証券会社の未成年口座の作り方(18歳未満の未成年の証券口座開設方法)

証券会社の未成年口座の作り方(18歳未満の未成年の証券口座開設方法)

2022年4月1日の民法改正により成年年齢が満18歳に引き下げられました。これまで20歳未満は未成年口座でしたが、満18歳から総合口座が作れるようになっています。

満18歳・満19歳の方も通常の方法で口座開設ができます。(親権者の口座や承諾書など不要です)

2016年のジュニアNISA(少額投資非課税制度)の開始によって、未成年でもNISA口座を持つことができるようになりました。

それに伴い、未成年でも株や投資信託などの売買ができる「未成年口座」を作ることができるネット証券が増えています。

これまでは株の未成年口座を持つことができる主なネット証券はマネックス証券とSBI証券だけだったのですが、今はそれ以外にも楽天証券・岡三オンライン・auカブコム証券・松井証券など、いくつかのネット証券で未成年口座が開設できるようになっています。(参考:子供でもできる株取引

口座が作りやすいマネックス証券や、スマホやタブレットで取引しやすい岡三かんたん発注というツールがある岡三オンラインは人気ですね。

ネット証券会社の未成年口座の作り方

未成年口座の作り方の手順は、通常の証券口座開設の手順とは少し異なります。違うのは、未成年口座を作る場合は親権者の承諾が必要なことです。

未成年口座の口座開設の手順は、基本的にはまず親権者(親など)がそのネット証券に口座開設をし、口座を持っている親権者の方の承諾があれば未成年でも口座を持つことができます。

  1. まず、親権者が口座開設をする
    親権者は基本的に親になります。父・母どちらか一方で大丈夫です。
  2. その親権者の承諾をもとに未成年口座の開設を申し込む

というステップでの口座開設になります。

マネックス証券やSBI証券など主なネット証券では親権者の口座開設と同時に未成年口座の開設を申込することも可能です。 ※現在は親権者の口座開設と同時の申し込みできません。まず親権者の口座開設を先に完了してください。

以下のページで主なネット証券の未成年口座の開設の具体的な手順を解説します。

小さい子供でも自分で取引できるの?

子供が小さい場合、何歳から口座を作れるか気になるかもしれませんが、0歳の赤ちゃんでも口座を作ることができます

ただ、ここで取引に関しては注意点があります。

未成年口座の場合は、原則として取引主体者(実際に取引する人)は親権者になります。

「子どもが間違って注文しちゃったから取り消してください」というようなことは受け付けてもらえません。

ただし、取引主体者(実際に取引する人)になれる年齢などは証券会社によって扱いが違います。

例えばSBI証券や楽天証券は、満15歳以上の場合は未成年の本人が取引主体者になる(自分で取引する)ことを口座開設の時点で選ぶことができます。

また、マネックス証券に関しては年齢制限は特に無く、手続きをすれば子供でも本人が取引できるようになります。(口座開設後にコールセンターに連絡し「未成年者の取引に関する同意書」の提出が必要です)

まあ、小さい子の場合は親が取引主体者で、見てあげながらいっしょにやるのでいいと思いますが、11歳で投資を始めた世界的な投資家ウォーレン・バフェットや、小学3年生で投資を始めた村上ファンドの村上世彰さんのような子を目指すならマネックス証券を選びましょう。

 

未成年口座の口座開設のお申し込みには、まず親などの親権者の口座が必要です。口座開設の手順を参考に、まず親が口座を作ってから未成年口座の申し込みをしてください。

※岡三オンラインのように、親権者が口座を持っていなくても未成年口座を作れる証券会社もあります。

口座開設の手順はこちら

未成年口座と通常の証券口座の違い

未成年口座は成人用の通常の証券口座と何か違いがあるのか?というと、少しだけ違いがあります。

未成年口座と通常の口座の主な違いは、取引できる商品の種類が違ったりします。

例えば未成年口座では信用取引ができなかったり、先物やFXなどの比較的リスクが高い商品は取引ができない場合が多いです。株や投資信託などは普通に取引できるので安心してください。

未成年口座でもIPOに参加できます

未成年口座でもIPOに参加することができます。

IPOの当選確率を上げるために子どもの未成年口座を作って家族でIPOに参加するというのもよくあるケースですね。

18歳未満でも既婚者は普通に口座開設できる

未成年(18歳未満)でも、結婚している既婚者の場合は成人となります。

その場合は未成年口座ではなく通常の口座(証券総合口座)の口座開設ができます。親権者の口座も必要ありません。

ただし、口座開設の申し込みフォームに生年月日を入力するので、18歳未満の場合は申し込みフォームの時点で先に進めなくなる場合もあります。

例えばマネックス証券は生年月日が20歳未満でも普通に申し込みできましたが、SBI証券楽天証券は生年月日で20歳未満だと先に進めなくなってしまいました。(※2019年1月の調査時点)

その際はサポートに問い合わせをする必要がありますが、「18歳未満だけど既婚なので口座開設を申し込みたい」と伝えれば手続きの手順を教えてくれます。(電話で資料請求をして郵送での手続きになることが多いです)

18歳以上になったときはどうなるの?

未成年口座を開設した方が18歳以上になり、未成年ではなくなった場合は、自動的に成人用の一般口座になります。

また、18歳未満でも結婚した場合は手続きをすることで通常の証券口座にすることができます。

↑「未成年口座で株取引してみたい」という方はぜひシェアやいいねで教えてください。

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