SBI証券で5歳の子供の口座開設をしてみました(未成年口座&ジュニアNISAの同時開設)
※ジュニアNISAで投資ができるのは2023年12月末までで、2024年から始まる新NISAの口座は未成年は作れません(参考:新NISAは未成年の子共の口座は作れないの?)。
でも、2023年のうちにジュニアNISAで投資した分は成人になるまで非課税で運用できます。
ジュニアNISAの新規の口座開設は9月29日まで(書類必着・申込受付はそれ以前に終了)で、書類を揃えるのにも時間がかかるので、ジュニアNISAの口座開設を考えている人は早めに口座を作りましょう。(参考:ジュニアNISAの口座はいつまで作れる?口座開設の期限と手順)
未成年でも非課税のNISA口座が作れる「ジュニアNISA」。
ジュニアNISAはメリットが大きいものの「18歳まで払い出しができない」という制限があったため子供のジュニアNISA口座は作っていませんでした。
しかし、2023年にジュニアNISAの制度は終了し、2024年以降は払い出しができるようになったので、5歳の子供のジュニアNISA口座を作ってみました。
ジュニアNISAは長期で運用するもの。長期で見た時の値上がりが大きそうな銘柄や、配当利回りが高い銘柄が多いのはアメリカの上場企業、つまり米国株。
ジュニアNISAで米国株が買えるのはSBI証券 だけなのでSBI証券を選びました。
親の私はSBI証券の口座は持っていましたが、子供の未成年口座は作っていなかたっため、未成年口座の開設とジュニアNISA口座の同時申込で作りました。
このページでは「どんな手順だったか」「どのくらい時間がかかったか」などその時のレビューをしています。
■このページの内容
ジュニアNISAの口座開設に必要だったもの
ジュニアNISAや未成年口座の口座開設に必要なものは、申込の時点で必要なもの(無いと申込ができないもの)と、申込してから用意すればいいものがあります。
■口座開設の申込時に必要だったもの
- 親権者のSBI証券の口座
- 子供の銀行口座
- メールアドレス(親権者と同じで良い場合あり)
■申込した後に必要だったもの
- 子供の身分証
- 子供のマイナンバー
- 住民票の写し(親権者と未成年者の両者の氏名と「続柄」の記載があるもの)
SBI証券に親の口座を作るのと、子供の名義の銀行口座がないと申込ができません(申込時点で口座情報が必要)。
そのため、もし親が口座を持っていない場合はまずは自分の口座をSBI証券 で作りましょう。(参考:SBI証券の口座開設の手順)
それ以外の住民票などは申込して数日後にSBI証券から必要書類が送られてきてからでいいので後から準備すればOKです。
申込の手続きにかかった時間
未成年口座・ジュニアNISAの申込は3分以下
結論から言うと、申込には3分もかかりませんでした。(親の口座開設の時間は入れていません)
未成年口座やジュニアNISAの申込は、親の口座開設よりもかなり簡単に申し込めます。
親の口座の情報を引き継げるので入力は少なく、子供なので勤務先などもないのでほとんど入力はありませんでした。
※ただし、私の場合はSBI証券の口座を持っていたので、持っていない場合はまず親が口座開設を完了する必要があります(最短で申込の翌日)。
ジュニアNISAの口座の申込は未成年口座の口座開設の申込のときに「ジュニアNISAを申し込む」というチェックを入れるだけなので、未成年口座の開設の申込の時点ではジュニアNISA口座を作っても作らなくてもかかる時間は変わりません。
申込書類到着まで5日
ただし、未成年口座は郵送での手続きが必要なので、申込の後は通常の口座開設より日数がかかります。
口座開設の資料が届くのに約5日、書類返送後約10日で口座開設完了の案内(簡易書留)が届くそうです。
ジュニアNISAに関しては税務署の申請があり1〜2週間程度かかるそうなのでさらにかかります。口座開設が完了したらメールでお知らせしてくれます。
申込から開設までどのくらいかかった?
