ピーター・リンチの投資手法と実績

ピーター・リンチ
ピーター・リンチ

ピーター・リンチはアメリカで最も成功したとされる投資家の1人で、世界でも指折りの株式ファンドであるマゼランファンドを運用し、年率収益率は29%で同ファンドの基準価額を13年間で25倍にまでしたという伝説的な人物です。

彼は個人投資家に向けて分かりやすいことばで解説をしてくれることでも有名で、いくつかの名言を残しています。

有名な言葉に自分の知っているものに投資する」「もっともうまくいく投資は、もっともビジネスライク(合理的)に行われるなどがあります。

ピーター・リンチの行っている投資手法はとてもシンプルなもので、多くの投資家から支持を得ている投資方法だと言っても良いでしょう。

ピーター・リンチの投資手法

簡単にピーター・リンチの投資手法を紹介してみますと、投資対象とする企業に関しては徹底して調査を行って、調査の結果が良ければ株価が安くなった時に購入しておき、10年以上その投資先の株式を保有するというものです。

この保有した株式ですが、基本的に株価が上昇するまでは売却することがなく、ピーター・リンチはこの手法によって10倍増銘柄を多数保有しているそうです。

ピーター・リンチの投資手法の特徴としては、投資を行う時に株式の銘柄を6種類に分けることです。

それぞれのカテゴリーごとに株価の動き方が特徴があるからなのですが、この6つのカテゴリーをみてみましょう。

ピーター・リンチの6種類の銘柄の分類方法

低成長株

低成長株とは、実績と歴史がある大企業に用いられる銘柄のことで、成長率は低い企業のことを指します。高配当である場合も多いのですが、株価の伸びも期待することができないのでディフェンス的な銘柄であると言えるでしょう。

この低成長銘柄は3割〜5割程度の値上がりをするか、ファンダメンタルが悪化した場合には売却するとされています。

優良株

次に、優良株ですが、これは大企業の銘柄ではあるが、低成長株よりも値上がりを期待することができる企業の銘柄を言います。

利益を期待することが出来ますが、10倍増株とはなりにくい銘柄でもあり、PERが高くなった時や新製品が1年以内に利益を出すといった確率が低い時には売却しておきましょう。

急成長株

急成長株は、年率にすると20%〜25%の値上がりを続けていくことが出来そうな企業の銘柄を指します。

株価が急騰するケースが多い反面で、急上昇をした後の売りが長引くことも少なくないので、ハイリスク・ハイリターンである銘柄です。

市況関連株

市況関連株については、売上と利益が上下する企業のことを指していて、景気に大きな影響を受けてしまう銘柄となるので、売買するタイミングが重要になってくる銘柄のことですね。

在庫が増加する、市況が悪化する、などのことがあれば即座に売却した方が良いでしょう。

業績回復株

業績回復株は、倒産寸前の状態から持ち直した企業の銘柄のことです。この銘柄に関しては大化けする可能性もあるとされていて、業績が回復してきた時や、業績回復株から急成長株や市況関連株株に移行した時になどに売却をします。

資産株

最後に、資産株ですが、土地や不動産などに多くの資産を所有している企業のことを指しており、バランスシートには現れにくい特許権やブランド力などを保有している企業もここにあてはまります。

資産株の場合は、買収標的とされた時には売却するようにしておくと良いでしょう。

 

このように分類をすると、銘柄を分析するときにもその特徴がつかめるので分かりやすいですよね。ピーター・リンチのこの手法、取り入れてみてはいかがでしょうか。

投資家一覧に戻る


>> 株関連トピックス一覧に戻る