SBI証券のIPOチャレンジポイントで全然当たらない?当選の目安や抽選方法の誤解

SBI証券のIPOチャレンジポイントで当たらない?当選の目安や抽選方法の誤解

「SBI証券のIPOチャレンジポイントをいくら使っても全然IPOに当たらない」という話を時々聞きます。

話を聞いてみるとそもそも認識が間違っている場合が多いようです。

このページではSBI証券のIPOチャレンジポイントの当選の目安や、SBI証券のIPOの抽選方法のよくある誤解について解説します。

なんて思っているならそれは間違っていますので、このページを読み進めて正しい情報に更新しましょう。

まずは、SBI証券のIPOの配分の誤解と「資金が多いほど有利」の意味について、そしてIPOチャレンジポイントのよくある誤解使い方間違うと全然当たりません)について順番に解説します。

SBI証券のIPOの配分の誤解

SBI証券のIPOの個人投資家への配分は、70%が抽選、残り30%がIPOチャレンジポイントでの配分という流れになります。

全部がIPOチャレンジポイントの対象ではなく、IPOチャレンジポイントの対象となるのは30%だけなんですね。

そして、70%の抽選に関しては、IPOチャレンジポイントは関係なく普通に抽選になります。

ただし、SBI証券では資金がたくさんある人ほど有利になり、SBI証券はIPO抽選では激戦区になります。(※詳しくはSBI証券でIPOがなかなか当たらない理由これからIPOを始める初心者におすすめの戦略は?を参考にしてください)

抽選なので1口で当たる人もいますからこれは運としか言えませんが、1口当たりの当選確率はかなり低くなります。

とは言えSBI証券は主幹事になる(=そもそも当選本数が多い)こともあるし、外れたらIPOチャレンジポイントが貯まるので、1口だけでも抽選に参加しておくのはいいですね。(抽選の口数が多くても外れたときにもらえるIPOチャレンジポイントは1ポイントだけです)

そして次は、IPOチャレンジポイントに関しての誤解です。こちらも誤解が多く、間違った認識だと「いくらポイントを使い続けても当たらない」ということにもなりかねませんので注意して下さい。

IPOチャレンジポイントのよくある誤解

IPOチャレンジポイントはたくさん使えば当選確率が上がる(1ポイント使えば口数が2倍になる)というものではなく使ったIPOチャレンジポイントが多い人から配分されていきます。

そう、ここの部分は抽選ではないんですね。(使ったIPOチャレンジポイント数が同じだった場合は抽選)

これは公式サイトにも見つけにくいですが、ちゃんと記載されています。

指定IPOチャレンジポイント数の多いお客様から順に配分するものといたします。指定IPOチャレンジポイント数が同一のお客様が複数おられる場合は、抽選により順位をつけさせていただきます。

募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針より引用

「せっかく貯めたポイントが一気にたくさん減るのは嫌だな」と思って10ポイントや20ポイントといった少ないポイントを使っても当選する確率はほぼ無いと思ったほうがいいでしょう。

IPOチャレンジポイントは「貯めて貯めて貯めて・・・ここぞというときに一気に使う!」という感じですね。

ということは、普段いかにIPOチャレンジポイントを貯めておくかが大事ですね。

当選する目安はどのくらい?

ちなみにIPOチャレンジポイントで当選する目安ですが、これは「銘柄による」というのが答えです。

ここはライバルとの勝負なのでIPO銘柄の人気度にもよりますが、人気の銘柄だと数百ポイント単位で使っても当たらないことも全然あります。


そうは言っても「10ポイントくらいでも可能性があるのか、100ポイント以上必要なのか」みたいなざっくりの目安は知りたいと思います。


参考までに、2021年後半で「どのくらいのポイントを使って当選した人がいるか」がわかったものはこんな感じです。

Twitterで検索すると何ポイント使って当選したという報告が出ていたりしますが、少ないもので2-300ポイント、多いものだと500ポイント以上使って当選したというのが多いですね。

このくらいまで貯めるか、マネックス証券など平等抽選の他で当選を狙うか。(参考:IPO初心者におすすめの証券会社と戦略

かなり昔はもっと少ないポイントで当選してましたが、SBI証券はユーザーも多いし貯めてる人も増えているから今後さらに厳しくなるかもしれないですね。

大型案件やSBI証券が主幹事のときが狙い目

繰り返しますが、SBI証券にIPOで何株配分されるかで合計の当選口数が決まり、そのうちの30%がIPOチャレンジポイント、抽選ではなく使ったポイントが多い人から当選です。

例えばそもそもSBI証券への配分が10口しかない銘柄ならIPOチャレンジポイント分での当選は3口しかないことになるので、それが人気の銘柄なら相当なポイントを使わないと当たらないことになります。

逆に大型案件や、SBI証券が主幹事のときなど、配分が多いときは当選口数も多くなり、当選のチャンスは高まります。(参考:IPOの当選確率を上げるには

また人気銘柄ほど申し込むライバルも多く、不人気銘柄ほどライバルも少なくなるため、人気銘柄ほど競争倍率は高まり、当選確率は低くなります。

ただし、人気銘柄ほど初値が上がりやすく不人気銘柄は初値割れもあるので、ここは突き詰めて考えていくほど「IPOチャレンジポイントを貯めて一発で大儲け」という考え方は現実的ではないということになってきます。。。

そういう意味でも、資金が少ない人(100万円以下くらいの人)はIPOチャレンジポイントを貯めるより小資金でも不利にならない証券会社を使ったほうが当たる可能性が高まります。(参考:これからIPOを始める初心者におすすめの戦略は?

ちなみに、IPOチャレンジポイントを使っても当選しなかった場合はIPOチャレンジポイントは減りません。

「たくさん使って当たらないのに減っちゃったらもったいない」という心配は無用です。

どんどん申し込んでIPOチャレンジポイントをたくさん貯めておくほど有利です。また、SBI証券はIPOに有利な証券会社の一つでもあります。IPOの当選を狙っている人はぜひSBI証券の口座も持っておきましょう。

⇒口座開設はSBI証券 (公式サイト)から。

SBI証券の口座開設の手順はこちら