配当性向

配当性向というのは、その企業が出した利益のうちどのくらいの割合を株主に還元するかという値です。

例えばある企業が発行している株式が100万株で、その企業の出したある期の純利益が100億円だったとします。100億円を100万株で割ると、一株当たり1万円の利益が出たことになります。(これが一株当たり純利益(EPS)です)

この一株あたり1万円の利益のうち、どのくらいを株主に配当金で還元するかが配当性向です。

この例の場合、配当性向50%なら5000円、配当性向40%なら4000円が配当金として株主に支払われます。

一株当たり5000円だとすれば100株持っていれば50万円の配当金がもらえることになります。(実際はそこから税金が引かれ手取りは約40万円になります)

このもらえる配当金が今の株価に対してどのくらいになるのかが配当利回りです。一株当たり5000円の配当で株価が50万円なら、配当利回りは1%ですね。株価が100万円だったら配当利回りは0.5%に下がります。

配当性向は高い会社のほうが良いの?

ここまでを見ると、株主にたくさん還元してくれる配当性向の高い会社の方が良い会社のように思うかもしれません。

しかし、利益をたくさん株主に還元するということは、その分をシステムや雇用や新しい事業などへの投資に使うことができないということでもあります。

配当金は出さず、その会社の価値を上げることによって(株価が上がることで)株主に還元することを目指すというスタンスの会社もあります。

これはどちらが良い悪いではなく、投資家がどちらを選ぶかという話です。

利益をたくさん配当金でまわしてほしいのか、どんどん投資して成長して株価を上げてほしいのか、というスタンスの問題です。

配当性向が高ければ安定的にたくさんの配当金が入ってくるかもしれませんが、株価が一気に上がるような大きな成長の可能性は利益を再投資できない分だけ低くなります。

もちろん配当性向が高くても資金効率が良かったり、また配当金の利回りが良ければ配当金目当てでその会社の株を買う人も増えてくるので、それによって株価が上がるということも期待できます。

これはその時の株価や市場の状況によりますので、いろいろ総合的に考えて判断する必要があります。

まずは自分がどういうスタンスでその企業に投資をするかを決めることが大事です。

 

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