eMAXIS Slimの買い方(購入方法)どこで買うのがおすすめ?いくらで買える?
eMAXIS Slimは運用コストが安いことで有名な投資信託で、投信ブロガーなどにもよく紹介されるとても人気のある商品で、運用会社は三菱UFJアセットマネジメントです。
※eMAXIS Slimの読み方はイーマクシス・スリムです。
eMAXIS Slimは
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
など、シリーズが全13商品あります。特に上記4つは人気が高いですね。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2022」受賞のファンドもあるので、内容を知っている人や名前くらいは聞いたことのある人も多いでしょう。
「eMAXIS Slimを買いたい!」
「eMAXIS Slimっていくらで購入できるの?」
「eMAXIS Slimって、どうやって買ったらいいの?」
という初めて投資信託を買う初心者のために、このページではeMAXIS Slimの買い方をどこの証券会社でどうやって買うか、いくらで買えるかなどわかりやすく解説していきます。
■このページの内容
公式サイトを見てみる
eMAXIS Slimの買い方
- 販売している証券会社や銀行に口座を作る
- 「eMAXIS Slim」で検索する
- 買い方を決める(積立・金額指定など)
- 投資信託説明書(目論見書)を確認する
- 買いたい金額などを指定して注文
販売している証券会社の口座を作ったらeMAXIS Slimもすぐに買えます
1.販売している証券会社や銀行に口座を作る
eMAXIS Slimを買いたいという方は、まずはeMAXIS Slimを取扱いしている証券会社や銀行に口座を作りましょう。(投資信託を買うには証券会社の口座か、銀行の場合は普通預金とは別で投資信託口座を作る必要があります)
投資信託は株と違って証券会社によって取扱いをしているところとしていないところがあるので、eMAXIS Slimを取扱いしている証券会社や銀行で口座を作る必要があります。
基本的に大手ネット証券は人気の投資信託はほとんど取扱いしているので、マネックス証券などの大手ネット証券の口座を持っていれば、たいていの人気の投資信託は普通に買うことができます。
ネット証券ならスマホですぐ簡単に口座を作れます。
ネット証券の口座開設は無料で、維持費などもかからず、スマホやパソコンでネットショッピングのように簡単に投資信託を買えますよ。(口座の作り方の解説はこちら)
eMAXIS Slimを購入する資金を証券会社に入金して、買いの注文を入れれば買うことができます。
2.「eMAXIS Slim」で検索する
口座開設が完了したら、投資信託の検索で「eMAXIS Slim」で検索をしてみましょう。
※「Slim」のつかないeMAXISシリーズでも似たような商品があり、窓口販売用で運用コストが高いので気をつけてください。
初期画面では「株の検索」になっていて、投資信託の検索画面に切り替えないといけない場合が多いので注意しましょう。
eMAXIS Slimはシリーズで13商品あるので、どの商品にするか選びましょう。
※マネックス証券の投資信託検索結果画面
3.買い方を決める(積立や金額指定など)
投資信託をどのように買うかを決めます。
積立で定期的に買い増していくのか、単発の注文なら金額指定(いくら分買う)なのか口数指定(何口買うか)、分配金を受け取るコースか分配金再投資コースかなど買い方を指定して買付ボタンを押します。
4.投資信託説明書(目論見書)を確認する
投資信託を買う前には投資信託説明書(目論見書)を確認する必要があります。
その投資信託がどんな商品なのか、リスクや手数料などを説明したものです。
基本的に大事な部分は投資信託の詳細画面で確認できますが、法律で説明義務があるためこの手順が必要です。ネットで買う場合はリンクを押して画面を開くだけで買えますが、大事な内容なのできちんと確認して理解して購入しましょう。
5.買いたい金額や口数などを指定してeMAXIS Slimを注文する
※マネックス証券の投資信託注文画面
こんな感じの注文画面で「いくら分(何口)買いたいか」を決めて買いの注文を出します。
基本的に投資信託は翌営業日の基準価額で購入することになります。
株のようにリアルタイム株価ではなく、注文の時点では基準価額がいくらなのかはわかりません。このへんはやってみるとわかってきますよ。
eMAXIS Slimを買ってみたいと思った方はマネックス証券(公式サイト)などの証券会社で買うことができます。
つみたてNISAでも買うことができるし、100円からでも買えますよ。
eMAXIS Slimの買い方まとめ
- 証券会社などの口座を作る
- 「eMAXIS Slim」で検索する
- 買い方を決める(積立・金額指定など)
- 投資信託説明書(目論見書)を確認する
- 買いたい金額などを指定して注文
eMAXIS Slimは取扱いしている証券会社や銀行の口座を持っていれば普通に買うことができます。
証券会社の口座は無料で作れますが、申込から数日かかる場合もあるので、ネット証券の口座開設の手順を参考に口座開設の申込をしておきましょう。
eMAXIS Slimが買える証券会社や銀行
eMAXIS Slimが買える証券会社や銀行は以下のとおりです。おすすめはこの後に紹介します。
基本的にオンライン専用となり、取扱のある銀行や大手証券などでもeMAXIS Slimは窓口での購入はできず、インターネット販売専門となっています。(2023年8月24日時点)
eMAXIS Slimが買える証券会社
- マネックス証券
- SBI証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
- 松井証券
- 野村證券
- SMBC日興証券
- 岡三証券
- PayPay証券
- GMOクリック証券
- CONNECT
- 岩井コスモ証券
- FFG証券
- Jトラストグローバル証券
- CHEER証券
- フィデリティ証券
- ほくほくTT証券
- 水戸証券
- LINE証券
eMAXIS Slimが買える銀行
- 三菱UFJ銀行
- mattoco
- 三菱UFJ信託銀行
- あおぞら銀行
- 北九州銀行
- 熊本銀行
- 三十三銀行
- 静岡銀行
- 七十七銀行
- 十八親和銀行
- 千葉銀行
- 東京スター銀行
- 福岡銀行
- PayPay銀行
- 北國銀行
- もみじ銀行
- 山口銀行
2023年8月24日時点
NISAやつみたてNISAで買える?
