みずほ証券の評判
みずほ証券は証券会社としてはあまりメジャーではないかもしれません。 しかし、その母体はメガバンクの1つであるみずほ銀行ですので、安定感や信頼感がある証券会社と言えます。
みずほ証券の特徴 IPOに強み
みずほ証券の強みとしては株式と債券にあるとされており、特に社債市場には強いことで知られています。
また、みずほ証券は新規公開株となるIPOの主幹事となることも多くあることから、IPOでの利益を狙っている方にとっては心強い証券会社だと言えます。
証券会社最大手となる野村證券や大和証券などを抑えてみずほ証券はIPO主幹事関与額が1位となった年もあることから、IPO狙いの方はかなりメリットがあります。主幹事となることによって、株数が他の証券会社よりも多く割り当てられますので、IPO抽選の当選確率が上がるからです。(参考:IPO(新規公開株)の効果的な買い方)
ただし、裁量分配に関しては店頭にて大口の口座を開設しておくことや、株式の売買をしておくことも必要となることもあるので留意しておきたいですね。
また、みずほ証券は流行のオンライントレード(みずほ証券ネット倶楽部)も扱っていますが、基本的にはオンライントレードよりも対面での取引が主体となっていることも特徴の1つです。
これはみずほ証券のオンライントレード用のダイレクトコースの口座開設の申込みをしたときの不便さでも感じました。※みずほ証券の口座開設の申込みをしたときの記事はこちら
また、実店舗型の証券会社はほとんどそうですが、オンライントレードでの手数料はネット証券と比べると割高であると言ったこともありますので、手数料を抑えるためにオンライントレードをメインにと考えている方にはあまりオススメは出来ないと言えるかもしれません。(参考:ネット証券の手数料比較)
ただし、IPOに強いと言うのはかなり大きなメリットですので、IPO狙いの方はみずほ証券もチェックしておくと良いでしょう。
2つのコースと手数料
みずほ証券では口座を開設する時に3サポートコースと、ダイレクトコースの2つのコースから選択することになります。それぞれの特徴や違いを解説するので自分の投資スタイルにあわせて口座を選択しましょう。
参考:みずほ証券の手数料が高すぎてダイレクトコースに変更したい
3サポートコース(スリーサポートコース)
3サポートコースは、資産運用の相談やアドバイスを受けことが可能なサービスであり、1つの口座で3つのサービスを受けることが出来ることから3サポートコースとなっています。
全国の店舗窓口で相談をすることが出来るほか、インターネットやコールセンターも含めてすべてのサービスを利用することが出来ます。その反面、手数料はかなり割高となります。
ダイレクトコース
ダイレクトコースでは、投資や資産運用に関するアドバイスや相談をすることが出来ませんが、その分、手数料が割引になっており、3サポートコースよりも安価な手数料で取引をすることが可能なコースです。
ただし、手数料が安価であると言っても他のインターネット専業の証券会社と比較すると、割高な手数料となっていることは覚えておきたいですね。(参考:ネット証券の手数料比較)
みずほ証券の歴史
みずほ証券の前身はみずほファイナンシャルのグループの証券子会社となります。 みずほ銀行が第一勧銀時代に第一勧業証券と富士証券、興銀証券の3社が合併することによって2000年にホールセール専業としてみずほ証券が出来ました。
そこからさらに2007年になって旧興銀系の新光証券の存続会社と合併を行ったことから現在の体勢である総合証券会社であるみずほ証券となりました。
現在のみずほ証券となってからは本店のみだけではなく支店も営業拠点として利用するようになっており、全国展開しています。