イオン銀行のつみたてNISAの評判はどう?おすすめとデメリット

イオン銀行の窓口でNISAやつみたてNISAを勧められたり、ホームページやポスターなどの案内を見たりして、イオン銀行のNISAやつみたてNISA、新NISAやiDeCoに興味を持った人も多いと思います。

イオン銀行のつみたてNISAが気になっているけど口コミや評判はどう?という方や、他の銀行と比べてどうなんだろう?証券会社やネット証券の方がいいの?と迷っている方に、イオン銀行のNISAのおすすめポイントやメリット・デメリットを解説します。

2024年1月からイオン銀行の投資用口座はマネックス証券の仲介になるので、イオン銀行とマネックス証券の違いやメリット・デメリットも参考にしてください。(これから口座を作るならマネックス証券で口座を作る方がおすすめです)

イオン銀行のつみたてNISAの評判

イオン銀行のNISAの評判は、窓口の安心感などに対する良い評判(口コミ)と、ネット証券など他社と比べたときの取扱商品の悪い評判(口コミ)が多かったです。

良い評判

悪い評判

イオン銀行のNISAのメリットとデメリット

メリットは安心感や一括で管理できること

イオン銀行のNISAのメリットは、普段使い慣れている安心感や、同じ窓口で一括で管理できること。

投資に慣れていない人にとってこれはけっこう大きいですよね。

銀行の中では投資信託の取扱数が多いというメリットもあります。

デメリットは取扱商品などの条件

それに対してイオン銀行のNISAのデメリットは、他にもっと条件が良いところがあること。

例えばネット証券は取扱商品の種類も多く、手数料も安いものや人気の商品が揃っています。

先程メリットで「イオン銀行は投資信託の取扱数が多い」と書きましたが、それは”銀行の中では”という話で、ネット証券と比べると少なくなります。

「証券会社」というだけですごく敷居が高く感じる人もいるので、「いつも使うイオン銀行」が窓口なのは安心かもしれませんが、長い間運用するなら、選択肢の多さや手数料の違いは大きな差になります。参考:NISAは銀行と証券会社どっちがいい?違いをわかりやすく解説

ちなみにイオン銀行のデメリットではありませんが、イオン銀行の預金口座を持っている人でも、投資信託用の口座やNISAの口座をを作るのには新たな手続きが必要で、マイナンバーや身分証などを用意して口座開設の手続きが必要になります。「貯金の口座を持ってるからそのまま手続きなしで投資信託が買える」と思っている方がたまにいらっしゃるので、そこは間違わないように注意してください。

他の銀行や証券会社と比べてどう?

イオン銀行のつみたてNISAの取扱商品数は、銀行の中ではかなり多いほうですが、証券会社と比べると取扱商品が少ないです。

2023年1月時点でイオン銀行のつみたてNISAの取扱商品数は20本、投資信託の取扱数は331本。

大手銀行の投資信託の取扱数は三菱UFJ銀行が582本、みずほ銀行249本、三井住友銀行195本、ゆうちょ銀行が119本。イオン銀行は331本なので三菱UFJ銀行を除けば大手よりイオン銀行の方が多いですね。

つみたてNISAの取扱商品数は三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行が12本、みずほ銀行6本、三井住友銀行4本。イオン銀行は20本なので大手よりイオン銀行の方が多いですね。

ネット証券だとつみたてNISAの取扱商品数は100本を超えたり、投資信託の取扱数に関しては1000本を超えるところもあります。人気のファンドが買えたり買えなかったりという違いが出てきます。

2024年からマネックス証券の仲介で一気に改善!

イオン銀行は、2024年から資産形成サービスでマネックス証券と提携し、投資信託(つみたてNISA含む)がマネックス証券の仲介に変わります。

つまり、イオン銀行で投資用口座やNISA、つみたてNISAの口座を作ったら、2024年にはマネックス証券の口座(NISAなら新NISAの口座)になるということです。

これでどうなるかというとメリットが大きく、投資信託の数は約300→約1200本、つみたてNISAの数は20本→約150本と大幅に増えます。

メリットは大きいけど、使い勝手が変わって迷ったりといった心配はありますよね。

また今後は「イオンカード」によるクレジットカード決済で投資信託の積立ができるサービスも開始予定。マネックス証券は現時点でマネックスカードでの積立で1.1%のポイントがつくのでかなりお得です。

これからイオン銀行で投資やNISAなどを始めようと思っているなら、2024年になって使い勝手が変わって迷ったりといった面倒が無いように、マネックス証券で口座を作ってしまうことをおすすめします。

