0歳の赤ちゃんでも、株を買う証券口座や銀行口座を作れるの?
子供の将来のために産まれてすぐに口座を作る人も多いですよ。
子供が産まれてすぐに銀行口座を作って、出生体重を同じ金額をプレゼントする出生体重預金や、子供の将来のために配当金などで少しでもお金を増やしておこうと、長期投資の目的で子供の証券口座を作っておく人は意外と多いです。
2023年まではジュニアNISAの口座も作れるので、利益や配当金に税金がかからずに最大で20歳まで運用することもできます。
このページでは小さな子供や赤ちゃんが証券口座や銀行口座を作る方法を解説します。
■このページの内容
※このページでは便宜上、親権者を親と表記しています。
0歳の赤ちゃんでも証券口座や銀行口座は作れる
「証券口座や銀行の口座って何歳から作れるの?」
子供が産まれる前や産まれたばかりのとき、小さい子供がいる家庭では、このように疑問に思うことがあるかもしれません。
産まれたばかりの0歳の赤ちゃんでも銀行や証券会社の口座を作ることができます。
と思う人もいるかもしれませんが、子供の将来のためのお金は小さいうちから準備を始めたほうが無理なく貯められることが多いです。
投資というとリスクを心配する人もいますが、多くの人が検討する「学資保険」だって元本割れすることはあり、また銀行に置いておいて例えば「100万円」という金額の数字は減らなかったとしても、10年後には「100万円で買えるもの」が減っている可能性だってあります。
投資では高い配当金を出してくれる会社や、利益を再投資して複利運用する投資信託など、商品の選び方次第で選択肢は広がり、子供が喜ぶ株主優待などが届く企業に投資すれば、子供の年齢が上がったときに、学校では教わらない「お金の勉強」への興味にもつながります。
いずれにしてもリスクは避けられず、2023年まではジュニアNISA(配当金や利益に税金がかからない)の口座も作れるので、使うか使わないかは別として「選択肢の一つ」として早いうちに口座を作っておいてあげるのは良い選択だと思います。
本格的に子育てが始まると忙しくてそんな時間すらなくなる時期もありますからね。
まずは銀行口座を先に作ります
証券口座も銀行口座も赤ちゃんや小さい子供でも作ることができますが、まずは銀行口座を作るのが先です。
証券口座を作るには銀行の口座が必要です。投資のための資金を出金するために銀行口座が必要で、証券口座開設の申込の時点で銀行口座を登録するところがほとんどです。
現在は銀行も証券会社もオンラインで口座開設ができるし、印鑑なしで口座を作れるところもあるので、まずは銀行の口座を作りましょう。
未成年口座は親と同じ証券会社で
子供の銀行口座を作ったら、次は親の証券口座です。
未成年の子供の証券口座(未成年口座)は基本的に親(親権者)と同じ証券会社で作ることになります。
多くの証券会社は、まず親が口座開設をして、その証券会社に口座を持っている人が子供の未成年口座を同じ証券会社に作るという手順になります。
親が口座を持っていなくても作れる証券会社もたまにあるのですが、基本的にほとんどの証券会社は未成年口座を作るにはまず親の口座が必要なので、まずは親が証券会社に口座を作りましょう。
ネットで簡単に作れるネット証券の口座開設の手順はこちら。
投資資金は子供の名義
株や投資信託を買う投資資金は、親の名義ではなく子供の名義の資金になります。
実際に株や投資信託を買ったり売ったりといった「運用」に関しては、15歳までは親が行う(15歳以降は親か子供か選べる)というルールのところが多いですが、投資をする「資金」は子供の名義の資金になります。
贈与税には注意
投資をする資金は子供の名義なので、贈与税の基礎控除(年間で110万円)を超える資金は贈与税の対象になります。
まだ1歳なのに300万円入っていたりすると、税務署に見つかれば税率の高い贈与税の対象になってしまう可能性が高いので注意が必要ですね。
子供のお金の教育に。興味や可能性も広がる
学校では教えてくれないお金の教育。知ってるか知らないかで大きな差がつくこともたくさんあります。
投資をしている人ならわかると思いますが、投資をはじめたことで得たお金以外のもの(知識や経験、興味など)、そしてそこから広がって得たものはたくさんあると思います。それはいろんなところで役に立ったのではないでしょうか。
とは言っても、子供は「興味」を持たなければ学ぼうと思いません。
子供でもできる株式投資のページでも書きましたが、子供のときに、タカラトミーやマクドナルドの株主優待が送られてきたら子供はとても嬉びますよね。
他にも、ベネッセの優待カタログで子供に好きなものを選ばせてあげるのも喜びます(こどもちゃれんじの割引にも使えます)。
小さいうちはなぜかわからず「時々送られてくるうれしいプレゼント」かもしれませんが、少し大きくなったら「何で自分はこれがもらえるの?」と思い、親に質問をしてくるかもしれません。
その時がチャンスです。子供に株式や経済の興味を持たせることができます。
そんなきっかけにもなり得るので、急いですぐに作らなくても、早めに作っておいてあげるとよいかと思います。