【2023年版】つみたてNISAの枠を年の途中からでも使い切る方法

2023年ももう10月になりましたね。

つみたてNISAの無料枠は年間40万円ありますが、年の途中からつみたてNISAを始めた人は、毎月の上限(33,333円、金融機関によっては33,000円)があるため、年間40万円と言う枠を使い切ることができません

特に始めるのが年の後半になると、つみたてNISA枠はほとんど使えません。

10月に始めたら最大で99,999円、11月に始めたら66,666円、12月に始めたら33,333円しかその年の枠は使えないという証券会社がほとんどです。

しかし、年の途中に始めても年間のつみたてNISA枠を使い切る方法があります。

この方法を使えば、今からつみたてNISAを始めても遅くないですよ。

マネックス証券の増額設定を使えば年の途中からつみたてNISAの枠を使い切れる

つみたてNISAの枠を一気に使い切る方法は、マネックス証券の増額設定を使うことです。

マネックス証券は、つみたてNISAで毎月の積み立て額とは別に、年2回「増額設定」で一時的に毎月の積立とは別の買付ができます。

このボーナス設定を使うことで、12月に残りのつみたてNISAの枠を一気に使い切ることができます。

マネックス証券
(公式サイト)

SBI証券や楽天証券のボーナス設定でも同じことができる

同じように、SBI証券 楽天証券のボーナス設定でもできます。

SBI証券と楽天証券は、つみたてNISAで毎月の積み立て額とは別に、年2回「ボーナス月(増額月)」「ボーナス設定」などの設定で一時的に毎月の積立とは別の買付ができます。

このボーナス設定を使うことで、SBI証券や楽天証券でも12月に残りのつみたてNISAの枠を一気に使い切ることができます。

カード払いで積立したい人はマネックス証券ならマネックスカードで積立額の1.1%のポイントが貯まります。年40万円の積立なら毎年4,400ポイントがもらえて、そのポイントをつみたてNISAの購入に使ったり、他のポイントに換えて使うこともできます。

楽天証券なら楽天カードでつみたてNISAの支払いができ、積立額の0.5%または1%の楽天ポイントが貯まります(積立する商品によります。多くは0.5%です)。1%のものを年40万円の積立をしたなら毎年4,000ポイントがもらえて、その楽天ポイントをつみたてNISAの購入にも使えます。

SBI証券も三井住友カードでクレカ積立ができますが、還元率は0.5%と楽天カードの半分になり、年間40万円をクレカ積立した場合に貯まるポイントは2,000ポイントになります。ゴールドやプラチナなど、年会費の高い一部のカードでは2%以上になるので、三井住友カードのゴールドやプラチナを持っている方はSBI証券のクレカ積立もよいですね。

つみたてNISAの金融機関の変更も可能

すでにNISAやつみたてNISAの口座を他の証券会社などに持っている場合でも、その年にまだNISAやつみたてNISAの非課税枠を利用していなければ、9月30日までに変更の手続きが完了すればその年のうちに金融機関の変更が可能です。

もし、すでにNISAやつみたてNISAの非課税枠を利用している場合は、その年は変更できませんが、「来年は楽天証券でつみたてNISAをしたい」というように変更したい金融機関が決まっている場合はあらかじめ口座を作っておくと、翌年の早いうちから新しい金融機関でのつみたてNISAに移行できるので、口座開設(NISA口座ではなく通常の証券総合口座の開設)は済ませておきましょう。

初めてつみたてNISAの口座開設をする人へ

つみたてNISAの口座は1人1口座しか開けず、1度NISA口座で買付を行ったらその年は他の金融機関に乗り換えることができません。

そこで、どこで口座開設をするかが重要になるのですが、いきなりNISA口座を作るのではなく、いろいろなネット証券でNISA口座ではない通常の口座開設をしていろいろ使い比べてみること、できれば気に入ったネット証券を見つけて使い慣れてからNISA口座を作ることをおすすめします。

ただ、すでに年の後半で「今年の枠を無駄にしたくない(使い切りたい)」という場合は、マネックス証券SBI証券 楽天証券のボーナス設定で今年の枠を使いきってから「翌年どこにするか」を決めてもいいと思います。

年間40万円の非課税枠、フルで使えるか数万円で終ってしまうかの違いは大きいですからね。

>> ネット証券の口座開設方法を図解で解説

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