清原達郎さんの投資手法と実績
清原達郎さんは2004年分の納税額において、日本で一番になり、その事から有名になった方です。 有名になった理由の一つとして、サラリーマンであった清原達郎さんが納税額一位になったということがマスコミでも注目されました。
タワー投資顧問の運用部長という肩書を持ったサラリーマンである清原達郎さんが、2004年の納税額は37億円という金額だったのです。 清原達郎さんは優秀な経歴の方であり、東京大学を卒業して、野村證券に入社し、その後は海外でMBAを取得しています。
まさにエリート街道を進んでいた清原達郎さんは、野村證券を退職し、色々な経歴を経ながら、最後にはタワー投資顧問で運用責任者になりました。 タワー投資顧問でファンドの運用に成功したことで、その報酬を受け取り、納税額で一番となったのです。
清原達郎さんの投資手法
清原達郎さんは、株価が割安であり、業績が伸びている銘柄を上手く発掘することで成功しました。
株式投資というのは色々と難しい話がされることが多いですが、結局は良い銘柄を安く買って、高くなったところで売れば儲けられるのです。 それをきちんと実行した結果として、清原達郎さんは納税額一位になるほどの結果を出したのですから、これこそが最も大切な極意なのでしょう。
中小型株を中心に買い集めていき、その値が上がるのをじっと待って、高くなれば売り飛ばすことを繰り返したそうです。
具体的な数字としては、PERは10から15倍、PBRは1から2倍の銘柄に注目して、四季報によって業績が順調だということを確かめて銘柄を選んでいたようです。
ただし、清原達郎さんはマスコミに取り上げられて有名になってからは、あまり順調に行きませんでした。 ファンドの運用が成功せずに、どんどん運用資産が減少してしまい、2009年度の時点で15分の1にまで激減したそうです。
最も高い時には清原達郎さんのファンドである清原ファンドは3500億円の資産があったのに、200億円近くまで下りました。 このように清原達郎さんは必ずしも常に成功してきたわけではありませんが、一時的とはいえ日本でトップクラスの投資家だったのは事実です。
今でも清原達郎さんは投資を続けていて、これから再び大成功する可能性も0ではありません。