参考:イオン銀行とマネックス証券の違いやメリット・デメリット

人気のeMAXIS Slimシリーズはイオン銀行では買えない

他の銀行や証券会社と取扱商品数が違うとどうなるかというと、例えばイオン銀行では、人気のeMAXIS Slimシリーズは買えません。

といった人気のファンドも、イオン銀行では買えないものがあったりします。

ただ、eMAXIS Slimシリーズはマネックス証券で買えるので、eMAXIS Slimシリーズを買いたい人はマネックス証券で始めるといいと思います。

株を買うこともできない

また、銀行と証券会社の違いとして、銀行では投資用の口座を作っても株を買うことはできません。これはイオン銀行に限らずどこの銀行でも同じです。参考:銀行のNISAのデメリット

投資を始めると「投資信託だけじゃなくて株も買ってみたいな」と思う人は多いです。でも、株は証券会社でしか買うことができないので、作った口座が銀行の場合は株を買いたいと思ったら新たに証券会社の口座作る必要があります。

もし、株取引も視野に入れているなら、はじめから証券会社で口座を作った方がいいですね。マネックス証券はスマホやパソコンからネットの手続きだけで簡単に口座を作れますよ。

イオン銀行のNISAはどんな人におすすめできる?

イオン銀行のNISAやつみたてNISAがおすすめできるのは、普段イオン銀行を使っている人でとにかく「いつもの窓口で相談して安心して始めたい」「貯金の口座と一緒のところで管理したい」といった人で、「そのために投資できる選択肢が少なくてもいいし、手数料が高くてもいい」という人です。これは良い悪いではなく、重視するポイントの話ですね。

投資や金融の知識が豊富な人は、手数料が安かったり取扱商品が豊富なネット証券などと比べて「イオン銀行は良くない」などと言いがちですが、それはあくまで詳しい人の話。

詳しくない人にとっては「いつものゆうちょが安心できる」「窓口を一つにしないと訳が分からなくなりそう」といったこともあります。

たしかに長期で見たり大きな金額の運用になると、0.1%の違いが100万円を超える差になったりすることもありますが、どんな点を重視するかは人それぞれなので、自分にあう基準で選ぶと良いと思います。

心配な人はいきなりNISAやつみたてNISAではなく、まずはNISAではない普通の投資信託の口座を作って、小さく買ってみるといいと思います。

イオン銀行の投資信託は1万円から、積立(投信自動積立)の場合は毎月1000円から購入できます(一部商品を除く)。

マネックス証券なら投資信託は100円から買えます。積立でもスポット(単発の購入)でも100円から購入できます。

「イオン銀行の窓口で相談したい」というこだわりが無ければ、マネックス証券なら100円から買えるところも多いので「ためしに買ってみる」ときの心理的なハードルは低いし、最初からマネックス証券を使っていれば2024年に変わった時に「これってどうなるの?」といろいろ考えなくていいですよ。

新NISAに関しての補足

イオン銀行に限らず2024年からNISAは新NISAに変わります。2023年のうちにNISAかつみたてNISAの口座を作っておけば、2024年に新NISAが始まったらすぐに使うことができます(参考:新NISAの口座は今すぐ作れる?早く始めたい人のための最短の始め方)。

また、新NISAは未成年は口座を作れません。未成年がNISAを利用して投資をしたい場合は、2023年のうちにジュニアNISAの口座で投資をする必要があります。ジュニアNISAの口座は0歳でも作れますよ。(参考:新NISAは未成年の子共の口座は作れないの?)。

もうNISA口座作ったけど解約して他に変えられる?

「もうイオン銀行でNISA始めちゃったけど、この話を聞いたら自分は他のところがいいと思った」といったような場合は、NISAの口座は年ごとに変更することもできます。

変更の手続きは面倒なのでできれば「ここ」と決めて変更した方がいいですね。

NISAやつみたてNISAを始めること自体はメリットが大きくとても良いと思います。早く始めれば始めるほどお得な金額も大きくなります。

ただ、NISAの口座は1人1口座しか作れないので、イオン銀行でやるのが良いかどうかは、他と比較して考えた方が良いです。

NISAではない投資信託口座や、証券会社の総合口座は、複数の銀行や証券会社で作ることができるので、まずはNISAじゃない取引で試してみるのがおすすめです。

とは言っても、手続きさえすれば「来年からは○○証券で」というように、他社に変更することはできるので慎重になりすぎなくても大丈夫ですよ。

>> ネット証券の口座開設方法を図解で解説
>> ネット証券のキャンペーン情報一覧

関連リンク