米国株で空売りや信用取引はできないの?やり方はある?

アフターコロナの米国株の上昇がすごく、NYダウ平均株価S&P500が連日最高値を更新したり、Appleamazonテスラなど個別企業の株価上昇もすごく、日本でも人気が出ていますね。

そこで気になるのが空売りを使って米国株の下落局面でも利益を上げることができるか?ということです。

今後またコロナのような事態が起きたときや、「この会社の今の株価は上がりすぎだよな」という銘柄を見つけた人もいるかもしれません。

しかし、日本株では信用取引口座を開設したら空売りができるのですが、米国株の取引に信用取引は使えません。

ただ、信用取引と似た制度を使って米国株取引でも空売りをすることができるし、信用取引のようにレバレッジもかけられるので、このページでは米国株取引での空売りのやり方を解説します。

■このページの目次

米国株は空売りできないの?

米国株の個別銘柄がネットで買えるのはそもそも主要ネット証券ではマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社だけと少ないのですが、この3社ともに米国株では空売りができません。

■主要ネット証券で米国株の空売りはできない

そもそも日本のネット証券は米国株取引で信用取引ができないため、信用取引を使って行う空売りはできません。

ただ、やり方はあります。信用取引と似たCFDという制度を使って米国株取引でも空売りをすることができます

CFDは厳密には信用取引と違うのですが、信用取引と同じく「売りから入れる」「レバレッジ取引ができる」という特徴を持っています。

このページは「米国株の空売りをする」という目的のための説明なので、「CFDは日本株の信用取引のようなもの」と思ってもらってかまいません。(厳密には違うのですがそのほうがわかりやすいです)

つまり、CFD取引で米国株の個別銘柄が買える証券会社にCFD口座を作れば、米国株の個別銘柄などの空売りをすることができます

米国株取引で空売りできるネット証券はどこ?

現在、主要ネット証券で米国株の空売りができるのはGMOクリック証券です。

GMOクリック証券は通常の米国株取引は対応していませんが、CFDで米国株の個別銘柄も一部取引が可能で、そちらを使って空売りができます。スマホでも取引できますよ。

※通常の米国株取引ができるネット証券(マネックス証券・SBI証券・楽天証券)の3社では、米国株の空売りはできません。

米国株で空売り注文をするやり方

GMOクリック証券のCFDで米国株の空売りをする手順を解説します。

基本的には日本株で空売りをするのに「信用取引口座を作って売りから入る」のと同じで、米国株の場合は信用取引口座の代わりに「CFD口座を作って売りから入る」というだけです。

そして、米国株の個別銘柄で対応しているのがGMOクリック証券ということです。

1.まずはCFD口座を作る

まずはGMOクリック証券でCFDの口座開設をします。CFDの口座開設には証券取引口座の開設も必要です。

GMOクリック証券の証券口座を持っている人は、信用取引口座を開設するのと同じように、CFD口座を開設します。

GMOクリック証券の証券口座を持っていない人は、まずはGMOクリック証券で普通の証券口座を開設します。CFDの口座開設には証券取引口座の開設も必要です。証券口座の開設を申込するときに、チェックを入れるだけでCFDの口座も同時に申込できます。

GMOクリック証券のCFDの口座開設は証券口座開設を申込するときに、チェックを入れるだけ
口座開設申込画面

2.空売り注文を出す

CFDの口座開設ができたら、ログインして上のほうにある「外国株」のボタンを押します。

GMOクリック証券のCFDのトップ画面から外国株の注文画面へ

検索バーが上に出てくるので、銘柄名やティッカーなどを入力し、クリックまたは横の虫メガネボタンを押します。

GMOクリック証券のCFDの外国株の画面

個別銘柄の詳細画面が出てきます。右側のほうに注文画面があります。

個別銘柄の詳細画面

注文画面の部分を拡大すると以下のようになっています。

外国株の注文画面の拡大

BID(売)が売気配、ASK(買)が買気配と同じです。(実際は少し違うのですが、ほぼ同じ意味だと思っていて大丈夫です)

空売りの場合は「売」のボタンを押し、注文タイプ(成行・指値・逆指値)を選択、取引数量や注文価格などを入力したら「確認画面へ」のボタンを押します。(横の「確認省略」にチェックを入れれば確認を省略して即注文することも可能です)

注文確認画面の拡大

確認画面で、「注文確定」を押すと発注されます。

CFDで空売りできる銘柄は限られている

上記の手順で米国株の個別銘柄の空売りができることを解説しました。

ただ、空売りできる個別銘柄は限られていて、米国株の主要な58銘柄と、香港株の主要な22銘柄です。

AppleAmazonGoogle(Alphabet)Facebookテスラなどの人気銘柄はもちろん、デルタ航空やボーイングなどの航空関連、医薬品のファイザーも空売りできます。(※銘柄は2021年7月25日確認時点、最新の銘柄は公式サイトで確認してください)

空売りだけでなく、信用取引のようにレバレッジ取引ができるので、少ない資金でより多くの銘柄に投資することも可能です。

個別銘柄だけでなく、NYダウ平均株価S&P500などの指数も空売りすることができます(先物の売りになります)。米国以外の国の指数の先物やETF、金や原油、リートなども買いも空売りもできます。

各証券会社の手数料や取扱い銘柄数などの比較は米国株が買える証券会社のページを見てください。

■米国株取引の関連ページ

※このページの主要ネット証券とはマネックス証券・SBI証券・楽天証券・SBIネオトレード証券・岡三オンライン証券・auカブコム証券・GMOクリック証券・松井証券・マルサントレードの9社を指します。