クレジットカードのポイントで株や投資信託にポイント投資する方法
今回はクレジットカードで貯まったポイントで株や投資信託にポイント投資する方法を調べてみました。ダイナース・アメックス・DCカード・NICSOカード・三井住友カード・JPバンクカードなどのカードのポイントから、ANAマイル・JALマイルまで。
クレジットカードで貯まったポイントでポイント投資したいという人は多く、そのやり方は意外と簡単なのですが、知らない人も多いようなのでこれを読んだらすぐにできるように記事にしてみました。
■このページの内容
Tポイントやdポイントに換えればクレジットカードのポイントでポイント投資できる
クレジットカードで貯まったポイントやマイルは直接ポイント投資をすることはできないですが、Tポイントやdポイントなどのポイント投資ができるポイントに交換することができます。
Tポイントなら「ネオモバ」や「SBI証券」で、dポイントなら「SMBC日興証券」でポイント投資をすることができます。
手持ちのクレジットカードのポイントがどちらに交換できるか、または交換のレートはどちらが良いかを確認してみてください。(このページに交換レートの比較表を掲載しています)
Tポイントで株が買えるのがネオモバ、Tポイントで投資信託が変えるのがSBI証券 、dポイントで株が買えるのがSMBC日興証券です。
※詳しくはTポイントで株を買う方法やdポイントで株を買う方法のページを参考にしてください。
Tポイントやdポイントに換えることができる主なクレジットカードポイントは以下のとおりです。
- ダイナースクラブカード
- AmericanExpress
- MUFGカード
- JP BANKカード
- 大丸松坂屋カード
- DCカード
- NICOSカード
- 三井住友カード
- JACCS
- JCBカード
- イオンカード
- エポスカード
- 永久不滅ポイント(セゾンカード)
- Orico
- ヤフーカード
他にも提携カードはあります。この後の交換レートの比較表をご覧下さい。
クレジットカードのポイントでポイント投資ができるのは嬉しいですよね。
また、ANAマイルやJALマイルなど航空会社のマイレージでポイントが貯まるカードの場合でも、航空会社のマイレージでポイント投資をすることができます。
その場合はANAマイルとJALマイルで違いがあるため、航空会社のマイレージでポイント投資のページを参考にしてください。
Tポイントとdポイントの交換レートの比較
クレジットカードのポイントは、Tポイントに交換する場合とdポイントに交換する場合で交換できないポイントや交換レートが違う場合があるので比較表を作りました。(※黄色マーカーはtポイントとdポイントで交換レートが違う部分)
クレジットカード | ポイント →Tポイント |
ポイント →dポイント |
---|---|---|
ダイナースクラブ リワードポイント |
2,500P→1,000P | ー |
アメリカン エクスプレス ポイントプログラム |
(Yahoo!JAPAN経由) 3,000P→900P 3,000P→1,400P※ ※メンバーシップリワードプラス |
ー |
大丸松坂屋カード QIRA[キラ]ポイント |
1,000P→900P | ー |
MUFGカード グローバルポイント |
200P→800P |
200P→800P |
JP BANKカード JPバンクカードポイント |
200P→900P | 200P→1,000P |
DCカード DCハッピー プレゼントポイント |
100P→400P | 100P→400P |
NICOSカード NICOSカードポイント |
200P→800P | 200P→800P |
三井住友カード Vポイント |
500P→400P | 500P→500P ※2021/11/1 より400P |
JACCS ラブリィポイント |
1,000P→900P | 1,000P→1,000P |
Orico オリコポイント |
(Yahoo!JAPAN経由) 1,000P→1,000P |
オリコポイント 1,000P→1,000P |
セゾンカード 永久不滅ポイント |
ー | 200P→1,000P |
JCBカード Oki Dokiポイント |
ー | 200P→800P |
イオンカード ときめきポイント |
ー | 1,000P→1,000P |
エポスカード エポスポイント |
ー | 1,000P→1,000P |
ANAマイル | 10,000マイル →10,000P ※年2万マイルまで それ以降は5,000P |
ー |
JALマイル | ー | 10,000マイル →10,000P ※年2万マイルまで |
※2021年8月25日時点
主要なクレジットカードとマイルのみ掲載しましたが、他にも様々なクレジットカードのポイントに対応しています。
上記以外でポイントをたくさん持っているカードがあれば、Tポイントの対応サイト一覧やdポイントの対応サイト一覧をご覧下さい。で確認してみてください。
Tポイントやdポイントで投資できるのは以下の3つの証券会社です
※いずれも無料で口座開設できます
また、AmericanExpressなどは同じアメックスでもセゾンアメックスなどカードの種類がいろいろあったり貯まるポイントが違うものもあります。
その場合はご自身のカードがどのポイントに交換できるかを確認して、Tポイントやdポイントに交換できるならこの記事を、そうでない場合はポイント投資ができる証券会社を参考にしてください。
”誰”とポイント投資しますか?
