ウォーレン・バフェットの投資手法と実績

ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェットはアメリカの著明な投資家であり、投資の世界では神様のような存在であると言っても良いでしょう。

彼が会長兼CEOを勤めるバークシャー・ハサウェイの株価の上昇はとんでもないものがあり、1965年にウォーレン・バフェットが経営権を握ってからの約45年間でバークシャーハサウェイの株価が約82万%以上に上昇したそうです。

この数字は複利計算で年間でおよそ20%のリターンを40年間以上続けているということから、いかにとんでもない数字なのかを想像することができます。

ちなみに、ウォーレン・バフェットの個人資産は620億ドルを超えており、1986年にその名が登場して以来毎年アメリカの長者番付でベスト10に名前を連ねていたことからもそのすごさが伺い知れます。

ウォーレン・バフェットは地元であるアメリカのネブラスカ州にあるオマハを中心として生活を送っていることから、バフェットは「オマハの賢人」とも呼ばれています

ウォーレン・バフェットの投資手法

ウォーレン・バフェットの投資手法のベースはベンジャミン・グレアムの理論をベースとしていることでも知られています。

彼自身の言葉では、「株式とは企業の一部であることを忘れないようにし、市場に惑わされることなく、安全余裕率を常に意識することが大切なことである」、とされています。

彼が投資を行う時の基準は4つあるとされていて、1つは投資すべき企業が行っている事業の内容を正確に理解できること、次に、長期的に良い業績を保つことができること、経営者にきちんとした経営能力が備わっていること、最後に魅力的な株価であるということになります。

  1. 投資すべき企業が行っている事業の内容を正確に理解できること
  2. 長期的に良い業績を保つことができること
  3. 経営者にきちんとした経営能力が備わっていること
  4. 魅力的な株価であるということ

事業の内容がバフェット自身にとって複雑すぎるといった分野には一切手を出さないことでも知られており、ハイテク分野に関しては投資を行っていません。

また、長期的な業績の良し悪しをはかるには、その企業が持っているブランド力や価格決定力があるかどうかを重視しているそうです。

詳しくは著書億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術を見るとよいでしょう。10年以上売れ続けているロングセラーでレビューも80件以上あるのに評価はかなり高い本ですね。

ちなみに、最近の投資スタイルとして人気が高い「分散投資」ですが、バフェット自身は分散投資を行っておらず、彼自身が設定した基準を満たす企業へと集中的な投資を行うことが特徴だと言えます。

というか、バフェット氏の保有銘柄を見ると分散されている気がしますが、特に分散投資を意識して分散しているわけではなく結果的にそうなっているようですね。

セミナー動画 ウォーレン・バフェットの投資術

バフェットの投資手法についてはマネックス証券のセミナー動画に「ウォーレン・バフェット流日本株投資術【特別編】」がありますね。

ウォーレン・バフェットは11歳のときに株式投資を始めたそうです。小学生の頃ですね。有名な村上ファンドの村上世彰さんも小学校3年生のときに株を始めたそうですが、やはり著名な投資家は子供の頃から投資に触れている人が多いんですね。

実際にウォーレン・バフェットは「金融知識は子供時代に身に着けよ」と言っています。

ロイターのインタビューで「子供たちは読み書きの能力と同様、早い段階で金融に関する知識や実践能力を身に着けるべきだ」と述べたそうです。たしかに日本ではそういう教育が全くされませんからね。

日本でも親の同意があれば子供でも株式投資はできます。子供の証券口座を作っておき、早いうちから金融に関する知識や興味を持ち、将来大物投資家になる”可能性”を与えてあげるのもいいかもしれませんね。

 

バフェットは個人投資家たちの間でも特に人気の投資家で、本もたくさん出ているので彼の投資手法を覚えたいという方も多くいます。ただ、初心者のうちは難しいのでバフェットの投資会社であるバークシャー・ハサウェイの株を買うというのも一つの手かもしれませんね。

また、ウォーレン・バフェットがどんな銘柄に投資しているか、気になりますよね。これは、バークシャーハサウェイの投資銘柄を調べればわかります。こちらはデータがありますのでウォーレン・バフェットの保有銘柄を参考にしてみて下さい。

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