株取引でトレーリングストップ(トレール注文)が使える証券会社

株取引でトレーリングストップ注文が使える証券会社

「株価が値上がりしたときに逆指値の損切りラインも自動的に上がってくれたら楽なんだけどなぁ

それを可能にした注文方法がauカブコム証券楽天証券等で使える”トレーリングストップ注文”です。(※楽天証券はPCのツールのみ)

トレーリングストップ注文はFX取引やビットコイン等の仮想通貨をやっている人にはおなじみの超便利な注文方法で、トレール注文とも呼ばれますが、株取引でトレーリングストップ注文が使える証券会社は超少ないんですよね。

このページでは株取引でトレーリングストップが使える証券会社はどこなのかを紹介しています。

 

トレーリングストップ注文が使える3つの証券会社

日本株取引でトレーリングストップ注文はauカブコム証券で使うことができます。

また、名前は違うけど同じ注文方法として、楽天証券のトレイリング注文、岡三オンラインのトレール注文・トリガートレール注文があります。

トレーリングストップ注文が使える証券会社は3つ

トレーリングストップ注文が使える証券会社は3つあります。

トレーリングストップ注文が使える証券会社は3社ありますが、基本的に楽天証券かauカブコム証券をおすすめします。岡三オンラインはツール起動時しか有効でないため、パソコンの電源を切っている時は発動しないからです。

また、スマホでトレーリングストップ注文を使いたい場合はauカブコム証券しか対応していません。

SBI証券は株取引では使えません

ユーザーの多いSBI証券でトレーリングストップ注文は使えるか?とたまに聞かれますが、残念ながらSBI証券では株取引ではトレーリングストップ注文が使えません。

SBI証券はFX取引ではトレーリングストップ注文(トレール注文)が使えますが、株取引では使えないので、株取引でトレーリングストップ注文を使いたい人は楽天証券auカブコム証券などの対応した証券会社で口座を作りましょう。

そのためにわざわざ口座を作る価値は充分あるって、FXなどでトレーリングストップ注文を使ってる人ならわかりますよね。

スマホやMacでも使える?

スマホで使えるのはauカブコム証券だけ

auカブコム証券はブラウザ取引で使えるため、WindowsもMacもスマホ(iPhone・アンドロイド)も全て使えます。

ソフトやアプリのインストールも必要無しで、PC版サイトでもスマホ版サイトでもどちらでもトレーリングストップ注文が使えます。

他の2社はパソコンのツールでしか使えません。(岡三オンラインはWindowsのみ対応)

そのため、スマホでトレーリングストップ注文を使いたい人は必然的にauカブコム証券になります。

楽天証券はMacも対応

楽天証券のマーケットスピードUはWindowsでもMacでもトレーリングストップが使えます。無料ツールなので楽天証券の口座を持っていればタダで使えます。

ツールのダウンロード・インストールが必要ですが、その分高機能で画面もかっこいいです。

岡三オンラインはWindowsのみ&ツール起動時だけ有効

岡三オンラインは、岡三ネットトレーダープレミアムか岡三ネットトレーダーライトというツールで使えますが、これらのツールはWindowsのPCみ対応(Macは非対応)のツールです。※2022年10月時点

またツール起動時しかトレーリングストップ注文が有効になりません。ツールを起動していないときはトレーリングストップ注文が機能しない、つまりパソコンの電源を切っているときは機能しないので、注意が必要です。(岡三オンライン以外の2社はツール起動していない時も有効)

注文方法で証券会社・ネット証券を比較も参考にしてください。

私は楽天証券で使っています

私はツール起動中しかトレーリングストップが機能しない岡三オンラインは除外、以前は楽天証券のツールが有料だったのでauカブコム証券を使っていたのですが、楽天証券がツールの利用料が無料になったので、トレーリングストップ注文は楽天証券で利用しています。

口座開設は各証券会社の公式サイトから。楽天証券の口座開設の手順auカブコム証券の口座開設の手順も参考にしてください。

 

楽天証券公式サイトはこちら


auカブコム証券公式サイトはこちら

3社のトレーリングストップ注文の手数料を比較

次はトレーリングストップ注文が使える3社の手数料を比較してみましょう。

まず1日の約定代金合計でその日の手数料を決める1日定額プランでの比較です。

←表は左右に動かせます← 100万円 200万円 300万円 500万円 1000万円
auカブコム証券 0円 2,200円 3,300円 5,500円 11,000円
楽天証券
いちにち定額コース
0円 2,200円 3,300円 5,500円 11,000円
岡三オンライン
定額プラン
0円 1,430円 1,980円 2,530円 5,830円
※赤い字は取引ごと手数料でのその価格帯での最安値です。
※手数料は2022年11月10日時点、税込金額です。

