子供でもできる株式取引(小中学生以下でもOK)
「大人なのに、まだ証券口座がないの?」 と証券口座を持っていることを自慢げに話す子供の広告を2005年にマネックス証券(当時はマネックス・ビーンズ証券)が出稿していました。
マネックス証券に株の口座を開いている小中学生は2005年の当時ですでに約1万5000人いたそうです。
そこから15年以上経った今、小中学生から株を始めていた子供が大人になって、若くしてすでにかなり熟練の投資家になっている子もいるのではないでしょうか。
実際に世界的な投資家のウォーレン・バフェットさんや日本人でも村上世彰さんなどは小学生のころから投資を始めていましたし、子供のうちに投資の経験をすることや金融知識を身につけることを勧めています。
お金に対するリテラシーは誰にも必要なはずなのに、なぜか学校では教えてくれないし、「お金を貯められる人と貯められない人」や、「お金を掛け算で増やす考えの人と足し算でしか考えない人」「投資に使う人と消費だけでほとんど使ってしまう人」のような大きな差が付きますからね。
マネックス証券やSBI証券 や岡三オンラインでは、親(親権者)の承諾ががあれば子供でも株式投資の口座を作ることができます。
子供の将来への投資
もし、株の投資を大人になるまでは続けなかったとしても、経済に興味を持つことができれば、子供のうちからいろいろなことを学ぶかもしれません。
子供の頃から株を持つことで経済やビジネスに興味を持ち、将来のためになるということで、ネット証券で口座開設をして子供に株を持たせているケースも多いようです。
学校ではお金のことや投資のことは教えてくれませんからね。
確かに子供のうちに、例えばマクドナルドの株を持たせてあげて、年に2回マクドナルドの株主優待が送られてきたら子供はとても嬉しいですよね。
自分の名前でマクドナルドから無料の食事券が届くんです。ハッピーセットにも使えるんです。子供は喜びますよね。
男の子だったらタカラトミーのトミカもいいですね。
子供のうちはなぜかわからず「時々来るうれしいマクドナルドの食事券」かもしれませんが、少し大きくなったら「何で自分はこれがもらえるの?」と思い、親に質問をしてくるかもしれません。
その時がチャンスです。子供に株式や経済の興味を持たせることができます。
子供の興味には「きっかけ」が必要
大人の方は、「もっと学生の時に経済のことをいろいろ勉強しておけばよかった」と思った方も多いと思います。でも、子供に難しい経済の話をしてもなかなか興味を持ってはくれません。
子供に興味を持たせるには「きっかけ」が必要となり、そのきっかけになるものというのは子供にとって「自分にメリットがあること」、そしてその材料として子供にメリットのある株主優待を行っている企業の株というのはとても使えます。
マクドナルドの他にも子供に人気のある株主優待を出している企業といえば、東映アニメーションや、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドなどがあります。
また、ネット証券にログインすると、「○○さん」というふうに、自分の名前が出ている管理画面が表示されます。子供にとって自分の名前の書かれた画面にログインするのはとても嬉しいものです。そうやって子供のころから株や経済に興味を持てば、考え方や視野・視点が広がり将来の役に立つことは間違いないでしょう。
小さい頃から経済やお金の大切さに興味をもたせる
有名な投資家のウォーレン・バフェットは「金融知識は子供時代に身に着けよ」と、子供の頃から投資に関する知識をつけることを推奨しています。
日本人では村上ファンドの村上世彰さんも、子供のときに1000万円を渡されて、「これ以上はあげないから、あとは自分でやれ」と言われて小学3年生で投資を始めたというエピソードがあります。
子供のころから株や投資やお金の勉強をするということはとても重要なことだと思います。
「金持ち父さん」の本でも、ロバートとマイクは子供のうちから金持ち父さんにお金や投資のことを教えられて成功しました。
「子供に株をやらせるなんて・・・」と最初から否定するのでなく、社会勉強の一環として経済のしくみやお金の大切さに興味をもたせるために株の口座を持たせて小さな額で取引を経験させてみるのもいいかもしれません。
まずは株の口座開設をしてみよう
株の口座開設は無料です。口座の維持費もかかりません。ただし、子供(未成年)の場合は親(親権者)の承諾がないと口座開設はできません。
また、口座開設をするネット証券に親(親権者)が口座を持っていないと未成年の口座は作れないので、まずは親御さんの口座開設をしてもらいましょう。
親御さんの口座を作ることができたら、ネット証券の未成年口座の作りかたのページを参考に、未成年用の口座の申込みをしましょう。
子供・未成年でも株の口座開設ができるネット証券
現在、未成年でも株の口座を開設できるネット証券は、マネックス証券、SBI証券、岡三オンラインです。
口座開設の申し込みはこの下の「マネックス証券」や「岡三オンライン」「SBI証券」の名前を押して公式サイトから無料で申し込むことができます。
まずは先に親権者の口座を作る必要があります。ネット証券の未成年口座の作りかたを参考にして下さい。
追記:
2016年のジュニアNISA(少額投資非課税制度)開始にともなって、各ネット証券での未成年口座の開設ができるようになっています。上記で紹介したマネックス証券・岡三オンライン・SBI証券以外にも、楽天証券・auカブコム証券・松井証券など、いくつかのネット証券で未成年口座が開設できるようになっています。
子供もNISAで投資ができるジュニアNISA
未成年の子供でもNISAで投資ができるジュニアNISAという制度があり、ジュニアNISAの口座を作れば子供でもNISAの非課税を利用して投資をすることができます。
しかも、成人するまで非課税で運用できるので、配当利回りの高い銘柄や成長性の期待できる会社など、長期の投資となればかなり大きなリターンを狙って非課税で運用できる可能性もあります。
ただし、ジュニアNISAは2023年までの制度なので、2023年10月以降は口座を作ることができなくなります。また、2024年から始まる新NISAは未成年は利用できないので、お子さん名義のNISA口座を作りたい場合は急ぎましょう。
参考:新NISAは未成年は使えない!2023年中にジュニアNISAを使おう
参考:ジュニアNISAの口座はいつまで作れる?ジュニアNISAの口座開設の期限と手順
子供が自分で株取引をするならマネックス証券
子供が自分で株取引をしたい場合はマネックス証券を選ぶとよいです。
マネックス証券は手続きをすれば子供が取引主体者になる(自分で取引する)ことも可能です。(例えばSBI証券は15歳以上にならないと自分で取引はできなかったり、そもそも未成年口座は未成年が取引主体者になれないところもあります。)
はじめてなので使いやすいほうがいいと思うので、スマホやタブレットで使いやすい岡三かんたん発注が使える岡三オンラインは子供でもわかりやすいデザインでおすすめです。
まあ、小さい子の場合は親が取引主体者で、見てあげながらいっしょにやるという形でいいと思いますが、11歳で投資を始めた世界的な投資家ウォーレン・バフェットや、小学3年生で投資を始めた村上ファンドの村上世彰さんのような子を目指すならマネックス証券を選んで自分で取引をさせてあげるとよいでしょう。
家族でIPOを楽しむのも
株にはIPOという制度もあります。
IPOは人気のため基本的に抽選になるのですが、抽選で外れても損しないのでたくさん応募することが基本です。(参考:IPOのメリットなど)
家族で抽選に参加して「誰が当たるかな?」なんてみんなで楽しむのも、子供が興味を持つきっかけになるかもしれませんね。
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