チャールズ・エリスの投資手法と実績

チャールズ・エリス
投資におけるバイブルとしても有名な「敗者のゲーム」の著者がチャールズ・エリスです。
チャールズ・エリスは世界でも最大級の投資信託運用会社であるバンガード・グループの社外取締役をしていることもで知られており、様々な名言を残しています。
現代の投資家たちからすると、チャールズ・エリスはある意味では投資について最初に習う先生のような存在かもしれません。
チャールズ・エリスの投資手法?
チャールズ・エリスの投資手法と言いますか、敗者のゲームで書かれていることを幾つか紹介してみます。
投資をするよりも節約をして貯蓄をしていくことが先決
まず最も基本的なことは「投資をするよりも節約をして貯蓄をしていくことが先決」だとあります。
貯蓄をすることの目的としては、何か問題が発生した時に助けとなってくれるからであり、万が一のことから身を守ることができることにあるからだと言うことですね。
どれだけ投資を行って儲けたとしても、キャッシュフローの貯蓄よりも浪費のほうが多くなってしまっては意味がないと言い換えても良いでしょう。個人投資家であるのなら、毎日の収支と毎月の資産の状況を適切にコントロールしていく必要があります。
相場の先行きには絶対に投資しない
次に「相場の先行きには絶対に投資しない」ということがあります。
相場を見ながら売買を行う時には、相手はプロであると言うことを認識して、投資を行うことを心がけよというものです。
チャールズ・エリスの敗者のゲームは個人投資家を対象に書かれているものですので、基本的に勝つことよりも負けないことを前提にして書かれているものだと考えておいて下さい。
負けないためには、有名投資家たちのように相場の先読みをして投資をするような手法をとることは間違いだとしているのです。
負けないために重要なこととしては、長期の投資目的、投資方針、資産計画などを文書にしてあらかじめ書き出しておくことも重要だとしています。
この文書を基本として投資スタイルをぶれさせないことが理由の1つです。 この投資スタイルなどを記した文書は毎年見直すことが理想だとしており、直感を信じて投資をすることがないようにとしています。