証券会社の担当営業の売買推奨電話の断り方

証券会社の担当営業からの売買推奨電話の断り方証券会社の担当者からの売買推奨の電話。いろいろと情報を教えてくれたり売買の相談に乗ってくれて最初の頃は頼りになってよかったですよね。

しかし、担当者によっては売買を推奨する営業電話が何度も何度もかかってきたり、「え?また?」「しつこい!もういい加減にしてよ」と思う人も多いでしょう。

ネット証券なら営業電話などかけてこないのでこういったストレスは無く取引できるのですが、大手や中小などの店舗型の証券会社で口座開設をすると電話がかかってくることも多いようです。

電話がくるだけならまだしも、やたらと売買を勧められて手数料がどんどんかかってしまったり、時には「え?今この銘柄勧めてくるの?」なんていうタイミングで、わかる人からしたら「下がりそうな危ない銘柄」を推奨してくることも。

「こんなに売買する必要あるのかな?」なんて思いながらも・・・

などの理由で、営業電話が来るから気が乗らないけど売買してしまったとか、売買はしてないけど「証券会社からの電話が嫌だ」と思っている人も多いようです。

そこで、このページでは証券会社からの営業電話の断り方を解説します。

なんでそんなに売買の推奨をしてくるの?

なぜ証券会社の担当者はそんなに売買の推奨をしてくるのかというと、証券会社は手数料が収入源なので、本当は必要のない状況でも売買をすすめてくることもあります。(もちろん全てがそうということではありませんよ)

ひどい場合はあまりに合理的でない売買の推奨に本人や親族からのクレームが入ることもあるようです。

証券会社の営業からしつこい勧誘や、「本当に今買った(売った)ほうがいいの?」という状況での売買の勧めはありませんか?

あなただけでなく、あなたの親や家族は大丈夫ですか?

しつこい営業電話の上手な断り方

対面の証券会社はネット証券に比べて手数料が非常に高いのですが、それは情報やアドバイスをしてくれる担当者への手数料のようなものです。売買だけだったらネット証券を使えばもっと全然安くすることができます。

にもかかわらず、役に立つどころかこちらに不利益なことをするようなら、手数料の安いネット証券に乗り換えてしまおう、なんて思ってしまいますよね。

まあそれはそれとして、そんな営業電話の断り方はこんな感じです。

相手との関係性やあなたの性格などもあるので、2つのパターン+おまけの3パターンを紹介します。

  1. まずはやんわりと断る、営業電話を減らすための布石
  2. 強く断る断り方(もう2度とかけてほしくない場合)
  3. おまけ:完全に息の根を止める場合(笑)

まずはやんわりと断る、電話を減らすための布石

まず、強く出るのが苦手な人の場合は布石として

「ちょっと最近売買の回数が増えてきたので、手数料が安いネット証券も使っててそっちに変えようと思います。」

と伝えましょう。「アドバイス無しで買うなんて危険です!」「取引で損したら意味がないですよ!」などといろいろ恐怖を煽ってきたり説得されたりすると思いますが、営業トークなので聞き流しましょう

「あなたに言われたとおりに取引して利益が出ていたらこんなこと考えないですよ」くらいの気持ち・スタンスでいると恐怖を煽られても気持ちがブレません。(言われたとおり売買して利益が出ているなら営業電話も嫌じゃないですよね)

ネット証券は大手と比べて手数料が圧倒的に安いので、こう言われたら心理的に次の電話をかけにくくなります。

こうやって言われればむこうも顧客を失いたくはないので、電話をかけずらくなるはずです。つまり次の余計な電話がかかってこないための布石になります。

それでもしつこく営業電話がかかってくるなら、次の方法で強く断りましょう。

強く断る断り方(もう2度とかけてほしくない場合)

「しつこいな」「嫌だな」と電話を無視していてもいつまでも止まりません。留守電を聞くたびに、かかってきた番号を見るたびに嫌な思いをするのはなんとか止めたいですよね。ずっと続くようならどこかで戦う必要があります。

「もう二度とかけてほしく無い」というくらいの気持ちで強く出る場合はこう言いましょう。

「手数料が安いから今後は○○証券で取引することにしたのでもう電話かけてこないで下さい」

より強気に出るなら「手数料が安いから」ではなく「営業の電話がしつこいから」と迷惑していたという気持ちを伝えてしまうのもよいでしょう。

ポイントは「もう決めてしまった」ことにする、そして「もうかけてこないでください」と伝えることの2つです。

まず、ネット証券に「変えようと思います」などとあいまいにすると、説得にかかってきますので、「もう決めた、口座も作った、資金も移す」くらいの勢いで断定して伝えましょう。

