ウォーレン・バフェットの保有銘柄を購入しよう
ウォーレン・バフェット氏
割安な株を見つけて長期保有というスタイルで驚異的なリターンを出し続けている米国の著名な投資家のウォーレン・バフェット氏。
株をやっている方なら、彼の名前は一度は聞いたことがあるでしょう。
1965年から2014年までの50年間の年平均リターンは19.4%で複利運用を続け、約7万5000%に資産を増やしています。
「ウォーレン・バフェットが買ってる銘柄ってどんな銘柄?」
というのは多くの個人投資家が気になっていることですね。私も昔かなり気になっていました。
そして、頭の良い方はこのように考えたのではないでしょうか。
「ウォーレン・バフェットが長期保有で高いリターンを出し続けているということは、自分もウォーレン・バフェットが保有している銘柄を買えば儲かるんじゃないか?」
頻繁に売買してコロコロ銘柄が変わるトレーダー達とは違い、ウォーレン・バフェットのスタイルは長期保有。となれば、長期保有スタイルのウォーレン・バフェットの保有する銘柄なら投資の参考にすることができますよね。
ウォーレン・バフェットの保有銘柄一覧
ウォーレン・バフェット氏の保有銘柄の一覧は、大手ネット証券会社のマネックス証券が公開しているデータがあります。
そちらを見ると、ウォーレン・バフェット氏の投資会社であるバークシャーハサウェイの2020年12月末の保有銘柄の上位の10銘柄は、以下のようになります。
- アップル(43.6%)
- バンク・オブ・アメリカ(11.3%)
- コカコーラ(8.1%)
- アメリカンエクスプレス(6.8%)
- クラフト・ハインツ(4.2%)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(3.2%)
- ムーディーズ(2.7%)
- ユー・エス・バンコープ(2.3%)
- ダビータ(1.6%)
- シェブロン(1.5%)
※マネックス証券の運営するiBillionaireからポートフォリオの上位銘柄を引用
ちなみに2019年3月の保有銘柄上位10銘柄は以下の通りでした。過去の保有銘柄と比較すると動きがわかりますね。
- アップル(23.77%)
- バンク・オブ・アメリカ(12.39%)
- ウェルズ・ファーゴ(9.93%)
- コカコーラ(9.40%)
- アメリカンエクスプレス(8.31%)
- クラフト・ハインツ(5.33%)
- ユー・エス・バンコープ(3.12%)
- ジェイピー・モルガン・チェース(3.02%)
- ムーディーズ(2.24%)
- バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(2.05%)
2018年3月の保有銘柄上位10銘柄は以下の通りでした。
- アップル(21.27%)
- ウェルズ・ファーゴ(12.66%)
- バンク・オブ・アメリカ(10.78%)
- クラフト・ハインツ(10.74%)
- コカコーラ(9.19%)
- アメリカンエクスプレス(7.48%)
- ユー・エス・バンコープ(2.43%)
- フィリップス66(2.32%)
- ムーディーズ(2.11%)
- バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(1.70%)
2017年3月の保有銘柄上位10銘柄は以下の通りでした。
- クラフト・ハインツ(18.27%)
- ウェルズ・ファーゴ(16.49%)
- アップル(11.48%)
- コカコーラ(10.49%)
- アメリカンエクスプレス(7.41%)
- IBM(6.95%)
- フィリップス66(3.95%)
- ユー・エス・バンコープ(2.71%)
- チャーター・コミュニケーションズクラスA(1.91%)
- ムーディーズ(1.71%)
また、2013年9月末の上位10銘柄は以下のとおりでした。
- ウェルズ・ファーゴ(20.8%)
- コカコーラ(16.5%)
- アメリカンエクスプレス(13.7%)
- IBM(12.4%)
- P&G(4.3%)
- ウォルマート(4.0%)
- エクソン・モービル(3.7%)
- ユー・エス・バンコープ(3.1%)
- ディレク・ティービー(2.4%)
- ダビータ・ヘルスケア・パートナーズ(1.9%)
ウェルズ・ファーゴやコカコーラ、アメリカンエクスプレスはずっと上位で保有し続けていますね。また、Appleはバフェットが買い増し続けていることで有名ですね。
バフェットと同じ銘柄を買えば同じパフォーマンスになる?
初心者のかたはこう思うかもしれません。
「保有している銘柄が公開されているならウォーレンバフェットが持っている銘柄を同じように持っていればバフェットと同じパフォーマンスが出せるのでは?」
しかし、残念ながら投資の世界はそんなに甘くはありません。
バフェットと同じ銘柄を持つということは、バフェットが売った時に株価が大きく下がる可能性があります。
バフェットが持っている銘柄を一気に大量に売ったらその分株価は下がりますし、決算発表を見てバフェットが売ったことに気づいた他の投資家も売るためさらに株価は下がります。バフェットが売る前に「売りますよ」って教えてくれるわけではないですからね。
実際に2017年の上期にバフェット氏が保有していた3分の1を売ったIBM株はその後かなり株価が下がりましたね。
「バフェットが持っている銘柄を買う」のは良いですが、「バフェットが売った後に売るのは得策ではない」ということです。
もちろん、バフェットは長期保有スタイルなので個別の銘柄を買うときの参考にしたり、「バフェットが保有してる銘柄を買ってみよう」というのは良い考えだと思います。
新しく買った銘柄や買い増した銘柄を買うというのも戦略としてありだと思います。
しかし、「同じ銘柄を持っていればバフェットと同じように毎年20%近くのパフォーマンスが出せる」ということではないんですね。
ウォーレン・バフェットの会社の株を買うのもアリ
ウォーレン・バフェット氏と同じ銘柄に投資する方法としては、個別の銘柄を買っていくという方法のほかに、ウォーレン・バフェット氏の投資会社であるバークシャーハサウェイの株を買うという方法もあります。
これだと簡単でいいですね。1株単位で買えるので資金もそこまで必要ありません。(2019年3月時点では約2万円で買えます)
バークシャーハサウェイの株は米国株取引で大手ネット証券のマネックス証券などで購入することができます。
また、ウォーレン・バフェット氏の保有銘柄はほぼ米国株です。
バフェットの会社バークシャーハサウェイの株を買うにしても、バフェットの保有している銘柄を買うにもしても、いずれにしても米国株取引の口座を作る必要があります。
そして、米国株に関してはマネックス証券がおすすめです。(参考:マネックス証券の米国株をおすすめする理由)
米国株といっても日本語で取引をすることができるので、もしマネックス証券に口座を持っていない方はマネックス証券の口座開設をしてみてはいかがでしょうか。