE証券の詳細やメリット・デメリット

LINE証券ってどう?詳細やメリット・デメリット

今回はLINEで株の取引ができるというスマホ証券「LINE証券」について現時点での情報を書こうと思います。

※LINE証券は2019年8月20日にスタートしたばかりで、この記事は8月22日時点の情報なので今後変更の可能性もあります。

LINE証券はLINE Financialと野村ホールディングスの合弁会社であるLINE証券が運営する新しいスマホ証券で、1株から株を買える(数百円でも買える)、そしてLINEから株が買えるため、さっそくLINE証券で株デビューした人も多いようですね。

ただ、スタートしたばかりで不明なことも多い証券会社なので、現時点での情報を少し解説します。

■このページの内容


ニュースでもやっていましたね

LINE証券のメリット・デメリット

まずはLINE証券のメリット・デメリットです。

メリット

■LINEから簡単に株が買える

LINE証券はLINEのアプリ上で取引ができます。新しくアプリをダウンロードやインストールする必要がなく便利です。

■少額で投資ができる(1株から買える)

株取引は通常は100株単位ですが、LINE証券は1株ずつ買うことができます。そのため、投資する資金が少なくても株を買うことができます。(平均3000円程度、150円程度で買える株もあります)

■夜9時までリアルタイムで売買が可能

通常は1株から買える単元未満株では、買ったそのときの金額で取引ができません。決済タイミングが1日2回などと証券会社ごとに決まっていて、注文したときの株価で買うのではなく、数時間後や翌営業日など決済タイミングの株価で買うのが普通です。

LINE証券の場合はOTC取引(相対取引)といってLINE証券との直取引、つまり「LINE証券が持っている株を買う」ということなので、1株単位で買う取引でもリアルタイムの値段で売買できるんです。

また、LINE証券との取引になるため、証券市場が開いていない15時以降でもリアルタイムで株を買うことができます。(平日21時まで)

ただし、この後のデメリットの項目で挙げますが、LINE証券は指値注文ができないため、その時に提示されている価格でその時にしか買えません。(仕事中などスマホから注文を出せない時には買えません)

■LINE Payで入出金ができる

LINE Payで入出金ができます。銀行振込での入出金も可能です。

■手数料は無料だけど・・・(実はメリットではない)

LINE証券は取引手数料は無料です。

ただ、これは手数料という名目では無料ですが、実質的に手数料と同じ「スプレッド」がかかります。手数料やスプレッドに関しては少し後に詳しく解説します。

手数料の取り方が違うため、他社と手数料の比較がしにくく、高いのか安いのかわからないということもあります。

デメリット

■手数料が高いか安いかわからない

LINE証券は手数料という形ではなく、株価に手数料分が上乗せされた金額で買うスプレッド取引になるので、手数料が高いのか低いのか他のネット証券と手数料比較ができません。

■買える銘柄が少ない

LINE証券で買えるの銘柄はLINE証券が選んだ100銘柄とETF9銘柄のみ。(2019年8月22日時点)

上場している全銘柄を買うことはできませんので、「この会社の株が買いたい」というものが買えない場合があります。

その場合は、1株単位で買いたいならSBIネオモバイル証券、100株単位でまとめて買うならマネックス証券など、他の証券会社で買いましょう。

■注文方法が少ない(指値注文もできない)

LINE証券での売買は、LINE証券がその時に提示している価格での注文だけになります。

逆指値注文のような条件付注文どころか、値段を指定する指値注文もLINE証券ではできません。

そのため、仕事中などスマホから注文を出せない時には買えません。

LINE証券のヘルプの注文方法にも以下のように書かれています。

当社が提示する価格での買付け⋅売却のみです。取引所のように、お客様ご自身で注文価格を指定して(指値)注文することはできません。また、寄り付き⋅引け⋅不成や逆指値などの注文方法は取り扱っておりません。

参考:株式注文について(LINE証券ヘルプ)

「注文を出しておいて約定するのを待つ」ということができず、その場ですぐ注文しないといけないため、LINE証券では株価が気になって仕事に集中できないというような状況が起こりやすそうですね。

