証券会社の口座やNISA口座を作るのに必要なもの
証券会社やネット証券で株や投資信託などの取引を始めるには、証券口座を作る必要があります。
銀行の口座開設と同じように、証券会社も口座を作るために必要なもの(身分証など)があります。
必要なものが事前にわかって用意しておくと口座開設がスムーズなので、ここでは、証券口座を作るときに必要なものの解説をしています。
■このページの内容
証券口座開設で必ず必要なもの
ネットでの申し込みでも店舗の窓口での申し込みでも必ず必要になるもので、これが無いと証券口座の開設はできないというものは、以下の3つです。
- 身分証(要提出)
- マイナンバー確認書類(要提出)
- 銀行口座(口座番号がわかればよい)
順番に解説します。
身分証
運転免許証・パスポートなどの身分証明書です。
顔写真付きのものがあれば1つ、顔写真がないものは2つ必要(例えば保険証と住民票など)という場合が多いです。
顔写真付きの身分証の例
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 旅券(パスポート)
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
顔写真無しの身分証の例
- 住民票の写し
- 住民票の記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 健康保険証(各種)
- 国民年金手帳(氏名・住所・生年月日の記載があるもの)
- 福祉手帳(各種)
※有効期間内のものが必要です。住民票や印鑑登録証明書は発行から6ヶ月以内のものなど制限があります。
引越しをして住所変更をしていなかった場合などは、先に身分証の住所変更を済ませる必要があります。(必要書類を受け取る登録住所と身分証の住所が違うと口座開設できません)
マイナンバー確認書類
今は銀行の口座を作るのにも必要なマイナンバー(個人番号)が確認できるマイナンバーの確認書類です。証券会社の口座開設でも必要です。
以下の4つのうちのいずれかが必要です。
- マイナンバーカード(顔写真付のカード)
- 通知カード
- マイナンバーの記載された住民票の写し
- マイナンバーの記載された住民票記載事項証明書
マイナンバーカード(顔写真付のカード)があれば、運転免許証などの身分証は不要で「マイナンバーカード1つあればOK」という場合も多いです。※証券会社や口座開設方法(ネットからか店舗窓口か)によってはマイナンバーカードなら身分証1つ、それ以外なら2つという場合もあります)
いずれも無い場合は、マイナンバーの記載された住民票の写しなどを役所で入手する必要があります。市役所や区役所の窓口で1通300円くらいで発行してもらえます。
マイナンバーの記載された住民票は、郵便局やコンビニ交付、証明書発行機では発行できないことが多いので、区役所や市役所や出張所の窓口に行く必要があります。
今すぐ手元に無い場合はネットで口座開設の申し込みだけ先にしておいて、必要書類は後から用意することも可能です。そのほうがスムーズで早く口座開設ができるケースが多いですね。
銀行口座
証券会社に預けた資金を受け取るときや配当金を受け取るときなど、自分の名義の銀行口座が必要です。
こちらは基本的に提出は求められませんので、口座番号などがわかれば大丈夫です。
ただし、店舗の窓口で口座開設をする場合は提出を求められる可能性もあるので、その場合は通帳やキャッシュカードなどを用意しておいたほうが確実です。
以上が証券口座を作るときに必ず必要になるものです。※必要書類といっても「申込書」など証券会社が用意してくれるものは省きます。
次に、場合によって必要なものです。店舗の窓口で口座開設をする場合や、ネットでの申し込みでも郵送で必要書類を送る方法で口座開設をする場合に必要なケースがあります。
必要な場合があるもの
印鑑
ネットからの口座開設の申し込みでは今は必要ない場合が多いです。
店舗の窓口で口座開設する場合や、ネットからの申し込みでも、証券会社によってはアプリでの申し込み以外は必要だったり、身分証などの必要書類の提出をWEBアップロードではなく郵送で手続きをする場合には必要というケースがあります。(※提出方法は次に解説します)
必要書類の提出方法
必要書類の提出方法は、口座開設の申し込みのやり方でいくつかパターンがあります。
- WEBアップロード ←1番簡単
- アプリで提出
- 郵送でコピーを提出
- 店舗の窓口に持って行く
これらは口座開設の申し込みをするときに提出方法を選ぶことができます。
まず、一番メジャーなのはWEBアップロードから順番に解説します。
WEBアップロード
こちらは口座開設の申し込みのときに、身分証などの必要書類をスマホやデジタルカメラなどで撮影して写真で送る方法です。
必要書類が証券会社にすぐに届くので、一番早く口座開設ができます。
早いところだと最短で口座開設の申し込みをした翌日にもう取引できるというネット証券もあります。(申し込みをした時間や混雑状況などによります)
また、紙のコピーをとるなどの面倒な手間がなくて簡単なので一番メジャーな方法です。
アプリで提出
こちらもWEBアップロードと基本的には同じで、必要書類をスマホなどで撮影して写真で送る方法ですが、専用のアプリのインストールが必要で、スマホでしかできません。
大手の証券会社のオンライントレードコースの口座開設で採用していることが多く、ネット証券はパソコンからでもできるWEBアップロードが多いです。
郵送でコピーを提出
WEBアップロードの操作がわからなかったり、身分証の画像を送ることに不安や心理的な抵抗がある方などは、必要書類のコピーを郵送で提出することもできます。
必要書類が届いて確認するまでの時間があるので、口座開設の完了はWEBアップロードよりも数日遅くなります。
店舗の窓口に持って行く
証券会社の店舗で口座開設をする場合は必要書類を持って窓口に行きます。
必要書類が足りないとまた行くことになるので、しっかりと用意しておきましょう。
NISA口座を作る場合に必要なもの
普通の証券総合口座を作る場合には以上の書類で大丈夫ですが、NISA口座を作る場合は上記に加えて必要な書類があります。
- 非課税適用確認書(税務署から交付されている場合)
- 勘定廃止通知書(他の金融機関から変更の場合)
- 非課税口座廃止通知書(一度NISA口座を作り、廃止したことがある場合)
NISAの口座開設は基本的にネットだけで完結ではなく、郵送での手続きが必要で、申込書などの必要書類を送ってもらって返送する形になります(または店頭の窓口で申し込みます)。
申込書などの必要書類に加えて、上記の書類を持っている場合は合わせて提出します。
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