「IOC」は今の株価でたくさん買いたいときに便利な注文方法

IOC注文とは「今すぐ約定しなかった注文はキャンセルされる」という注文方法です。

成行もしくは指値で注文し「今すぐ約定しないなら買わない」「今すぐ約定する分だけ買う」といったことをしたい場合に使います。

普通に注文を出したらその場ですぐ約定しなかった分も注文は有効なので、すぐにキャンセルしないといけませんが、発注してキャンセルするまでの間に違う株価で約定してしまうかもしれません。

そんなときにIOC注文が使えます。特に「買いたい株数が多いとき」などにIOC注文は使えます。

「買いたい株数が多いとき」にIOC注文は使える

例えば「今の株価で10000株買いたいけど、もし株価が変わるなら買いたくない」といったとき。

買いたい株数が多いときは全部がすぐに約定しないことが多いです。

10000株で「指値注文」を出すと、「そのうちの5000株はすぐに買えたけど残りの5000株は未約定の注文になり売買の成立待ちとして板に残ってしまう」といったことになります。

10000株で「成行注文」を出すと、「そのうちの5000株は今の株価で買えたけど残りの5000株は株価を上げながら高く買ってしまう」ということになります。

板に大量の買い注文が残ればそれを見た他の投資家も買いにきて株価が上がってしまい、希望の値段で買えないかもしれません。成行だとそもそも自分の注文で株価を吊り上げてその高い株価で買ってしまいます。

そうならないために使えるのがIOC注文です。ちなみにこのIOC注文は取引時間中にしか発注できません。

マネックス証券のIOC注文の解説では以下のように説明されています。

  • 「注文を出してすぐに約定せず残った部分は即キャンセルしたい」という場合に、成行や指値と合わせてIOC注文の指定を行うと、残った注文が板に残りません。
  • 「今すぐこの条件であれば約定させたい、今すぐでなければ残りはキャンセル」という発注が可能になります。
  • すぐに約定できなかった注文数量は自動的にキャンセルされる仕組みですので、「注文を取り消したい」と思っても間に合わないリスクを回避した発注が行えます。

IOC注文が使える証券会社・ネット証券

IOC注文は全ての証券会社で使えるわけではありません。

ネット証券では使えるところが多く、大手証券会社や準大手証券会社は使えないところが多いです。

詳細は注文方法で証券会社・ネット証券を比較のページの「注文の執行条件で比較」の項目を参考にしてください。

 

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使える株式用語一覧

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EPS(一株当たり純利益)
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IOC
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