野村證券
野村證券は証券会社の最大手です。ニュースやCMなどでもよく耳にする証券会社ですね。
ネット証券が主流になりつつある今でも、野村證券を知らない人はいないのではないか?というくらい認知度も高い証券会社です。
ネット証券ではない店舗を持つ証券会社は「お金持ちが利用する証券会社」「敷居が高い」というイメージもあるようですが、そうとも限りません。
最近はIPOの抽選のために野村證券を利用する人も多いです。
野村證券は長い歴史があり、その野村證券の特徴や取引手数料、そしてツールの評判やオンライントレードについてまとめています。
野村證券の特徴
野村證券は全国に150以上の本店支店などの実店舗を持っており、コンサルティングサービスが充実している証券会社です。ですから、株式とは何か、どのように取引することができるのかなどよく理解できていないという方でも安心して利用することができる証券会社です。
扱う銘柄も当然多くありますが、金融関係の銘柄にも強い証券会社としても知られています。
野村證券の口座数は533万口座、NISA申込口座数161万口座、預かり資金122.8兆円と日本の証券会社の中でもNO.1を誇っています。(2017年12月時点)
そして、多くの証券会社が個人の投資家と、法人との取引を分けて業務を行っているのに対し、野村證券では取引をしている法人からの株式を、個人の投資家が購入できるようなシステムを保っているという特徴があります。
野村證券の手数料
野村證券の口座管理費は無料です。株取引を行う際の手数料は以下のとおりです(オンライン専用支店・オンラインサービスでの手数料)。
参考までに、主な約定金額と手数料の比較表です。
約定金額 | 10万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | |
---|---|---|---|---|---|---|
オンライン 専用支店 |
電話 | 1991円 | 2619円 | 4505円 | 7648円 | 18333円 |
オン ライン |
152円 | 330円 | 524円 | 1048円 | 3143円 | |
店舗(本・支店) | 2860円 | 1.43% | 1.1%+ 1650円 |
0.946%+ 2728円 |
0.88%+ 3388円 |
※最新の手数料は公式サイトで確認してください。
やはり手数料はネット証券と比べるとかなり高くなります。(参考:ネット証券手数料比較)
野村オンラインサービスと野村ネット&コールの違い
野村證券でのネット取引(オンラインサービス)には、店舗口座でのオンラインサービスと、野村ネット&コール(オンライン専用口座)のオンラインサービスで手数料に大きな違いがあります。
同じ野村證券のオンライン取引でも、店舗の口座かオンライン専用口座かどちらのコースの口座を持っているかで手数料がかなり違うので注意が必要です。
参考:野村證券の手数料が高すぎて変更したい
参考2:野村證券の評判・口コミ
野村證券のIPOは当たりやすい?
野村證券を利用するメリットの1つには、IPOを取得できる可能性があるということです。実際、野村證券を通じてIPOを購入できたという方が多くいます。(参考:IPOの当選確率を上げるには)
では、野村證券のIPOは当たりやすいのでしょうか?
野村證券の主幹事の数
野村證券は最大手の証券会社とあって毎年多くのIPO株の主幹事となっており、その数は大手の証券会社の中でもかなり多い数字になり、ほぼ毎年主幹事の1となっています。そのため、野村證券の口座を持っているならIPO株を購入できる可能性があります。
野村證券では、IPO株の配分の次のように規定しています。
IPO株の90%は裁量配分、10%が抽選配分という割合です。
ここでポイントになるのが、野村證券の口座数になりますが、野村證券は最大手だけあって口座数は非常に多く500万口座以上もあり、相対的に抽選に申込むライバルの数も多くなります。
とは言え、野村證券は扱うIPO株の種類も多いし主幹事になることも多いので、IPO株を狙うのであれば野村證券の口座は欠かせません。
ホームページを見ると非常に分かりやすく現在のIPO株がどのようなもので、ブックビルディング期間がいつまでなのかもまとめられています。 抽選は当たりにくいかもしれませんが、タイミングが合えば窓口での裁量配分(担当者がIPOをまわしてれる)を受けることもできるかもしれません。
野村證券のIPO株申込みは無料
野村證券では口座を持っていれば、IPO株の申込を無料で行えるので、IPO株についての情報が出る度に申込むことがでます。
何度も抽選に参加していればいつかはIPO株を購入できるかもしれないですね。というかIPOは基本的にそういうものです。 何度もIPO株に申し込んで、ひたすら当選を待つことができる、これがIPOの強みです。
IPOの抽選はオンラインサービスでもOK
IPO株に申込む場合は、資金がたくさんあったりたくさん取引して手数料をガンガン払う場合など「大口顧客」の場合は窓口での裁量配分をまわしてもらえるかもしれませんが、そうでない人はなかなかよいIPOはまわしてもらえないでしょう。
そうなると裁量配分ではなく抽選でIPOの当選に期待することになりますが、その場合は野村證券のオンラインサービスでも大丈夫です。
野村證券の口座開設の流れ・手順。必要書類や開設までの期間・日数など
野村證券を利用して株取引をするには、野村證券の証券総合口座を開設する必要があります。
野村證券の証券総合口座は2種類あり、本店支店で取引を行なう証券総合口座本店支店とインターネットを通じて取引をする証券総合取引野村ネット&コールというものです。
では、どのように口座を開設できるでしょうか?
本店支店での証券総合口座開設
本店支店での証券総合口座の開設は口座開設申込書の請求から始まります。インターネットや電話を使って口座開設申込書を請求しますが、直接本店支店に行って口座申込書に記入もできます。
続いて受け取った口座開設申込書に記入をしていきますが、その際に証券総合サービス申込書、マイナンバー提供書、お客様カード、野村ホームトレード利用申込書などの必要書類に記入します。加えて、本人確認書類を添付し、送られてきた上記の申込書をすべて返送します。
続いて、野村證券で書類を審査し、審査で問題がなければ口座の開設となります。
野村ネット&コールでの口座開設
野村ネット&コールで口座を開設する手順は、ほとんど本店支店での口座開設と同じになります。インターネットで申込書を請求して送ってもらい、申込書に記入し、マイナンバー提供書、本人確認書類を申込書と一緒に返送します。
プリンタを持っている場合には、自分で口座開設申込書を印刷して、必要書類と合わせて送るとより早く口座開設ができます。 お客様カードと野村ホームトレード利用申込書が必要ないという点以外は、口座開設の審査があるなどほとんどの手順が一緒になります。
本人確認書類とマイナンバー確認書類
マイナンバーを確認するための書類は、個人番号と写真が一緒になっている個人番号カード、もしくは個人番号通知カード、個人番号の載っている住民票です。これらの他には本人確認書類が必要になります。
マイナンバー通知カードのときには、他に2点の本人確認書類が必要になりますが、それ以外の個人番号カードや番号入りの住民票であれば、本人確認書類は他に1点のみで大丈夫です。
口座開設にかかる時間
口座開設までの時間は、最短で4営業日、長くなると1週間以上必要になります。
口座開設までの時間を短縮するには、口座開設の申込書を請求せずに、自分で印刷するという方法です。
申込書を請求すると、野村證券から郵送で送られてくるまでの時間として3日〜5日必要になり、そこから申込書に必要書類などを添付して返送することになります。
申込書を印刷すれば、それだけでこの3日〜5日の時間を短縮できるので、急ぐ場合は自分で印刷をするとよいでしょう。急ぎの場合には窓口で口座開設を申し込むということもできます。
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