株価が気になって仕事に集中できない時の解決方法
株取引を始めたら株価の値動きが気になってしまって仕事に集中出来なくなってしまった、という方は多いようです。
常に株価の動きが気になり、仕事中でも気になってスマホやパソコンで株価のチェックを何度もしてしまう。
株価チェック中毒のような状態です。
特に株を始めたばかりの初心者の頃や、決算発表など株価に大きな動きのある可能性がある日は株価が気になって仕事どころではない感じになってしまいます。私自身も昔はそういう時期がありました。
(株価1200円を目標にしているのに)1000円から1050円に上がっただけで「おおっ!上がった!」とか、そこから1030円になったら「ああっ!下がった!」とかね(笑)
それでは疲れてしまいます。
しかし、今は全く気にならず仕事に集中できるようになりました。その理由はツイン指値や株価アラートメールなど(この記事の後半で解説します)の無料の機能をうまく使うようになったため、あとは取引する金額を小さくしたためです。
株価チェック中毒の原因は取引金額
実はこのようになってしまう根本原因は取引金額で、マネックス証券のワン株などの1株から株が買える単元未満株で小さく株を始めた人はあまり株価チェック中毒みたいにはなりません。
取引金額が小さければ、多少株価が動いても利益や損失が大きくならず、冷静に取引を楽しむことができます。
例えば100万円分買った株が10%マイナスになれば10万円の損失です。
そうなると株価を見るたびに身体がビクンと反応して脳からアドレナリンが出て「上がれ!上がれ!」と念じ、上がったか気になって何度も何度も株価を見てしまう、見るたびに不安になってさらに気になる悪循環で、株価チェック中毒のようになってしまいますね。(そこまでじゃないですか?笑)
これでは投資ではなくギャンブルしている精神状態です。
でも、同じ10%マイナスでも1000円分だけ買った株なら損失は100円です。
「うわー100円もマイナスだ!どうしよう!株価が気になって仕事に集中できない!」・・・なんてならないですよね。
初心者にはそっちの方が向いています。
株価が上がった時も同じです。10万円の含み益だと「もっと上がれ!今いくらだ!?」と常に株価が気になります。100円の含み益だと「あー上がったね」くらいでそこまで気になりません。
少額で投資をしているほうが仕事にも影響なく、取引も冷静にできます。だから初心者にはそっちの方が向いています。
冷静でない時の取引は間違った判断をしやすく、またそういう時の取引は投資の経験値にならないですからね。
なので、一つの解決策としては、取引金額を減らすこと。
自分はマネックス証券で普段の取引もしつつ、1株ずつが基本の「ネオモバ」でTポイント分だけ運用してみたとき「なんて落ちついて取引できるんだ」と、いかに無自覚に感情が動いていたかを気づかされて目が覚めました。
そこから大きい金額での投資成績もけっこう上がりましたからね。
投資するときの正しいメンタル状態の感覚をつかんで、より冷静に取引できるようになった。そういう意味で投資経験者にも単元未満株の少額投資おすすめですよ。
そして、実は株価が気になって何度も見てしまうときって、何度株価をチェックしても意味が無いことが多いんです。
初心者が株価を何度もチェックしてしまうときの悪いパターン
初心者で株価が気になって何度もチェックしてしまうときは、多くの場合「ただ動きを見ているだけ」という状態が多いです。
「上がったらここで利益確定、下がったらここで損切り」ということを決めてタイミングを見ているわけではなく、上がったら喜ぶ、下がったら凹む、「上がれ〜上がれ〜」と祈りながらただ株価の動きに反応しているだけの場合があります。
これではいくら株価を見ていても意味がありませんよね。戦略的な売買ではなく感情で売買をしてしまう可能性が高くなるので損をしてしまう可能性も高くなります。
株価が上がったならいくらで利益確定、下がったならいくらで損切り、というのを決めていないなら、株価の動きを見ていてもただ感情が動かされるだけで意味がありません。
それに対し、利益確定や損切りの戦略をしっかりと決めていれば、株価の上下にいちいち心を乱されなくなります。そして、その戦略がしっかりと決まっていれば、ずっとパソコンの前で株価を見ていなくてもいいのです。
