割安株の探し方・見つけ方

2008年10月の株価大暴落で、株式市場は大混乱に陥りました。
株価は軒並み下落、業績に問題のない優良企業も市場の下げにつられて株価が安くなり、ほとんどの銘柄が大きく株価を下げ、株式市場では悲観的な雰囲気が漂いました。

しかし、こんな時こそ株式投資に参入するチャンスです

業績に問題のない優良企業も市場の下げにつられて株価が安くなっている、ということは、本来の企業価値よりも安く株が買える状態、割安で株が買えるチャンスでもあります。株のバーゲンセールのような状態ですね。

それを象徴するかのように、情報の早い方は割安株投資を狙って株取引を始め、ネット株取引に参入する方が急激に増えています。

当サイトでの資料請求数も暴落のあった10月半ばから急増、今までで過去最高の資料請求数となりました。情報の早い方っているものですね。

割安株の見つけ方・探し方

割安株は、企業の価値と比べて株価が割安になっている状態、つまり、今の株価をもとに簡単な計算をすることで割安株を見つけることができます。

割安株を見つける公式は

BPS + (EPS × 10)

株初心者の方には意味がわからないですね。では解説していきます。

まず、計算に必要な各企業のBPS(一株当り株主資本)とEPS(一株当り当期利益)は、「会社四季報」に載っています。EPSは今後2年の予想値の平均を使って計算します。

会社四季報に載っている数字を見つけたら、あとは掛け算と足し算だけなのでとても簡単です。この計算の答えと現在の株価を比べて、現在の株価のほうが安くなっていれば割安株であると言えます。

会社四季報 は本屋で買ってもいいですし、マネックス証券SBI証券等のネット証券に口座開設をすると、インターネット上で無料で最新の会社四季報情報を見ることができます。

割安株を探してみよう

それでは、実際に割安株を探してみましょう。Yahoo!ファイナンスなどで企業名を入れて現在の株価を検索してみます。

1.会社四季報の予想EPS(一株当り当期利益)の今期分と来期分の
    平均値を10倍します。

2.その値にBPS(一株当り株主資本)を足します。

3.現在の株価と比べてみましょう。

現在の株価が計算結果より安くなっていれば割安株です。どのくらい割安かは、現在の株価がどのくらいやすくなっているかで判断します。

これだけです。会社四季報さえあれば簡単ですね。

※この計算方法はあくまで目安で、実際に資産の価値や今後の成長性(ビジネスモデルやブランド力など)を細かく分析する必要があります。 理論株価より株価が割高でも、素晴らしいビジネスモデルを持っていて利益が今後数年にわたって大きく伸びる見込みのある会社であれば、その銘柄は割安であると言えます。

割安株を探すなら

会社四季報やリアルタイム株価情報をすぐに見れるネット証券で口座開設をしておくと便利です。口座開設をしておけば情報が無料で見れるだけでなく、いい銘柄を見つけたときにすぐに取引ができます。

せっかく割安の銘柄を見つけても、そこから口座開設の手続を始めたのでは、その間に株価が上がってしまうかもしれません。割安の銘柄も他の投資家が見つけたり雑誌に紹介されたりするとすぐに値上がってしまう可能性もあるので、いつでも取引ができる準備をしておきましょう。

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