■未成年は口座開設できない

LINE証券は未成年は口座開設できません。

未成年のかたで株取引をしたい場合はLINE証券ではなく、未成年でも口座開設できるネット証券で口座を作りましょう。

■投資信託や債権などは買えない

LINE証券で買えるのは株式とETFのみです。投資信託個人向け国債などの債権は買えません。投資信託なども買いたい場合はマネックス証券など、他の証券会社で買いましょう。

■NISAは対応していない

LINE証券は税金対策になるNISAやiDeCoには対応していません。そのため、利益や配当金が出たらかかる約20%の税金からは逃れられません。

■1つの端末でしか取引できない

LINE証券は1つの端末でしか取引できません。

家ではPCで、外出先ではスマホで、というように複数の端末での取引はできません。(PCでの取引はできません)

機種変などで取引する端末を変更することは可能です。

手数料は無料じゃないの?(スプレッドとは)

LINE証券の取引手数料は無料ですが、「スプレッド」という実質的に手数料と同じコストがかかります。

「手数料」という名目ではお金を取らないけど、買うときや売る時に金額が上乗せされるのがスプレッドです。(良い悪いではなく、そういう「仕組み」です)

スプレッドはハイリスクハイリターンなFX取引ではおなじみの仕組みですね。

例えば株価300円の株なら買うときは310円、売る時は290円と、実際の売買価格と差が開くのをスプレッドと言います。

スプレッドの例

この差額がスプレッドです。実質的に手数料のようなものですね。

主に投資の初心者が対象のLINE証券で「手数料無料」という表現は個人的にはどうかと思いますが・・・

ちなみに本当に手数料無料STREAMというアプリ(運営:スマートプラス)もありますし、手数料は定額制で月200円(税別)で取引し放題(※)で、毎月200ポイントがもらえるSBIネオモバイル証券もあります。※1ヶ月の合計約定金額が50万円まで

手数料の安さを気にする人はこういったところのほうが合うかもしれませんね。

話をLINE証券のスプレッドに戻します。

上記の例の場合はスプレッド±10円です。実際に300円程度の株ではここまでスプレッドが大きくないと思いますが、今回は説明でわかりやすくするために例ではあえて大きめにしました。

スプレッドが大きいほどコスト(≒手数料)が高いということですね。

スプレッドがかかる場合はスプレッドの大きさ(売りと買いの値段の差)には注意しましょう。今のところネット証券会社でスプレッドがかかるのは私の知る限りではLINE証券のみです。

■直接取引のスプレッドってヤバくないの?

LINE証券は直接取引なので「LINE証券が持っている株をLINE証券から買う」ということ。値段はLINE証券が提示した値段で買うことになります。

そうなると「100円の株を200円で売ることもできるんじゃないの?」ということを考えた方もいるかもしれませんね。

しかし、安心してください。株は買いたい人だけでなく売りたい人もいます。買いの値段と売りの値段が同時に表示されていれば、どのくらい差があるかは歴然です。基準の株価も同時に表示されていればさらに安心ですね。

確かに「売買の仕組み」上はどちらかの値段しか表示しなければ100円の株を200円で売るということもできるのかもしれませんが、もっと大きく「社会の仕組み」で見るとさすがにLINE証券でそういうことはできないと思います。

この時代にLINEほど知名度がある会社でそんなことをしたら、SNSで大炎上して終わりですからね。初心者だけでなく株取引に詳しい人も見ていますから。

そんな不祥事でLINE本体の株価が下がれば、ちょっと手数料ちょろまかして出した利益なんかとは比較にならないほどの莫大な損失が発生しますから、そんなことはまずしないでしょう。

この点はLINE証券では大丈夫だと思いますが、今後もし同じビジネスモデルで新興の別の証券会社が誕生したら、そのときは気をつけましょう。

ただ、一応ですが「スプレッドは固定されていない」とLINE証券のヘルプセンターに書かれていましたので、取引するときは他のネット証券などで市場でのリアルタイム株価をチェックできるようにしておきたいですね。

