主婦兼自営業の50代女性の個人向け国際を購入した体験談です。20代と30代は会社員をしていて40代は子育て中心、そこから自営の仕事を始めたそうで、投資歴は10年くらいというベテランさんです。
投資の手始めに個人向け国債を買ってみる
自分の預貯金を今後徐々に投資に振り替えていきたいと思い、手始めに国債を買いました。なぜ個人向け国債を買おうと思ったのかというと途中で解約できること、リスクがないことです。利回りは低いのですが、すべて預貯金というのも不安なので投資の手始めに良いと思いました。
一番最初は2年物の短期国債を買いました。預金の利率よりは良いのですが投資としての旨みは感じられません。リスク資産とは別にして国債の多少は持っているという程度ですが、資産を分散して持つことができます。
ちょっとお金のことを考え始めたという感じがして嬉しかったです。今は積み立ての10年国債を始めようかと考えています。これは自動的に利率が変動するので預金のように預け替えをする必要がなく便利です。
日本経済が破綻したら国債はどうなる?
初めて個人向け国債を買うときは特に不安はありませんでした。日本経済が破綻したら国債はどうなる?などの記事を目にすることもあれば、預貯金よりは国債を買うべきという投資専門家の文章に出会うこともあり知識のない自分はどちらの考え方を信じたらよいのか正直迷いました。
国の財政を心配するよりは銀行の破綻の方が先に起こるでしょうから、そういう意味では安心感はあります。
また将来のために大きく増やすということは実際可能なのだろうか?他にも山ほどある投資方法を優先するべきだろうか?という気持ちが出て来ると、国債は非常に非力なものに感じることもありました。そんな時は個人の投資家のブログを読んだり、それぞれの意見の根拠(なぜそのようなことを言うのか)を少しでも知ろうとしました。
無リスク商品として多くの人が国債を組み込んでいた
最終的に国債を買うことにしたのは投資にはリスク商品と無リスク商品を分散させることが必要だと知ったからです。
無リスク商品として多くの人が国債を必ずと言っていいほど一部組み込んでいました。もちろん資産の内容を公表している人に限られますが。信用のある無リスク資産だろうと認識したので、まずは少しでも国債を買っておこうという気持ちになったのです。
多少の利率の高さよりも土台として国債を組み込むのは基本的なことかもしれないと読み取りました。
はじめは地元の郵便局で国債を買う
初めは郵便局で買いました。地元の郵便局とても親切で解らないことはよく教えてくれますので助かりました。例えば100万円の国債を買うのに、預金ならば100万円預けて満期の時に利息とともに戻ってきますが、国債は買う時点で利息分引いた金額を預けました。そういう新しさが嬉しいというか、一人前になった気がしました。
その頃はお金は預貯金しか知らなかったので、国債のお金はどこに流れていくのだろうとかこれまで思いつかなかったことが思い浮かびました。自分のお金をただ預貯金するだけでなく、もっと他に活かす方法がありそうな視野が広がった感覚も持てました。
しかし、まだまだ知らないことばかりなのでもっと勉強していこうと思っています。
国債を買うことにより経済への興味も湧く
国債の利率は今の国の経済状況を表します。1つの指標としてとらえることができます。自分も国債を買うことにより経済への興味も湧きますし、知識欲も刺激されます。単に儲けを追求するよりも良い選択だったと思います。
大きな金額でなくても充分なので国債を始めるのはおすすめします。色々なことを知るとお金の流れや日本の景気などに敏感になります。投資の入り口として始められてはいかがでしょうか。