実際にかかった期間は以下の通りです。(参考として私の場合の期間を書きますが、混雑状況などにより左右します)
- WEBで申込 9/16
- 申込書類到着 9/18
- ポスト投函 9/22
- 未成年口座開設メッセージ 10/1
(親のSBI証券画面の「当社からのお知らせ」) - 簡易書留(子供宛) 10/5
(案内のみ、ID・パスワード無し) - 簡易書留(親宛) 10/6
(ID・パスワードあり) - ジュニアNISAの開設完了メッセージ 10/14
(子供のSBI証券画面の「重要なお知らせ」)
※2023年中に口座開設をするには、9月29日書類必着なので、地域によりますが9月27日前にはポスト投函完了、または速達で送るなどする必要があり、申込書類が郵送で到着するまでの日数もあるので20日頃までには申込は済ませておきたいですね。
その前に親の口座開設も完了する必要がある(最短翌日・スマホがなければ数日かかります)ので、早めの手続きをおすすめします。(参考:ジュニアNISAの口座はいつまで作れる?口座開設の期限と手順)
順番に詳しく書いてみます。
申込の2日後に申込書類が届く
申込をした日の2日後、郵便ポストにSBI証券から書類が届いていました。
封筒の中身はこんな感じです(未成年口座やジュニアNISAの申し込み書・案内・返信用封筒などの資料)。
返送の際のチェックシートや、返信用封筒(切手不要)があるので便利ですね。
申込書に記入し、必要なものをそろえて返信用封筒でSBI証券に返送します。SBI証券から届いたもの以外でこちらで用意する必要があるものは以下の通りです。
- 本人確認書類(未成年者)2種類
- 本人確認書類(親権者)2種類
- 続柄確認書類(住民票など)
- マイナンバー確認書類(未成年者)
続柄確認書類は親権者と未成年の名前・生年月日・続柄が記載されている住民票のコピー等で、区役所などでもらいます。
「マイナンバーと続柄が記載された住民票」があれば、1〜4を全て含むので、あとは未成年と親権者の本人確認書類をもう1つずつだけで済み、提出するものが少なくて済みますね。
注意点として、身分証(本人確認書類)には住所が記載されている必要があります。未成年の場合は運転免許証がないことが多いので、健康保険証の人が多いと思いますが、健康保険証は表面に住所の記載がなく裏面に自分で住所を記載するものは、記載して裏面のコピーも同封しないと無効なので、忘れないようにしてください。
必要書類をSBI証券宛の返信用封筒に入れ、ポスト投函しました。(9月22日)
ポスト投函の2週間後に未成年口座開設完了の案内が届く
ポスト投函のちょうど2週間後に、簡易書留で未成年口座開設完了のご案内が届きました。(10月5日)
こちらは子供宛で中身は「口座開設が完了しましたよ」というお知らせの紙が1枚だけ。そこに書かれていたのは「お取引に必要なユーザーネーム、パスワードは、お申し込み頂いたお取引主体者様へ簡易書留郵便(転送不可)でご連絡いたします。」と書かれていました。
まだ取引はできないのかと思ったら、次のようにも書かれていました。
「ご登録いただいた親権者様におかれましては、ご本人様のログイン後の当社ホームページ「口座管理>お客様情報 設定・変更」にて、未成年口座のユーザーネーム、パスワードをお知らせいたしますので、必ずご確認いただきますようお願い申し上げます」
ログインして指定通りに進んでみると、お客様基本情報の横に「未成年口座確認」というリンクがありました。
取引パスワードを入力してみてみると、ユーザーネームとパスワードが記載されていました。パスワードは最後が「****」になっていてまだ確認できませんでしたが、「未成年口座にログイン」というところをクリックしたらそのままログインできました。(ログインはできたけど取引パスワードがわからないのでまだ取引はできません)
その翌日、親宛にユーザーネームとパスワードが記載された別の簡易書留が届きました。(10月6日)
これで晴れて未成年口座の開設が完了し、取引ができるようになりました。
ただ、今回はジュニアNISA口座の開設が目的なのでもう少しです。
この時点で気づいていませんでしたが、SBI証券のログイン後のメッセージボックスでは10月1日に「未成年口座設定完了のご案内」が来ていましたね。(メールでの連絡は無かったので気づきませんでした)
ジュニアNISA開設完了の案内が届いていた