eMAXIS Slimのどの商品をNISAやつみたてNISAで買えるかどうかは証券会社や銀行によって違いますが、例えばマネックス証券ではeMAXIS Slimの全13商品がNISAで買える対象、つみたてNISAは9商品が買える対象です。(2023年1月25日時点)
- マネックス証券(公式サイト)
- マネックス証券の口座開設の手順
eMAXIS SlimがNISAやつみたてNISAの対象かどうかは証券会社によって違いますが、もしすでに取扱いしていない銀行や証券会社でNISA口座を持っている場合は金融機関変更の手続きをするか、NISAでなければすぐに口座を作れるので早くeMAXIS Slimを買うことができます。
eMAXIS Slimはどこで買うのがおすすめ?
eMAXIS Slimシリーズ自体は購入時手数料も無料だし、運用コストの信託報酬もどこで買っても同じなので、取扱さえしていればどこでも違いが無いと思うかもしれません。
ただ、買い方によって違いがあります。
eMAXIS Slimを買うのにおすすめの証券会社
クレカ積立で買うなら購入時に1%〜1.1%のポイントがつくマネックス証券(100円ごとに1ポイント+1000円ごとに10ポイント)や、1%のポイントがつくauカブコム証券、0.5%のポイントがつくSBI証券(ゴールドやプラチナは1%・2%・5%)がおすすめです。
証券会社 ←表は左右に動かせます← |
クレカ積立の ポイント還元率 |
---|---|
マネックス証券 | 1.1% |
auカブコム証券 | 1.0% |
SBI証券 | 0.5% 〜5%(※) |
楽天証券 | 0.5% 〜1%(※) |
2023年8月24日時点、参考:マネックス証券のポイント付与率・SBI証券のポイント付与率・auカブコム証券のポイント付与率・楽天証券のポイント付与率
さらに、マネックス証券とSBI証券とauカブコム証券は投資信託を保有しているだけでポイントがつきます。
保有する投資信託によって還元ポイントが違いますが、マネックス証券はeMAXIS Slimシリーズの保有は年率0.03%分のポイントが毎月つきます。SBI証券はeMAXIS Slimシリーズでも商品によってポイントが違いますが、このページで紹介したオルカンは年率0.042%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は年率0.034%です。auカブコム証券はeMAXIS Slimシリーズは指定銘柄に入っているため0.005%と低いです。(投信保有ポイントは2023年1月時点)
証券会社 ←表は左右に動かせます← |
保有ポイント (年率) |
---|---|
SBI証券 | 0.0326% 〜0.05% |
マネックス証券 | 0.03% |
auカブコム証券 | 0.005% |
楽天証券 | 無し |
eMAXIS slimシリーズに限った場合のものです。SBI証券は商品によって0.0326%〜0.05%、人気の米国株式S&P500は0.0326%、オルカン(全世界株式)は0.0415%です。
参考:マネックス証券の投信保有ポイント付与率・SBI証券の投信保有ポイント付与率・auカブコム証券の投信保有ポイント付与率
クレカ積立の還元率の高さ(1.1%)+保有でのポイントもつくマネックス証券がおすすめですね。(※三井住友のプラチナカードを持っている人はSBI証券のほうがおすすめです)。
ポイントの優先順位としては、購入時にすぐポイントがつくクレカ積立のほうが大きいです。保有ポイントは10年間持ち続けても0.3%程度、対してクレカ積立だとすぐに1.1%つくところもありますからね。
eMAXIS Slimは最低いくらで買えるの?
eMAXIS Slimの基準価額はその日によって変動しますが、投資信託は100円から買うことができるので、eMAXIS Slimの購入に最低限必要な資金は100円です。(証券会社によっては最低購入金額がもっと大きい場合もあります)
eMAXIS Slimを100円から買える証券会社
マネックス証券などの大手ネット証券は100円から買えて、購入時手数料も無料です。取扱い商品数も多く他の投資信託を買うのにも良いのでおすすめです。
基準価額は関係ないの?