定額プランの手数料で比較すると岡三オンラインが安いですが、100万円以下はどちらも無料です。PC起動中しか稼働しないという使い勝手の不便さを考えると、1日合計100万円超の取引を頻繁にしないなら他の証券会社でいいかもしれないですね。

次に売買ごとに手数料を計算するプランでの比較(税込)です。

←表は左右に動かせます← 10万円 20万円 50万円 100万円 300万円
auカブコム証券 99円 115円 275円 535円 1013円
楽天証券
超割コース
99円 115円 275円 535円 1013円
岡三オンライン 108円 220円 385円 660円 1,650円
※赤い字は取引ごと手数料でのその価格帯での最安値です。
※手数料は2022年11月10日時点、税込金額です。

売買ごとプラン手数料で比較すると、楽天証券とauカブコム証券が安いですね。

トレーリングストップ注文は追加料金などなく普通の手数料で使えます。

■手数料の上限(取引ごと手数料での1回の取引での上限)

手数料上限はauカブコム証券は4,059円(400万円以上は均一)、岡三オンラインの3,300円(800万円以上)があります。

1約定でそれ以上になる大きな金額の取引をすることが多い場合はauカブコム証券が安いですね。

米国株取引でもトレーリングストップは使える?

アメリカの上場企業の株が買える米国株取引でトレーリングストップ注文が使えるのは、主要ネット証券ではマネックス証券とauカブコム証券だけです(2022年11月時点)。

※マネックス証券は日本株の取引ではトレーリングストップ注文が使えませんが、米国株の取引では使えます。

参考:米国株取引でトレーリングストップ注文が使える証券会社

トレーリングストップって何が便利なの?

最後に、トレーリングストップをよくわかっていない人のために、トレーリングストップの解説をします。

自分が買った株の株価が上がり、含み益が出たときに逆指値注文で利益確定をする方は多いと思います。

例えば80円で買った銘柄の株価が上がって100円になった。含み益が出ているけど、もっと上がるかもしれない。

リバース注文の使い方

そんなとき、逆指値注文を使って例えば「株価90円以下になったら売り」というような注文を出しておけば、下げたときに備えつつも株価がもっと上がれば上がっている途中で売ってしまわずにすむし、「まだ上がるかも」と思っていたら下がってしまって売りのタイミングを逃し、せっかくの含み益がなくなってしまうなんてこともないでしょう。

含み益の利益確定で逆指値はとても役に立ちます。

株価がさらに上がっていったときに

さらに株価が上がり含み益がさらに大きくなっていったとき、ちょっと修正が面倒になります。

例えば100円で含み益が出ているとき、株価がもっと上がり110円になりました。さらに上がり120円になりました。

そんなとき、株価の高値が更新されるたびに逆指値の設定をし直して利益を伸ばしていきますよね。

  1. 100円まで上がった!⇒90円で逆指値の売り注文
  2. 110円まで上がった!⇒100円で逆指値の売り注文に変更
  3. 120円まで上がった!⇒110円で逆指値の売り注文に変更

というように、株価が高値を更新するごとに逆指値の条件株価も修正していると思います。

でも、注文の修正ってけっこう面倒なんですよね。

株価が上がったら逆指値の条件株価も自動的に上がってくれたら楽だと思いませんか?

これができるのがトレーリングストップ注文です。

トレーリングストップ注文では、株価が上がれば自動的に逆指値の注文価格を上げてくれます。つまり・・・

といった注文が可能な、非常に優れた注文機能です。

auカブコム証券は、マネックス証券と同じように自動注文が豊富なネット証券です。逆指値注文が使えるのはもちろん

が使えて、さらに今回紹介したトレーリングストップ注文も使えます。

詳細や口座開設の申し込みはauカブコム証券の公式サイトを確認してください。

>>auカブコム証券(公式サイト)

トレーリングストップ注文をネット証券の株取引で使う場合は基本的にauカブコム証券かマネックス証券になると思います。(理由は後述します)

auカブコム証券の他にもトレーリングストップ注文が使えるネット証券はありますが、いろいろ条件付だったり手数料が高かったりします。

そのあたりを比較しながら詳しく解説していきましょう。

まとめ

この記事のまとめです。

注文方法で証券会社・ネット証券を比較も参考にしてください。

 

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