その翌日、未成年口座のSBI証券からのメッセージに「ジュニアNISA申込完了」の連絡が来ていました。(10月7日)
その1週間後、同じく未成年口座のSBI証券からのメッセージに「ジュニアNISA開設完了」の連絡が来ていました。(10月14日)
ただわかりにくかったのが、未成年口座のメッセージに通知が来ていて、未成年口座の申込をしたメールにも親のメールにも、親の口座のメッセージにも何も連絡が来ていなかったため、全然気づきませんでした(※未成年口座にログインしてメッセージを確認しないとわからない)。
そのため、気づいたのはジュニアNISA口座開設完了の1週間以上後でした。
申込時のメールが連絡先アドレスになっていないため、口座開設後に自分で設定しないとメールでの連絡はこないみたいですね(設定したらメールで開設完了の連絡が来ていたのかどうかは未確認です)。
ジュニアNISA開設まで約3週間でした
WEBでの申込から2日後に申込書類が届き、申込書類のポスト投函が9月22日、未成年口座で取引できるようになったのが10月6日(ポスト投函の14日後、メッセージは10月1日)、ジュニアNISAの開設完了メッセージが届いたのが10月14日(ポスト投函の22日後)なので、未成年口座は約2週間、ジュニアNISAは約3週間でした。
※未成年口座にログインしてメッセージを確認しないとジュニアNISA開設完了の案内が見れないため、「まだかなー」とメールを確認ていたもののジュニアNISA口座が開設していたことに気づいたのはポスト投函から1か月以上後でした。
- WEBで申込 9/16
- 申込書類到着 9/18
- ポスト投函 9/22
- 未成年口座開設メッセージ 10/1
(親のSBI証券画面の「当社からのお知らせ」) - 簡易書留(子供宛) 10/5
(案内のみ、ID・パスワード無し) - 簡易書留(親宛) 10/6
(ID・パスワードあり) - ジュニアNISAの開設完了メッセージ 10/14
(子供のSBI証券画面の「重要なお知らせ」)
申込時の案内には「口座開設の資料が届くのに約5日、書類返送後約10日で口座開設完了の案内(簡易書留)が届く」「ジュニアNISAに関しては税務署の申請があり1〜2週間程度かかる」とありましたが、口座開設の資料は2日後に届き、その後はポスト投函から到着・確認までの日数を考えるとだいたい書かれていた通りでした。
親の口座は最短翌日とすぐ作れますが、未成年口座やNISA関係は時間がかかりますね。
まずは親が口座を作りましょう
未成年の証券口座を作るには、その証券会社に親権者が口座を持っている必要があります。
ジュニアNISAは金融機関の変更ができないため、できればまずは親権者がいくつか口座を作ってみて、「この証券会社でいいな」というところを見つけましょう。
親御さんの口座はNISA口座ではなく普通の口座(証券総合口座)で大丈夫、NISAでなければ早ければ申し込みの翌日には作れますよ。(参考:口座開設が早いネット証券、最短はどこ?)
ただ、ジュニアNISAは口座を作れるのも新規の投資ができるのも2023年まで。時間が無い場合は選択肢の多いSBI証券がおすすめです。(ジュニアNISAで外国株が買えるのはSBI証券だけ、SBI証券はジュニアNISAでIPOも申し込める)
証券口座を持っていないという方は、ネット証券の口座開設の手順を参考に口座を作ってみましょう。
無料で口座開設ができて、申し込みも5分程度でできます。
関連リンク
- はじめての新NISA入門 新ニーサのメリットや始め方
- NISA(ニーサ)をわかりやすく説明して!
- ネット証券でのNISAの口座開設方法
- ネット証券のNISAキャンペーン情報一覧
- NISA口座でIPO(新規公開株)が買える証券会社
- NISA口座で単元未満株が買える証券会社
- NISA口座で外国株が買える証券会社
- NISA口座で株取引の手数料が無料のネット証券
- NISA(ニーサ)のデメリットに注意!
- NISA口座の解約(廃止)やネット証券への金融機関の変更のやり方
- 銀行から証券会社へNISAの金融機関変更
- 新NISAは未成年は使えない
- つみたてNISAとNISAの違い
- つみたてNISAの枠を年の途中から使い切る方法
- ジュニアNISAの口座の作り方(口座開設の手順・方法)
- ジュニアNISAの払い出し制限が解消
- SBI証券で5歳の子供の口座開設をしてみました