eMAXIS Slimの基準価額は10000口あたりいくらといったeMAXIS Slimの価格の基準ですが、買うときは基準価額は関係なく100円以上1円単位で買うことができます。
基準価額は買うときに必要な金額ではありません。買った時より高くなっていれば儲かっている、買った時より下がっていれば損をしているという損益の計算などで使います。
今の基準価額はいくら?
eMAXIS Slimの今の基準価額やチャートなどは、マネックス証券等のサイトで口座が無くても見ることができます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim 国内リートインデックス
- eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
iDeCoで買える証券会社はある?
eMAXIS SlimはiDeCoでも買えます。iDeCoで買えるのはSBI証券・マネックス証券・松井証券・auアセットマネジメントの4社と、ジャパン・ペンション・ナビゲーター、三井住友銀行(eMAXIS Slim 新興国株式のみ)です。(2023年1月25日時点)
各社取扱いしている商品が違うので、詳しくはeMAXIS SlimシリーズのiDeCo取扱先(公式サイト)を確認してください。
以下の5ファンドはSBI証券・マネックス証券・松井証券の3社いずれも買うことができます。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
オルカンはマネックス証券と松井証券とauアセットマネジメント(SBI証券は不可)、松井証券は13ファンド全てiDeCoで取扱いしています。
野村證券など大手証券会社では買えないの?
eMAXIS Slimは主にネット証券などで取扱いするファンドです。店舗型の大手証券会社でeMAXIS Slimが買えるのはSMBC日興証券のダイレクトコースのみとなっています。
大手ネット証券は5社ともeMAXIS Slimを取扱いしています。(※2023年1月25日時点 参考:販売会社一覧)
ゆうちょ銀行などの銀行では買えないの?
大手の銀行でeMAXIS Slimシリーズが買えるのは三菱UFJ銀行のみ(インターネットバンキング専用・窓口購入不可)となっています。ゆうちょ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などではeMAXIS Slimシリーズは購入できません。
イオン銀行やPayPay銀行などのネットがメインの銀行や、千葉銀行、静岡銀行などの都市銀行以外の一部の銀行でも購入できるところもあります。(※2023年1月25日時点 参考:販売会社一覧)
eMAXIS SlimとeMAXISの違い
eMAXIS Slimと似たシリーズにeMAXISがあり、同じ運用会社が同じような指標を目指して運用している商品があるけど、運用コストが大きく変わり、eMAXISよりeMAXIS Slimのほうが3分の1の運用コストで済むことが多いです。
eMAXIS SlimとeMAXISの主な違いは、どちらもeMAXISシリーズの中の1つで、シリーズの中で特に運用コストが安いのがeMAXIS Slimシリーズで、ブロガーなどに人気が高いのもeMAXIS Slimです。
eMAXIS SlimとeMAXISで同じような商品がありますが、運用の中身はあまり変わらず、基準価額や純資産総額の違いがありますが、大きな特徴はeMAXIS Slimシリーズのほうが運用コストが低いといった特徴があります。
eMAXISシリーズよりeMAXIS Slimシリーズのほうが運用コスト(信託報酬)が安く、今はeMAXIS Slimシリーズの人気で中身が同じでも純資産総額もeMAXISよりeMAXIS Slimのほうが大きいものが多いです。中身はほとんど同じ、純資産総額も大きい、そして運用コストが安いとなると、eMAXIS Slimのほうがおすすめです。
野村證券や大和証券などの大手証券ではeMAXIS Slimが買えない(eMAXISシリーズは買えるところもある)ので、eMAXIS Slimを買うならネット証券がおすすめです。
eMAXIS Slimの13商品の違いは?
eMAXIS Slimのそれぞれの商品の概要です。詳細は証券会社の検索などで個別の商品を見てください。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- NOMURA-BPI総合と連動する投資成果をめざして運用を行ないます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 日本を除く先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 東証株価指数(TOPIX)(配当込み)と連動する投資成果をめざして運用を行います。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。各マザーファンド等を通じて、日本を含む世界各国の株式(DR(預託証書)を含む)、公社債および不動産投資信託証券(リート)に実質的な投資を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。年1回決算を行います。
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- わが国の株式を投資対象とし、日経平均トータルリターン・インデックスと連動する投資成果をめざして運用を行います。
- eMAXIS Slim 国内リートインデックス
- 東証REIT指数(配当込み)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
- eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
- S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- 日本を含む先進国ならびに新興国の株式等に投資し、各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。
特に人気の2つを紹介した動画もあります。
投資信託を買うのって難しい?
投資信託は買った経験がないと難しそうに感じますが、やり方さえわかればスマホですぐに買えて簡単です。
今は100円から積立ができたり、クレカ積立でクレジットカードのポイントが貯まったり、つみたてNISAで買える投資信託も多いので、難しく考えず、まずは少額で買ってみると感覚がつかめますよ。
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