ブックビルディング(ブックビルディング方式)

ブックビルディング(ブックビルディング方式)とは、IPO(新規公開株)の売り出し価格を決めるときに投資家に行われる需要予測です。IPO(新規公開株)の抽選に参加する場合はこのブックビルディングの期間に申し込みをします。

IPO初心者のかたは上場日を待ってIPOの銘柄を買うと思っている方もいるようですが、上場日では遅いです。ブックビルディングに申し込むことでIPOの抽選に参加することができ、そこで当選すれば公募価格で買うことができます。

ブックビルディングってどんな感じ?

例えばIPOのときに幹事の証券会社が「公募価格は2000円くらいかなー」という予測をし、「1800円〜2100円」といった幅を持たせた金額(「仮条件」と言います)で投資家に「この金額内でいくらで買いますか?」という仮条件の提示がされます。

仮条件を見た投資家が「じゃあいくらで買いたい」というように金額を決めて申込をします。

この申込をする期間がブックビルディング期間で、上場日より少し前になります。IPOの公募価格で株を買いたい場合は、上場日ではなくブックビルディング期間の最終日までに申し込みをしなければ抽選に参加できません。

証券口座を持っていて資金も入れてある場合は良いのですが、これからIPOに挑戦するという方は注意して早めに準備をして下さい。

ブックビルディング期間に申込をすると公募価格で購入することができるのですが、基本的には実際に売り出される株数よりも申込数が多くなって抽選となることが多い(というかほとんど)です。

当選したら買わなきゃいけないの?

決まった公募価格を見て「やっぱり買わない」もOKで、その場合は補欠の人に当選が繰り上げられます。

 

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