銀行や野村證券でeMAXIS Slimやオルカンが買えない時の対策

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やオルカンと呼ばれるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)といった、信託報酬の安いeMAXIS Slimシリーズが人気ですが、銀行や野村證券や大和証券などの店舗型の大手証券会社では買えないところが多いんですよね。

「野村證券なんだけどeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買いたい!」

「え?野村證券ではオルカン買えないの?」

「SlimじゃないeMAXISがあるけど何か違うの?」

「銀行でeMAXIS Slim買えないの?」

という野村證券ユーザーや銀行で投資信託をしている人のために、このページではeMAXIS Slimシリーズの投資信託を買いたい場合の対策をわかりやすく解説していきます。

\eMAXIS Slimシリーズも簡単に買える/

マネックス証券の
公式サイトを見てみる

※無料で口座開設できます

eMAXIS Slimシリーズは野村證券の店舗では買えない

eMAXIS Slimシリーズはネット販売の商品なので、野村證券や大和証券などの大手証券の店舗では買うことができません。銀行も取扱いしているところが少なく、取扱いしていても窓口では買えずネット販売のみです。

大手証券の中ではSMBC日興証券がダイレクトコース限定(店舗の口座では不可)、野村證券はつみたてNISA専用ファンド(つみたてNISAの口座が必要)で買うことができます。

大手証券や銀行などの店舗の窓口やコールセンターで購入したい場合は、eMAXIS Slimと似たeMAXISシリーズ(SlimではないeMAXIS)の中で、似たような商品を買うことが多いです。

eMAXIS Slimと似たeMAXISシリーズもある

eMAXIS SlimシリーズとeMAXISシリーズは、同じ三菱UFJアセットマネジメントという運用会社が同じ指標を目指して運用している商品が多いです。

例えばeMAXIS Slimシリーズで人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は「eMAXIS S&P500インデックス」が、同じ「S&P500指数(配当込み、円換算ベース)」を目指して運用されています。

もう一つ人気のオルカンと言われる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は「eMAXIS全世界株式インデックス」が同じ「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」という指標を目指して運用しています(こちらはSlimのオルカンは日本を含む・eMAXISは日本を除くの違いがあり、オルカンと同じ商品はeMAXISシリーズにありません)。

ただ、私たち買う側にとって大きな違いがあります。

どちらも同じ三菱UFJアセットマネジメントが同じ指標を目指して運用している商品で、購入時手数料は無料のノーロードファンドというところまで同じですが、運用コスト(信託報酬)が全然違います

運用コスト(信託報酬)の差は約3倍

運用コスト(信託報酬)は購入時の手数料とは別に、投資信託の運用会社と販売会社と管理会社に払う手数料のようなものです。

運用の利益から差し引かれるので、運用コストが低ければ低いほど利益が出やすくなり、投資信託を選ぶときの重要なポイントです。

eMAXISシリーズとeMAXIS Slimシリーズでは運用コストが大きく違い、だいたいeMAXISシリーズはeMAXIS Slimシリーズの約3倍の運用コストがかかります。(商品によって違いがあります)

つまり

男性
野村證券で”eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)”が買えないから、似たような”eMAXIS S&P500インデックス”でいいや
女性
銀行でオルカンが買えないなら似たような”eMAXIS全世界株式インデックス”でいいよね

という選び方をした場合、運用コスト(信託報酬)に大きな差がついてしまいます。

 

反対に今eMAXISシリーズで買っているものがあるなら、eMAXIS Slimシリーズで買いなおしたなら、3分の1の運用コストで済むことになります。

運用コストは運用期間が長くなればなるほど大きくなり、購入する金額が大きいほど大きくなってくるんです。

つみたてNISAなどの長期運用の場合は特に注意が必要ですね。

長期の運用や、大きく買う場合は、運用コストのことを考えてネット証券などeMAXIS Slimシリーズで口座を作ってそちらで買うことをおすすめします。もし私が買うならそうします。

eMAXIS Slimはここで買うのがおすすめ

基本的にオルカンなどのeMAXIS Slimシリーズを買うならネット証券が良いと思います。

商品は同じ、購入時の手数料も無料、運用コストも同じなので、一見するとどこで買っても同じです。

ただ、同じ商品でもポイントなど付加サービスの違いが大きく出ます。

ポイント還元の差が大きい

ネット証券だとクレカ積立ができて、購入額の1.1%のクレジットカードポイントがつくマネックス証券がおすすめです。

クレカ積立でクレジットカードポイントがつくのは毎月5万円までなので、それ以上の額を毎月クレカ積立したい場合はauカブコム証券の1%、SBI証券の0.5%(三井住友カードのゴールドやプラチナを持っているなら1%〜2%、プラチナプリファードなら5%)、楽天証券の0.2%(eMAXIS Slimシリーズは0.2%)と、複数の証券会社でやっていくと毎月かなりの金額までクレカ積立できますよ。

さらに、マネックス証券とSBI証券とauカブコム証券は投資信託を保有しているだけでもポイントがつきます。

保有する投資信託によって還元ポイントが違いますが、マネックス証券はeMAXIS Slimシリーズの保有は年率0.03%分のポイントが毎月つきます。SBI証券はeMAXIS Slimシリーズでも商品によってポイントが違いますが、このページで紹介したオルカンは年率0.042%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は年率0.034%です。(投信保有ポイントは2023年1月時点 参考:マネックス証券のポイント付与率SBI証券のポイント付与率

大手証券で買いたいなら

店舗型の大手証券会社にこだわりがあるなら、大手でeMAXIS Slimシリーズが買えるのはSMBC日興証券のダイレクトコースのみとなっています。

同じ大手証券のオンライン専用口座でも、野村證券の野村ネット&コールや大和証券のダイレクトコース、みずほ証券のダイレクトコースではeMAXIS Slimシリーズは購入できません。

(※2023年1月25日時点 参考:eMAXIS Slimシリーズの販売会社一覧

ただ、SMBC日興証券もダイレクトコースは店舗のような相談はできないのでネット証券とあまり変わらず、クレカ積立や投資信託の保有ポイントはないので、ネット証券のほうがいいのではないかと思います。

△このページのトップに戻る

> 投資信託の買い方
> ネット証券の口座開設の手順