ネット証券会社名も「マネックス証券で」「SBI証券で」などと具体的に決めたほうがいいです。

「ネット証券で」というと「どこですか?」と突っ込まれ、まだ決まっていないとわかれば説得にくるので、どこか決めてしまい、できれば口座も作ってしまいましょう。ネット証券ならスマートフォンやパソコンで口座開設ができますし、ネット証券なら営業電話をかけてくることはありませんから

もう一つのポイントは「もうかけてこないで下さい」とはっきりと伝えること。これによって、特定商取引法の「再勧誘の禁止」に該当することになり、違反した場合は指示や業務停止命令の対象となります。

完全に息の根を止める場合(笑)

先の「強く断る断り方」をやってもそれでも止まらない場合は、法律違反なので責任者宛にこちらから電話をかけて伝えるか、証拠の残るメールでカスタマーセンター等に連絡を入れましょう。

相手からかかってきた電話に対して「責任者に変われ!」は、次の電話がかかってこないための布石にはなりますが、いろいろ言われて逃げられますし、こちらもイライラしてエネルギーの無駄遣いです。

営業電話をかけてくるのは組織の下のほうのサラリーマンですから、より上の立場の人にクレームを送るというのは非常に効果的です。

ただ、相手の評価も下がりかねないので、本当にしつこくて我慢できない場合だけにしてあげましょう。

ちなみに・・・ネット証券なら営業電話は一切ありません

ネット証券なら営業電話は一切ありません。自分のペースで自由に売買することができます。しばらく売買したくないときは誰にも言わず、引き止められずにポジションを解約し、投資を休むこともできます。

しかも、手数料が安いです。売買する金額によっては大手証券会社の30分の1の手数料になることもあります。

今の証券会社で100万円の銘柄を買ったら手数料はいくらですか?

例えば大手の野村証券や大和証券の窓口やコンタクトセンターで100万円の銘柄を売買したときの手数料はこれだけかかります。

インターネットで注文した場合でもこのくらいかかります。

となりますが、ネット証券なら

これだけ手数料が違うんです。(※2022年8月1日時点の税込手数料)

参考:ネット証券の手数料比較

約定金額が大きくなればその差はもっと大きくなりますし、この手数料は売買1回ごとの手数料なので、売買を何度も繰り返せばその回数だけ手数料がかかってきます。

あなたは1年間でどのくらいの売買をしますか?

年間で考えるとけっこう大きな差が出てくるはずです。それだけの手数料を払うメリットが感じられるなら、今のまま続けていいと思いますが、そうでなく手数料だけ取られているような状態ならその担当は辞めたほうがいいでしょう。

大手証券会社のメリットをよく考え直す

大手証券会社は手数料が高いかわりに、直接担当者に相談できる、売買のアドバイスをくれるなどの付加価値としてのメリットがあり、私たちはそこに価値を感じるからネット証券より高い手数料を払っています。

にもかかわらず担当者が信用できない場合はそこを使い続けるメリットがあるでしょうか?

中にはパソコンが苦手、難しそうといった苦手意識からネット証券を避けているかたもいますが、今はサポートも充実していて、例えばマネックス証券ではパソコンに関するサポート専用の窓口も用意されています。

参考:マネックス証券をおすすめする5つの理由

本当に使いずらいかどうか、試すだけ試してみてはいかがでしょうか?

意外とストレスなく使いこなせるかもしれませんよ。

今までのおつきあいもあるので、「今の証券会社から資金を全部引き上げるのは悪いな」と思うかたは、少しだけ残しておいて普段の売買はネット証券で、というのもありです。

両方使ってみて比較してみる、というのもいいかもしれませんね。その結果「やっぱり担当者のいる窓口がいい」となったら今のところを使い続けてもいいと思いますが、「ネット証券も意外と使えるね!」となれば、今までよりかなり安い手数料で株取引ができるようになりますよ。

ちょっと使い勝手が難しいネット証券もあるので、パソコンに苦手意識のある方は「使いやすさ」とサポートの評判が良いマネックス証券から始めてみてはいかがでしょうか。

参考:マネックス証券をおすすめする5つの理由

ネット証券の口座開設は、インターネットから申し込みができます。申し込みをする際には当サイトのネット証券の口座開設方法の手順のページも参考にしてみてください。

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