新NISAや積立NISAは銀行ではやめたほうがいい3つの理由

新NISAや積立NISAは銀行ではやめたほうがいい3つの理由

新NISAやつみたてNISAをどこでつくるのがいいか?と迷っていて、いつも使う銀行を選択肢の候補にしている人が多いですが、銀行以外の選択肢を知って比較すればするほど、「新NISAや積立NISAは銀行はやめたほうがいい」と思う人が多いです。

そのくらい銀行の新NISAやつみたてNISAはネット証券と比較したときにものすごい差があります

もちろん、銀行のメリットもあるので悪いわけではないのですが、NISA口座は1人1口座しか持てません。

銀行のNISAをネット証券と比べたときの違いを客観的に比較したときにあまりに差があり、それを知らないまま口座を作ってしまう人が多いので、銀行以外との違いもちゃんと知ったうえで比較検討しましょう。

男性

銀行の新NISAや積立NISAが悪いわけではなく、客観的に比較したときに「ネット証券のほうがあまりにも有利」というのが「銀行のNISAはやめたほうがいい」と言われる大きな理由です。

積立NISAは銀行はやめたほうがいいと言われる理由

積立NISAは銀行はやめたほうがいいと言われる理由は大きく3つあります。

  1. 株やETFや米国株が買えない
  2. 投資信託の取扱商品数も大きな差がある
  3. クレカ積立ができない

この3点があります。

銀行の新NISAや積立NISAが悪いというわけではなく、「ネット証券と比較したときにネット証券のほうが有利すぎる」というのが積立NISAは銀行はやめたほうがいいと言われる大きな理由です。

1.株やETFや米国株が買えない

銀行のNISAでは株やETFを買うことができません。

そうなると当然ですが、今人気の米国株や外国ETFなども買うことができません。

この「株が買えないって知らなかった」というのは、銀行でNISA口座を作って後悔した理由で大きな割合を占めます。

男性

株を買って配当金や株主優待をもらうとか、Appleの株主になるとか、銀行のNISAではできないんです。

2.投資信託の取扱商品数も大きな差がある

もう一点の大きなデメリットは、投資信託の取扱本数がネット証券と比べてかなり少ないことです。

銀行の一般NISAで買える投資信託は多いところで数百本(多い三菱UFJ銀行で約500本、ゆうちょ銀行で約150本)、少ないところだと数十本しかありません。

つみたてNISAになるとさらに少なく、銀行はほとんどが20本以下、10本以上あれば多いほうで、少ないところだと5本以下という銀行も多いです。

男性

マネックス証券楽天証券などの大手ネット証券の場合は投資信託は数千本、つみたてNISAも150本以上の商品から選べるため、運用コストの安い人気の商品も選べます。

3.クレカ積立ができない

つみたてNISAや新NISAのつみたて投資枠でクレジットカードで投資信託を積立してポイントをもらうということが銀行のNISAではできません。

これができるのは今のところネット証券だけです。

男性

特にマネックス証券は年会費をかけずに最大1.1%のポイントがつけられるので、これだけでもけっこう大きな差になります。※

※年会費550円(税込)ですが、初年度無料+年間で1度でも利用すれば翌年無料なので、つみたてNISAのクレカ積立で使う限り年会費はかからずに使えます。


関連記事:銀行のNISAのデメリット
地方銀行のつみたてNISAのメリット・デメリット

銀行のNISA口座も良いと思います

銀行のNISAのデメリットや積立NISAは銀行はやめたほうがいいと言われる理由を紹介しましたが、これはあくまで一般的によく言われることで筆者独自の意見ではありません(同意はします)。

ただ、投資に詳しくなくてまわりにもいろいろ聞ける詳しい人がいない場合などは、コールセンターしかないネット証券よりも窓口で顔を見ながら相談ができる銀行のほうがその人が投資を始める良いきっかけになるという人もいるかもしれません。

ネットしかなくてわからなくて何もスタートできないより、手取り足取り教えてくれて始められたほうが現実が変わります。

選べる選択肢が少なくても、そのほうが迷わず選べる人もいるし、結果的に利益が出ればそれでいいかもしれません。

人の価値観はそれぞれなので良い悪いという正解はありません。

ただ客観的に考えると、もし私の知り合いが銀行でNISA口座を作ろうとしていたらいったんは以下の理由で止めると思います。

参考:NISAは銀行と証券会社どっちがいい?違いをわかりやすく解説

そのうえで、銀行を選ぶならそれでいいと思います。

ただ、その場合でもネット証券の口座は無料で作れるので、NISAは銀行でもネット証券の口座だけは作っておくようアドバイスをすると思います。

口座の変更は年度ごとに可能

新NISAは年度ごとに金融機関の変更が可能です。

安心できるいつもの銀行でNISAを始めてみて、やっているうちに詳しくなって「あのとき銀行のNISAはやめたほうがいいって言っていたのはこういうことか!」とわかったら、翌年からNISAの口座変更をすればいいです。

NISAの金融機関変更という手続きもあり、一生変えられないものではないので、慎重になりすぎなくても大丈夫ですよ。

ネット証券は無料で口座開設できますし、口座開設キャンペーンを行っていて口座を作るだけでお得なところもありますので、銀行のNISA口座を作る前にまずは試しに口座を作ってみて検討してみて下さい。

>> ネット証券の口座開設のやり方を図解で解説
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