ちなみに投資を始めた人のあるあるで投資について話せる人がいない(やったことない人は聞いてもわからない)から、株価が上がった喜びや下がったショックを話せる人がいないというのがあります。
それでも楽しいは楽しいのですが・・・
話せる人がいたほうが投資はもっと楽しくなります。
そんなときは、マネックス証券のferciや、STREAMというアプリなどSNS機能があって他の投資家とネット上でコミュニケーションを取りながら楽しめる株取引サービスもあります。(STREAMは100株単位の取引なので、ポイント投資派には1株単位で買えるマネックス証券のferciがおすすめです)
これらは口座を作れば無料で使えて、投資家同士なのでいろんな話や相談ができます。新しい仲間もできますよ。
株を買うのはネオモバやSMBC日興証券、他の投資家との交流はferciやSTREAMという感じで、株を楽しむためにポイント投資とは別に口座を作っておくのもアリです。
ferci (マネックス証券のサービス)
1株から買えるので少額取引OK、買い手数料は無料
口座を作らなくても投資SNSのアプリは使えます
STREAM 最大5000円相当の株がもらえる
手数料完全無料、株の取引は100株単位です
「買う株が決まらない」という場合はSMBC日興証券の日興フロッギーで面白く記事を読みながらそこに書いてある銘柄を買うこともできます(こちらはSNSのような交流は無いですが、100円単位で株が買えます)。
何ごとも楽しくやることがうまくいくコツですよ。
Tポイントカードの作り方
Tポイントのカードを持っていない場合は、基本的にはTSUTAYAの店舗などで発行してもらいます。
入会費や年間の更新料(店舗による、200円程度)がかかりますが、クレジットカード機能付きの「Tカードプラス」なら年会費無料で発行できます(ネットでも発行可能です)。
ネットで発行する場合はTカードプラスなどのクレジットカード機能付きのカードか、キャラクターデザインのもの(有料)ならネットでも作れます。
Tポイントでポイント投資できるのはネオモバ(株に投資)かSBI証券(投資信託に投資)なので、口座を持っていない場合は一緒に申し込みしてしまいましょう。
dアカウントの作り方
dアカウントを持っていない場合はネットで無料ですぐに作れます。docomoユーザーでなくても無料で作ることができます。
dアカウント(公式サイト)
※docomoユーザー以外でも無料で作れます
dポイントでポイント投資できるのはSMBC日興証券なので、口座を持っていない場合は一緒に申し込みしてしまいましょう。
SMBC日興証券 ←dポイントで株に投資
※無料で口座を作れます
楽天ポイントが貯まるカードの場合
クレジットカードで楽天ポイントが貯まる場合は、楽天証券でポイント投資ができます。
1ポイント1円で、株や投資信託のほか、バイナリーオプションにも投資することができます。
楽天ポイントはクレジットカード以外にも楽天での買い物をはじめ、今は街での買い物でも貯まるので投資にまわすポイントも貯まりやすいですね。
利用するには楽天証券の口座を作り、コースを楽天ポイントコースにしましょう。
楽天証券(公式サイト)
※無料で口座を作れます
永久不滅ポイントの補足
セゾンカードをはじめとする永久不滅ポイントは、dポイントの他にもPontaポイントや航空会社のマイル、.moneyを経由してTポイントに換えることもできます。
それによって他の証券会社でポイント投資することも可能です。
ただ、交換レートが一番良いのはdポイントです。
永久不滅ポイントから他のポイントへの交換レート
- dポイント:200P → 1,000P
- Pontaポイント:200P → 900P
- .money:200P → 900P
- ANAマイル:200P → 600P
- JALマイル:200P → 500P
永久不滅ポイントの価値は1ポイント5円なので、dポイント以外は交換時に価値が下がってしまいます。
そのため、永久不滅ポイントでポイント投資をしたい場合は、dポイントがおすすめです。SMBC日興証券の口座を作り、dアカウントと連携したらdポイントに交換しましょう。
SMBC日興証券(公式サイト)
※無料で口座を作れます
dアカウントを持っていないかたは無料で作れます。
dアカウント(公式サイト)
※docomoユーザー以外でも無料で作れます
AmericanExpressの補足
アメリカンエクスプレスのポイントは、Yahoo!JAPAN経由でTポイントに交換できます。
交換レートは3,000ポイントが900Tポイント。
アメリカンエクスプレスは1ポイントの価値が基本は3ポイントで1円なので、交換時点で少し価値が下がります。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録者(税込で年間3300円、登録者は交換レートが上がり1ポイントの価値0.5〜1円に上がる)は3,000ポイントを1,400Tポイントに交換できます。
アメックスからTポイントへの交換レート(Yahoo!JAPAN経由)
- 通常 3,000P→900P
- 登録者 3,000P→1,400P
もし、メンバーシップ・リワード ANAコース(税込で年間5500円)の会員になっているなら、1万ポイント単位での交換なら、ANAマイルに交換してからTポイントに換えるほうが得です。
ANAマイルは1万ポイント単位なら1マイル1ポイントでTポイントに等価交換ができます。(年間2万マイルまで)
アメックスからANAマイルへの交換レート(※メンバーシップ・リワード ANAコースのみ交換可能)
- 通常 2,000ポイント→1,000ポイント
- 登録者 1,000ポイント→1,000ポイント
(※メンバーシップ・リワード・プラスも登録の場合)
ANAマイルを経由することで、3ポイント1円の価値だったものが最大1ポイント1円まで価値が上がります。
ただ、メンバーシップ・リワード・プラスやメンバーシップ・リワード ANAコースの年会費がかかるので、すでに登録してガンガンマイルを貯めている人向けですね。
※このページで紹介しているポイントの対応証券会社や交換レート、手数料などは全て2021年3月15日の記事執筆時点2021年8月25日の確認時点のものです。