株価は”見てなくていいタイミング”がある
最初のほうで私は「今では全く気にならず仕事に集中できるようになった」と書きましたが、その理由はマネックス証券の株価アラートメールを使って、株価を見ていなくてもいいタイミングでは一切気にしないようにしたことがあります。
株価って「ちゃんとチェックするべき”重要な時”」と、「気にしなくていい時」があります。
例えばある銘柄の株価が1000円で、+100円の1100円が利益確定ライン、-100円の900円が損切りラインだとしたら、1020円(+20円)とか990円(-10円)とかそのあたりでは気にしなくてもいいわけです。
利益確定ラインに近い1080円くらいや、損切りラインに近い920円くらいまではずっと株価をチェックしていなくても問題ない「気にしなくていい時」ですね。
この例でいうと株価が920円〜1080円の間は株価を気にせず仕事にも集中していてよい時間なわけです。これがあるか無いかで仕事の効率や心のゆとりはぜんぜん違いますよね(笑)。
でも気にしなくていい時でもついつい株価を見てしまって、そこで時間を奪われてしまいます。
株価が気になってスマホで何度も株価をチェックしたり、パソコンのトレード画面の前にはりついていたりすれば、時間をかなり奪われます。画面は見ていなくても株価が気になっている時点で集中力が奪われてしまうのでそれは避けたいですよね。
それに、ずっと株価の動きを見ていると特に初心者は一時的な急な動きでメンタルもブレてしまいやすいです。
株価を見てしまうから一時的な値動きでメンタルがブレてしまい、さらに気になって見るのをやめられなくなってしまう悪循環に陥ってしまうんですよね。
そこで、株価がいくら以上(以下)になったら株価アラートメールでスマホにメールで通知が来るように設定しておくんです。
メールが来なければ基本的に見ません。私は長期投資スタイルなので「株価を全く見ない日」のほうが多いくらいです。
通知だけでなく売買も自動でできる
株価アラートメールに加えて、逆指値やツイン指値を使って、株価が動いた時の売買注文をあらかじめ先に設定してしまうことができます。
私はこれをしたから、株価のチェックに時間はほとんど使わなくて済むようになりました。
利益確定や損切りの戦略が決まっていれば、逆指値やツイン指値という注文方法で、あらかじめ朝の取引が始まる前に「いくらまで上がったら売る(利益確定)」「いくらまで下がったら売る(損切り)」といった株価の動きに応じた注文を予約しておくことができます。
これはすごく楽になりますよね。仕事にも集中できるし、株取引も感情に左右されずに決めた戦略通りに行うことが出来ます。
仕事中に株価チェックをしてしまうという時点で、利益確定と損切りの戦略を決めていても、株価が上がったら「もっと上がるかも」と売り時を逃し、下がったら「もう少し戻るかも」と売り逃げ時を逃しかねません。
感情が邪魔してしまって冷静なときに考えた戦略どおりの売買ができない可能性が高いんですね。これも逆指値やツイン指値が解決策となります。
ツイン指値注文が使えるネット証券
ただし、一つ注意点があって、ツイン指値注文は全てのネット証券で使えるわけではありません。
逆指値注文はほとんどのネット証券で使えます。しかし、ツイン指値(利益確定の指値注文と損切りの逆指値注文が同時に出せる)や連続注文やリバース注文(注文約定後の次の注文まで予約できる)といったより戦略的な注文方法が使えるネット証券はマネックス証券とauカブコム証券くらいです。
なので、もし今使っているネット証券が逆指値やツイン指値などに対応していない場合は、新しくネット証券の口座開設をすることをおすすめします。使いやすさの面で考えるとマネックス証券がおすすめです。
- 仕事にも集中できる
- 感情に左右されずに自分が冷静なときに決めた通りの売買を行うことができる
となれば、それだけの価値はあると思いませんか?
キャンペーンなどもあり、いろいろなツールや情報も無料で使えるようになるので、口座開設をしておいてきっと損はしないと思います。
口座開設の申込は各ネット証券の公式サイトからどうぞ。
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