ネット証券は口座を持っていれば無料でリアルタイム株価が見れるので、ネット証券の口座開設の手順を参考に、ついでに口座を作っておいてもいいかもしれませんね。口座開設も無料で取引しないペナルティなども無く、情報やツールだけ使うのも問題ありません。

取扱い銘柄や取引できる時間など

LINE証券で買えるの銘柄はLINE証券が選んだ100銘柄とETF9銘柄のみ。(2019年8月20日時点)

参考:LINE証券の取扱銘柄(LINE証券ヘルプ)

上場している全銘柄を買うことはできませんので、「この会社の株が買いたい」というものが買えない場合があります。

その場合は、1株単位で買いたいならSBIネオモバイル証券、100株単位でまとめて買うならマネックス証券など、他の証券会社で買いましょう。

ちなみに2019年8月20日の時点でLINE(3938)と野村ホールディングス(8604)の株はLINE証券で買うことができません

取引できる時間は以下のとおりです。

■日中取引

■夜間取引

LINE証券のログイン方法や株の買い方

ログインは基本的に必要ありません。口座開設後にLINEからLINE証券を起動すれば使えます。専用アプリのインストールも必要ありません。

  1. LINEアプリのウォレットタブを開く
  2. LINE証券のアイコンをタップしてLINE証券を起動

面倒な場合はスマホのホーム画面にLINE証券のアイコンを追加することもできます。

  1. タブバーの[メニュー(…のアイコン)]をタップ
  2. [ホーム画面に追加(+のアイコン)]をタップ

LINE証券の口座開設の方法

LINE証券の口座開設は、LINEアプリから行います。申込みは3分程度でできます

※パソコンからの申込や申込書郵送での口座開設はできません。また、20歳未満の方は口座開設できないので、20歳まで待つかLINE証券ではなく未成年でも口座開設できるネット証券から選びましょう。

口座開設の手順は以下のとおりです。

  1. LINEアプリのウォレットタブを開く
  2. LINE証券のアイコンをタップしてLINE証券を起動
  3. LINE証券トップの「口座開設(無料)」リンクをタップして申込み

あとは画面にしたがって入力を進めていくだけ。

口座開設に必要なものは以下の1か2のどちらかです。

  1. 個人番号カード(顔写真付き)
  2. 個人番号通知カード(顔写真なし)+運転免許証

スマホのカメラで撮影して提出するだけなので、上記の1か2のどちらかを準備しておけば申込みは3分程度でできます。

ただ、その後にLINE証券の審査や手続きなどがあるので、申込みから口座開設が完了するまでは通常5営業日程度かかります。口座開設の早いネット証券と比べるとけっこう時間がかかりますね。

審査完了後に送られてくる口座開設完了ハガキを受け取ったら取引ができるようになります。

もっと詳しい手順(画面の画像付き)の解説はこちら>

iPhoneでLINE証券を使うには?

8月26日にiPhone(iOS)にも対応しました。

現在はAndroid端末同様に口座開設の方法の手順どおりにLINEアプリから口座開設の申込みができます。

 

スマホがiPhone(iOS)のかたで情報の速いかたは、20日にAndroid端末のみでスタートしたときにLINEを開いてLINE証券を探して見つからなかったかもしれませんが、現在はiPhoneも対応済みです。もう一度見てみましょう。

 

LINE証券とLINEスマート投資の違い

LINEアプリの中には、LINE証券と似たものでLINEスマート投資というものがあります。

似ているので混乱しやすいですが、この2つは違います。

LINE証券とLINEスマート投資の違いは以下のとおりです。

買えるものが違うんですね。

「テーマ投資」って何?「ロボアドバイザーって何?」という人は、それぞれ詳しくは以下の別ページの解説を見てみてください。

LINE証券のホームページは無いの?

パソコンやスマホ用のLINE証券のホームページ(公式サイト等)はこちらです。

基本的にLINEからアクセスして取引をするため、公式ホームページにアクセスすることはあまりないでしょう。

LINEアカウントやTwitterなどは情報収集のためにフォローしておいてもいいかもしれませんね。

LINE証券を使った体験談(準備中)

体験談は現在準備中です。後日追記いたします。

 

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